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3年間の片思いした自分の物語

作者: メル

恋愛の事を考える事を辞めた良い年こいた30代のオジサンの自分がいる。

その理由は一人の好きな女性に告白出来ずに振られてしまったからだ・・・

しかも3年間片思いしていた女性だった。

その女性は二人の子持ちのシングルマザーの女性。


それは4年前から始まり、まだ一人の女性に片思いしていない頃から話が始まる。

会社員として働いていた自分が自身で生活費の為に作った借金と今後の生活費を稼ぐ為に本業に内緒で副業を始めたのだ。

その副業先に選んだのはフリーターで経験していた媒飲食のチェーン店だ。

入っては辞めての繰り返しで6、7年間やっていた飲食業だったので経験もあり、やるならと思い、媒飲食のチェーン店を選んだ。


入ってすぐに、片思いしていた女性とはシフトが被る事はなかった。

何週間に1、2回被り、お互いに簡単な自己紹介して会話もなく黙々仕事をしていた。

その数か月後には少しずつ被るようになったが、その時も別に仕事以外で会話も余りする事が無く、お互いに素っ気ない感じだった。

別に仕事以外会話する理由もなく、生活費の為もくもく働きたいと思っていたから、周りの人もまだしも、その女性とも仲良くなる理由がなかった。


その当時は、出だしとは異なるが、自分には別に好きな女性がいたからだ。

本業として勤めていた職場(印刷会社)に先輩社員の女性で管理課の事務をやっていた方で、悩み事があった際に色々と相談に乗ってくれていた良い方だった。

その女性と初めて会ったのはハローワークの紹介により面接で伺った時で、採用担当もやっていたとの事で面接も案内をしてくれて、採用になった際も連絡もくれて職場見学も同席してくれた良い人だった。

その時に知ったのは、女性は結婚していたのと事だった。

職場に慣れて数か月後には歓迎会にも出てくれた・・・と言うより、自分が上司に相談も無く勝手に誘ってしまったのだった。

当たり前の事だが、その上司には物凄く怒られてしまった・・・・

その人と一緒にいたかったのもあり、歓迎会終わった後に結婚している事を知っていて、

「結婚されているんですよね?」

「うん、してるよ、どうかしたの?」

「残念です・・・」

「何が・・??」

「実は狙ってたんですよ・・・」

「・・・?」

「初めて会った時から、一目惚れしてお付き合いしたいと思っていました・・・」

「そうなんだ・・・ごめんね・・でも嬉しい!」

素っ気ないチャラ男では無いが、あっさりした告白で、その人とは先輩後輩・上下関係と形で維持する事になった。


勤務して9ヶ月後に彼女がいる営業所・工場に異動になり間接的に一緒になる事が出来て半年ぐらいは同じ職場で働く事が出来た。

異動になったのは、その工場の移動先の部署で定年退職を迎えた人がいて、その人の穴埋めと言う形で、その部署に配属になった。


異動してすぐで当たり前の事だが、その人とマトモに顔を合わせる事が出来なかった。お互いに業務で忙しければ彼女が所属している管理課とは余り関わり持てない部署だったからだ。異動して初めて会う方々から言われていた事があった。

それは彼女が所属している管理課には色々と悪い噂が流れていて評判が良くないとの事だった。

その時の自分には何故評判が悪いのか?知らなかった。・・・と言うより知ろうともしなかった。


暫くして、その女性と多少仕事でも関わる事が多くなり、一度は割り切ったつもりが、その人と関わる内に好きな気持ちが蘇り、会話する度・会う度、気持ちが高まっていた。

しかし、その人は転職の関係により退職し姿を消してしまった。

告白も出来ずに、しかも辞める数週間前に相談しようとしたら引き継ぎ業務で構えないとの事で最後の日に挨拶しようしたけどマトモに挨拶も会話も出来ずに終わってしまった。

その人が居なくなって数か月後に、仲良くしていた同僚の人達から聞いた話で聞きたくない事実を知ってしまった。


その内容は、退職した女性はFacebookとTitterで会社・社員の悪口を書いていたとの事で、しかも相談していた内容を書いてバラして、「バカ」だの「アホ」だの色々と悪口を書いていた。他には存在そのものを否定するような事、会社が倒産してしまえば良いとか余りにも酷い内容を書いていて、それがバレて会社の上昇部の人達から始末書を書いて謝罪するか自ら退職するか選ぶように言われたら辞めると言い出し、そのまま辞める事を決めて辞めたとの事です。

