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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーとモコ 2
129/1043

理由


『白紙委任の森』は森の中の空間が滅茶苦茶に入れ替わる。



まるで抽象絵画のように。この中ではドライアードの



許可がある者以外は、自分の体さえ滅茶苦茶に見える。



自分の振り下ろした剣が自分の頭に刺さる、そんな世界なのだ。








バルド軍は何もできなかった。突入した部隊は全て死んだ。



一方、亜人たちは一人の死者もでなかった。








『白紙委任の森』の攻略法はただ一つ。森の端っこから大木を順番に



地道に一本ずつ切り倒すこと。



ただし・・・当然、その間はやられっぱなし・・・ではあるが。








バルド軍は再び1000人近い死者を出して、『商業都市ユタ』に撤退。



バルド軍は何がしたいのか全く分からない。そしてジャンバ軍が放った



密偵の伝書鳩が驚くべき報告をもたらした。








『アルカ大森林へ 向かった 理由 ダークエルフの美女が ほしい』








『ジャンバ王国』国王ニュグカーと、アナスタシアは目まいがした。



いや、何かの間違いでは? むしろ、そうであってほしいとさえ願った。



しかし、帝都へ放った密偵も、商人に化けた密偵も、



全く同じ報告をしてきた。マジかテメー








全て、コルトのきまぐれだった。



アナスタシアを手に入れるのが時間がかかると思ったら、



じゃあもういい、ダークエルフの美女を手に入れろ、と。



被害甚大となったら、やっぱりアナスタシアを狙え、と。










(C)雨男 2021/11/16 ALL RIGHTS RESERVED






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