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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーとモコ 2
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首輪 1


 ちょっと干し肉ショックはあったが、幸太郎は気を取り直して



もう一度『隷属の首輪』についてモコに質問する。





「その首輪は命に関わるものなのか?」





「いいえ、この首輪はご主人様に逆らったり、


逃げようとすると締まりますが、普段は苦しくも何ともありません。


ご主人様に忠誠を尽くす限り、命に関わったりはしません」





「さっき『手綱』って機能があったけど、


他には何か首輪に機能はついてるのか?」





「他には・・・。ご主人様の許可なく他人が私に触れると静電気のような、


小さな雷が走ると人狩りが言ってました。要は、他人が


勝手に私を連れてゆくことができないようになってるそうです」





「ふーん。そして、所有者が死ぬと、次にモコに触れた者を


新しく所有者として首輪が記憶する・・・か」





「はい。ですから、私はご主人様を命をかけてお守りいたします」





幸太郎は眉を寄せた。はっきり言って『よくできてる』



そんな気がした。特に『所有者』の部分が練りこまれている。



先ほど、幸太郎は盗賊との戦いで一度死んだ。



しかし、首輪は幸太郎が『死んでいる』にも関わらず、



所有者を解除しなかった。



これは幸太郎の死体の中にまだ魂か、意識がとどまっている・・・と



首輪が感知していることを証明していた。










(C)雨男 2021/11/19 ALL RIGHTS RESERVED







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