他にも聞いた話では、その人は結婚していた男性と離婚してしまい、その腹いせに周りの人間の不幸を楽しみ、言い方を良くしながら暴言を吐いて傷つけていたとの事でした。

しかも、彼女の上司達も「注意しても治らない」「間接的に良くする」とか色々と適当な発言し見て見ぬフリしていて何も注意をしなかったと言う。それでは彼女も含め、その部署の評判が悪いのも当たり前の事だ。

自分もその話を聞いて知りたくない事実を知り、その人に良い様に騙されていたと言う。

それを理由に恋愛も考える事も周りの人達と関わる事を拒否してしまった。


その気持ちを引きずってしまった状態で副業先に働きに行っていた。

余り話をしなかった片思いの女性(当時、恋していなかった時)から仕事の事で色々と話し掛けられた。その時はぎこちない感じだったが、その人とシフトが被った時は少しずつ会話するようになった。

その人とは半年ぐらい、ややぎこちない状態の会話のやり取りが続いた・・・・

でも、その会話があったおかげなのか、周りの人達と関わる事を拒否的な考えが無くなり、周りの人間と彼女と触れ合う事が多少出来るようになった。


その半年後には自分は勤めていた会社を辞める事になり、その有給休暇の消化の関係により、少しだけ多めに副業先に入るようになった。

辞める事になったのは自宅から勤務地まで通うのに2時間半もかけて通勤していたのと職場の自分が所属していた部署でタチの悪い上司と関係が悪くなったのと他には今では法に触れる事になろう労働基準法を無視していて金銭面・就業面・待遇面で色々と嘘ばかり付いて、人手不足の状態で重労働と言う事があった為、正直、会社のやり方に着いていく事が出来ずに自分から辞める事にしたのだ。


