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馬車1000台


「ここには、あれから誰も来てないよね?」





「はい。盗賊の仲間はいないようです」





「よし、ではここを離れてシェルターを作ろ・・・そうだ、モコ、


この世界では、この人狩りと盗賊の遺品の所有者は誰になる?


警察なんてないだろうし・・・どうしたらいい?」





「もちろん、最初の発見者であるご主人様のものとなります」





(やっぱり、そうなるのか・・・)幸太郎は小さく溜息をついた。





「ご主人様。馬車の中や盗賊から金品などを集めてまいりましょう。


あとは欲しいものを持てるだけ、手分けして・・・」





「ああ。俺は『マジックボックス』があるから、食器とか


代わりの服とかがあれば、みんなもらっていくとしよう。特に食料!」





「『マジックボックス』をお持ちなのですか! 


すごいです! それはどのくらいの量が入りますか?」





幸太郎はちょっと考えた。大型タンカーなどと言ってもわからないだろう。





「まあ・・・そこの馬車なら1000台くらい入るかな」





幸太郎はちょっと控えめに言った。





「えええ?! 馬車が1000台もですか?! 


本当に?! そ、そんな容量なんて聞いたことがありません・・・」





「え? そうなのか? 珍しいのか・・・。でも本当なんだよ。


俺、この世界の人間じゃなくて、


『マジックボックス』はムラサキさんにもらったんだ」





「こ、この世界の人じゃない・・・? ご主人様はいったい・・・?」





「まあ、ともかく話はあとにしよう。ではもらっていく物の方針を決める。


ちょっと避けてほしいものがあってね・・・」










(C)雨男 2021/11/13 ALL RIGHTS RESERVED







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