表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
106/1043

決着


 ゴーストたちは幸太郎を支えて空中へ立たせた。



幸太郎は目の前に、いつの間にかカルタスたちが来ていることに気がついた。



カルタスと4人のガイコツの騎士は膝をついて頭を垂れて控えていた。





「幸太郎様。あなた様より受けた大恩に報いるために、今より我ら5名、


幸太郎様にお仕えいたします。これは殿下のご意向でもあります」





幸太郎は声を出そうと思ったが、もうすでにその力は失われていた。





「幸太郎様。我らに命じて下さい。今すぐに」





(お願いだ・・・あの・・・少女を・・・たす・・けて・・・)





「承知いたしました幸太郎様!!」





カルタスと4人のガイコツの騎士の目が光る。空中を乱れ飛ぶ



ゴーストたちは一斉に叫んだ。





『あなた様の嘆きは・・・我らの嘆き!』


『あなた様の悲しみは・・・我らの悲しみ!』


『あなた様の怒りは・・・我らの怒り!!!』





そのとたんゴーストたちは全て凄まじい憤怒の形相に変わった。








ゴーストたちは濁流のように盗賊たちに襲い掛かる。



盗賊の足に巻き付き、腕に巻き付き、体にしがみつき、首や肩に噛みついた。



カルタスたちが怒りの咆哮をあげ、断罪の剛剣を振り下ろし、



盗賊たちの頭を容赦なく叩き割った。








わずか数秒での決着だった。










(C)雨男 2021/11/12 ALL RIGHTS RESERVED






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