それを理由に余り会話しなかった女性と会話する事が多くなり、会話し触れ合っていく内に自分の中で意識し始めていたのか、最初は気のせいと思っていた。

しかし、その人を前にすると上手く挨拶が出来なかったり目を逸らしてしまったりで意識してしまっていたのか自分自身でもおかしいと思っていた。


その女性が周りの人と楽しく会話しているのを見ると悲しくなったりイラついたり複雑な気持ちになって余り気にしていなかった事が気になっていた。

そして、その彼女とシフトが被った時に仕事中会話していて自分は彼女により先に上がり、休憩室に入って、すぐに彼女が入ってきて、

「あの、言い忘れていたんですが・・・」

「・・・・?」

「靴が汚いので、靴を綺麗にしましょう!みっともないです!!」

「スミマセン・・・気を付けます・・・」

彼女は何事無く仕事に戻った。

ドラマ・マンガみたいではないが、相手に良い意味で強く言われると胸が打たれる・・・胸キュンと言う物ではないのだが、強く注意してきた彼女に心を打たれた・・・

その時に初めて自分の中で気付いたのが、「俺は、この女性が好き!恋をしてしまったんだな・・・!」と自覚した。

これが自分の3年間の片思いの物語の始まりになる。


出だしとは関係にない別の女性への片思いの話をしてしまったが、自分が好きなった女性が副業先にいるとの事だ。

本名を明かす事は出来ないので仮名「S」さんにします。又の名は「シスターさおり(ペンネーム)」

物語の主人公?の名前も仮名で「自分」にします。又の名は「メル(ペンネーム)」


転職した先は営業事務の会社であり、そこは完全週休二日制の会社で土日祝休みで副業も働きに行く事も出来る程、自身にとっては条件がマッチしていた。

それを良い事に土日祝は副業先に入って働き、心に決めた彼女「S」さんとシフトが被り一緒に働く事が出来て万々歳と言う最高な気分だった。

シフトが被る事が多くなったのもあったのか、「S」さんとのぎこちない関係もやや良くなり、軽い世間話も出来るように楽しく会話出来るようになった。

世間では好きな人には会って間もないのに告白したりデート誘ったりするのが当たり前だったりしますが、過去に王道的にデート誘ったり告白して失敗した経験があり、女性相手に一言声掛けるのに勇気を持って話し掛けると言う情けない自分には難しい話・・・・

なので、ちょっと斜めに傾く徐々に仲良くなって好感度を上げて、デート誘って告白する考えで動く事にした。

自慢話ではないが・・・こんな自分でも人生に3回は好きな女性には告白した経験だってある。

ドラマ・マンガの名言ではないが、「好きな人はあなたです」「ずっと・・ずっと・・・ずっと・・・!!好きでした・・・!!」「付き合って下さいって言ったら、付き合ってくれますか・・・?」等、自分では言うのはおかしいな話だが、男を見せて告白した事があるのだ。思い出すだけでも恥ずかしい事もあるけど・・・一部話が被るがチャラ男みたいな告白の仕方でもあるのだ。

って言ってもフラれたのも現実です。


ちょっと斜めに傾く徐々に仲良くなって好感度を上げながらと言う事だが、その彼女は周りの人間関係を大切にする方ので、自分も彼女に見習って周りと仲良くしながら印象良く見られるように努力した。気付けば男女問わずに仲良くなり仲良しこよしの関係になっていたのは良かったが、感じの心に決めた彼女と仲良くなる事から話の趣旨を変えてしまい、改めて彼女と仲良くなろうと話し掛けるようにした。

しかし・・・そんな上手くいかなかった・・・・

失礼な言い方してしまうが、彼女と会話しようとすると・・・男女問わずに邪魔者が現れ、話すに話せなかったり、お店の責任者と仕事の打ち合わせで話し込んだり、自分も他の人に捕まり仕事の事でやり取りしたりで、まともに会話出来ない事が何回も続いてしまったと言う・・・・

諦めかけた時に、ある日、奇跡が起こったのだ・・・!!

仕事が終わり上がって休憩室に入った時に、

「お疲れ様です」と彼女が部屋に入ってきた。

「お疲れ様です。上がりですか?」

「はい、上りですよ」

珍しく彼女と上がる時間が一緒だったのだ。

これはチャンスだと思い、彼女と出来る限り会話をして、帰り際に連絡先(LINE)を聞いて、

彼女も承諾してくれて交換する事が出来た。

交換して逃げるように帰ってしまったが、余りにも嬉しすぎて彼女とやり取り出来る限りやり取りした。その時の自分はある特撮番組のキャラクラターが言っていたセリフを真似て「凄いでしょう!最高でしょう!!天才でしょう!!!」とおかしなテンションで大声で言っていた。今思えば・・・物凄く恥ずかしい事だ・・・


やり取りした内容は、媒飲食のチェーン店で働いてどの位になるか?と言うのと自分も過去に他の店舗で働いていたと言う話のやり取りで、その中で彼女は自身で至らない部分があるとの事で不安を打ち明けてきた。それに対して、そんな事は無く周りを見てるのと仕事も熟せていると言う褒める事を言った。

その後、彼女の方から礼を言われ、改めて彼女との友達としての関係を深めるキッカケを作れた。

その次の日から交換出来て嬉しさの余りに調子に乗ってLINEを送ってしまい、「忙しいので失礼致します!!!!」と返信され、振られたみたいでショックを受けてしまい、暫くLINEを送る事が出来ずにへこんでいた。当初やり取りし始めて3日目の出来事だが、思い出したくない苦い思い出で今でも思い出す度に頭と胸が痛い・・・

