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首輪の所有者


「えー。では敬語は無しでいこうか。俺のことは幸太郎って呼んでくれ。


・・・ところで、モコ、なんでここで待ってたんだ? まるで


俺が生き返るのを知っていたような・・・」





「はい。ご主人様が1時間ほどで生き返ると、ガイコツさんに聞きました。


本当はとても信じられなかったのですが・・・この首輪の所有者が


ご主人様から解除されませんでしたから、きっと生き返ると理解出来ました」





「そうか。最後にカルタス殿が何か話していたようだったが、


俺が生き返るって話をしていたのか。・・・え? 


『首輪の所有者』って何?」





「え? もちろん、この『隷属の首輪』の所有者が


ご主人様になっていることです。


つまり、モコはご主人様の奴隷です」





「??? いやいや、俺、奴隷なんて買った覚えはないけど?」





「ああ。えーと・・・。順番に説明しますと、私は人狩りに襲われて、


この首輪をはめられました。所有者は人狩りの誰かになっていたはずです。


その後、盗賊に人狩りは殺されました。首輪の所有者は一度消えて、


そのあと私に触れた盗賊の誰かが所有者として登録されたはず。


そして、盗賊が死んだあと、私は幸太郎様に触れました。


その時に幸太郎様が私の所有者として登録されたのです。


ご主人様は確かに一度亡くなったようですが、


首輪の所有者はそのままでした」





「つまり、所有者が死ぬと、その次に触れた人が所有者になるってこと?」





「はい。その通りです。ご主人様」





なんじゃそれ・・・。










(C)雨男 2021/11/12 ALL RIGHTS RESERVED







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