その経験と失敗があったお陰で彼女とのやり取りも「やり過ぎず、やらなさし過ぎず」と言う気持ちで彼女とのやり取りに気を付け、仕事での出来事・新作メニューの感想等を話題を中心にやり取りする事が続いた。

他には台風・雪と言う悪天候の日はどの様に過ごしたか?危険な目に合わなかったと言うやり取りもした。

王道的では無く、ちょっと斜めに傾くと言う形で上手くいってた中、ある日、自分にとって、また奇跡が起こった。

副業先で働いていた時に何日か連続で彼女と休憩が被る事が出来た。

その分、彼女とは楽しい話とまではいかなかったが世間話しながら仲を深める事に努力した。

その中で彼女が自身で習字塾を開いたとの事だった。

彼女は習字が得意で段も持っていたとの事で、教え子はご近所付き合いしているお子さん達に教えているとの事だった。

その話を聞いて、自分は「流石は・・!俺の惚れた女!!!この人、本当に凄い!!!!」と彼女の事を余計に惚れてしまった。一部気持ち悪い発言してしまったが・・・

彼女と会話していて知らなかった一面を知る事が出来て、習字塾の先生としての彼女を応援する事にした。

その後、彼女と当初ぎこちない関係と言えないぐらい仲良くする事が出来て、その彼女に対して片思いして、上手くいけば両想いなるキッカケがあればと思いつつ、その中で彼女との仲良しの関係が続くなら、このままの関係でいきたいと思う自分がいた。

告白したら今の関係が壊れ口も聞いて貰えなくなるなら、今の関係のままでと思ってしまった。

でも半分は可能性があるならアタックしたい気持ちがあった。


しかし、ある日・・・

仕事の事で彼女に強い言い方で失礼な言ってしまい、彼女と喧嘩しそうになってしまった。

その内容は仕事で彼女に声を掛けたのに反応が無かったので聞こえていたのかと強い言い方をしてしまった事だった。

その間は争いを避ける為に、暫くはLINEのやり取りは避けた。

数週後には、お互い落ち着いた状態になんとか戻せた。

彼女との関係が落ち着いた時に、自分にある問題が起こっていた・・・・

それは親と大喧嘩してしまい、家庭内でギスギスしてしまっている状態で、自分で言うのはおかしいのだが、今までにない大喧嘩してしまっていたのだった。

親との大喧嘩で、「S」さんに相談してしまった・・・

こんな恥ずかしい話の相談なんかあり得ないと思いながらも相談してしまい、彼女もいい迷惑だろうと思ったが親身になって話を聞いてくれた。

何度か相談してしまい、その後、大喧嘩した親とも仲直りする事が出来て、彼女にも仲直りした事も話したら一緒になって喜んでくれた。

優しい一面も知れて、優しい彼女に対する気持ちが強くなっていた。

その時に自分の中で彼女に、いつか告白しようと誓った。

その後、仕事でしか会う事出来なかったが、彼女と楽しい日々が続いて自分の中では幸せでいっぱいだった。気付けば彼女とは2年くらいになっていた。 


このタイミングで話が変わりますが、

生活費・借金返済も含め、お金に困っていた自分だったので、一円でも多く稼ぎたいと思っていた。

朝・昼間は彼女が媒チェーン店で働いていたので、夕方に別の仕事を始める事にした。

そこは当時、高校3年生の時に働いていた地元の飲食店のハンバーグレストランだった。

12年ぶりに働いていた場所に働く事になるとは自分自身も思わなかった。

時間帯は夕方5時から夜10時までの休憩無しの5時間で週2日で働いた。


学生時代はホールの方で接客していたが、今は会社員として働き、本業に内緒に働いているのだから表に出ていたら知っている顔の人にあったら、バレてはクビになっては困ると思い、顔も見られず会う事も無い裏方のキッチンに入った。

改めてキッチンで働くと洗い物が多く、平日と違い忙しいので落ち着いて仕事を教わりながらと言う事が叶わなかった・・・


1ヶ月続き、その翌月には大学卒業で入社した新人社員の女性2人が入ってきた。

最初は感じがよく丁寧に自己紹介も含めた挨拶をしてくれたが、挨拶したにも関わらず、又自己紹介を含めた挨拶をしてきた。その後、何回かしてきた・・・

おかしいな言い方する訳ではないが、永遠の初めましてと言う形の挨拶だった。

根は悪い子達ではなく、色々と一生懸命でいっぱいいっぱいになっていたのであろうと思った。実際話してみると感じも良く、素直で良い子達だった。


その2人は、それぞれホール・キッチンと別れて就業を行い、お店の責任者、社員、準社員の元で教わりながら業務を行っていた。

最初にキッチンで働き出した女の子は周りに挨拶する子で多少キレやすい感じだったが、一生懸命働いていた。

その子とは、なんだかかんだ働いていて世間話する程、仲良くなる事が出来て、数日くらい経った時にホールで働いていたもう一人の新入社員の女の子とも軽くだが話す事が出来た。

その時は、ただお金が必要だったから、もっと多く稼ぎたいと言う気持ちで働いていたが、その2人の女の子達のキッカケで夕方からの仕事で働く事の楽しみが増えた。

一瞬だが、心に決めた片思いしていた女性の事を忘れてしまっていた自分がいた。

何日かして、彼女がいる職場に、その彼女に夕方から仕事もやる事にしたと言う話をしたら、驚いていた。

「そんなに働いていて大丈夫なんですか!?」

「はい、休む時は休みますから大丈夫です!」

「余り、無理しないで下さいね・・・?」

「ありがとうございます!」

彼女は本気で心配してくれた。

夕方から働く仕事の話をして数週間後に、彼女も気になっていたのか無理してないかと気にかけてくれた。それに自分は馬鹿正直に毎週2日間はいるのではなく、入る時は入り、入らない時は入らない。働いても期間を決めての事だと言う事を話したら、彼女も「それなら良かった」と言わんばかりな感じの笑顔でいてくれた。

その話題も含めて彼女とは楽しい日々が続いていた時に、大きな事件が起こってしまったのだった。

彼女と仕事で喧嘩してしまったと言う・・・・

大失態を起こし、彼女との関係を壊すキッカケを作ってしまった・・・

今思うだけでも本当に痛くて苦い思い出にしかならない事だ・・・・

その内容も彼女の仕事が一部やり忘れ、あと片付けを適当な状態でちゃんとした引き継ぎ・ほったらかしが原因で文句言っては怒ってしまった事。

あと片付けは材料・資材に使っていたトレー・角パン等の洗い物の事だ。

毎回、自分が彼女の指示でやっていた事。

心に決めた彼女に言われた事なら仕方ないと思っていたが、自分の中で彼女と少しでも側で働きたいと言う気持ちと自分より後から入ってきた新人・後輩達にやらせずに自分ばかりにやらせる事に、やや腹を立てていた事もあったから、尚更頭に来ていたのだろう・・・と思った。

彼女にも、「何故、自分ばかりなの?他の人にはやらせないのか?」と言う質問した際に、「段取り良く早く物事が進められて一番信頼出来る方だから、頼りたくて頼りました」と言われ、その言葉が励みにもなり我慢してきた。しかし色々な意味で爆発してしまったのだ・・・

その後も、仕事の事でお互いに喧嘩が続きギスギスが続く毎日で彼女にやる事に関しても腹立て仕方なかった。

ある日、挨拶も交わさない・嫌な顔して会話もしない彼女に態度に本気で腹を立て、

「その態度、辞めて貰ってもいいですか!?」

怒鳴ってしまい・・・

彼女も「はぁ!?意味分からないだけど!?別にそうなんじゃないけど!!」と一言言い返され、その後は彼女と会話する事が出来なくなってしまった。

好きから嫌いの気持ちに変わってしまい、その彼女の事を理由にお店を辞める事まで考え出してしまっていた事が自分がいた。

彼女と険悪な関係になってしまっている中で、もう一つの仕事先も慣れ、

喧嘩した彼女と顔を合わせたくないのと一緒にいたくないと言う気持ちが強く、もし辞めるなら夕方からの仕事も時間を延ばして貰うと考えていた。

何故なら、多少ではあるが仲良くなれた新入社員の女の子達と一緒にいる事が楽しく思えたからだ。

心変わりして別の女性に乗り換えると言う疚しい考えではないが、喧嘩した彼女の事を考えずに済むからと言う考えもあったからだ。

特にホールで働く新入社員の女の子とは、たまに上がる時間が被った時は多少ではあるが会話したり、喧嘩した彼女とは性格が正反対のもあり楽しくて幸せな一時ひとどきな時間と言う風に思えてしまったから。

このまま喧嘩した心に決めた彼女の事を理由に辞めてしまう事を本気で考えていた。

その日、自宅に帰って、仕事も終わり夜遅くだが、落ち着いてふと我に戻った時に彼女とのLINEのやり取りを見直し楽しかった事・相談に乗ってくれた嬉しかった事を思い出し始めた。

その時に改めて自分が、どんな理由があるにせよ大切に思っていた心に決めた彼女を傷つけてしまった事を自覚した。

対面では謝る事が出来なかったが、その時は夏で花火大会も近かったのもあり、LINEで花火大会の事を話題に出し、そこから落ち着いたところから話を変え、彼女に仕事に対して失礼な発言・態度の事を謝罪し仲直りする事が出来た。

仲直りし始めでギスギスは多少残っていたが、次第に無くなり楽しい日々を過ごす事が出来た。

その後は割り切ったかのように彼女がいるお店でも何事も気にせずに楽しく働く事も出来て、自分も本業の夏休みもあったので夏休みで日帰りと言う形で、お台場合衆国のイベントに出かけ、そこで更に仲を深める為にお菓子のお土産を買い食べ物で釣る訳でなかったが、遊びに行ったお台場合衆国の事を話題に楽しく会話をする事が出来た。

夕方からの仕事の方でも喧嘩した彼女と仲良くする事が出来て、そちらでも割り切ったかのように嫌な事も考えずに働く事が出来て、心に決めた彼女を裏切る真似をした訳ではないが、ホールで働いて新入社員の女の子と連絡先(LINE)を交換したのだ。

交換出来たのは自分が上がり後片付けしていた時に、その彼女もちょうど休憩に入るタイミングだったのだ。それで余り会話出来なかった分、嬉しかったのか彼女が休憩中にも関わらずに色々と大学の事・入社した理由・働いて楽しいかと言う色々な会話をして、その流れで心から仲良くなりたいと言う気持ちで彼女と連絡先を交換したのだ。

最初のうちは感じも良く、返信も遅かったがやり取り続いたが、珍しく仕事の事でイライラしていたのか自分に強い言い方をして八当たるかのように口を悪くして来たのだ。

その後はキッチンで働いていた新入社員の女の子と入れ替わりで、その女の子が入ってきた。

実際に一緒に働いていたら本性?化けの皮が剥がれたのか・・・自己中心的でワガママばかり言う感じの子だった。

乱暴な言い方する訳ではないが・・・・

「こうしたら、ありがたいです」「あれじゃないと嫌です!」「私に合わせてください」と色々と仕事に対して、自分のペースに「合わろ!」と言わんばかりにワガママばかり言ってくる最低最悪な感じの悪い子だった。

先輩である自分に対しても仕事が出来るから良い事に上から目線で言ってくるのが腹が立ってしまい、ややムキになりつつも言い返してしまった自分がいた。

心の中でも「俺、先輩だからなぁ!!」と思いつつ、つい口に出てしまっていた。

その時に心に決めた彼女と比べてしまい、自分には「S」さんしかいない・・・

他にはあり得ない・・・心に決めた彼女に対する気持ちが無くなりかけた時に改め気持ちを大事しようと思った。

色々な意味でいい経験をした気がる・・・・


話が変わり、心に決めた彼女を裏切るような?恋愛に良いも悪いも関係ないと言う世間で気持ちが無くなりかけた話になってしまったが戻します。

話す順番が色々と逆転しまった部分もあるが、彼女の誕生日にLINEでバーステーメッセージを送ったり、年末年始の挨拶も送ったりで彼女との好感度も上げる努力した事もある。

一年の終わりの年末の挨拶では「一年間ありがとうございました。来年度もよろしく致します」、年始の新年の初まりの挨拶はLINEでも対面でも「明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします」と挨拶をした。

それを行う事によって自身では彼女とも、この先まだまだいられそうな気がして、一緒にいたいと気持ちが強く、彼女に対しては、挨拶は必ず行い、大切にする事を考えていた。

特に誕生日は彼女と仲良しの人達が話しているのを聞いて知る事が出来て、誕生日当日まで知っていて知らないフリし続けて、誕生日になった時に「お誕生日おめでとうございます(^^)良い1年をお過ごし下さい(^ω^)」と言うシンプルな文章を送った。

彼女の方からも「ありがとうございます、この一年も頑張ります」と言う返事が来た。

自分の中では良いも悪いも関係なく、お互いの関係が深まったと思った。

・・・が、この先、今のままでいる事も出来なくなる残念な悲しい現実が待ち受ける事は、この時は自分自身も知らなかった・・・・・


それは、ある日・・・

いつも元気で挨拶し仕事する彼女が、その日は暗い顔し元気もなく黙り込んでいた状態で仕事をしていたり、また次の日は仕事中になんでかは知らないが途中で帰ってしまったり、何かがおかしいと思い始めてきた。

その時は何か問題を抱えていたのかと気になり、声を掛けようとしたが話掛けるタイミングが無く数週間が過ぎた。

その数週間後には彼女は何事もなかったかのように、いつものように元気な彼女に戻っていた。

気のせいだったと自分の中で思った。

と言っても、

似たような事が、しばしば続いた・・・・

2、3週間くらい続き、そこから彼女は元に戻った。


自分も務めていた会社を退職する事になった。

その理由はタチの悪い上司達からパワハラにあった事が理由だった。

悪い事をしていないのに理不尽に怒られる事が多く、女性社員を口説いただのナンパしただのと人のある事無い事で変な噂を流されたり、周りの人間関係を壊されると言う散々な目に会い、エスカレートして終いには会社から消えろと言われてしまったと言う。しかも有休休暇入る最終出勤の少し前に自分に対する扱いが悪くしていたのか自分の使っていたデスク・ロッカーも撤去されていたと言う・・・・

精神的に参ってしまい務めていた会社を辞めて、転職を考えた。勤めていた会社に内緒に就職活動していて新しいところも見つけた。

そして退職も申し出て、退職の関係により有給消化で副業先にシフトも入れて次行くところまで働いていた。


そして転職先行く前日に知りたくない事実を知ってしまった・・・

朝、副業先に出勤したら彼女が違う仕事着だった。

その格好は妊婦さんが切るマタニティワンピースだったのだ。

何かの間違いでは?夢では?と思っていたが・・・

彼女に襲る襲る聞いてみた・・・・

「その格好は・・・どうしたんですか?」

「この格好は・・・」

と会話の話に割り込んで来た主婦さんが、

「彼女のお腹に赤ちゃんがいるの!!」と嬉しそうに答えてきた。

「そうだったんですね・・・って言うか再婚されていたんですね・・?」

「はい、しました」

「そうだったんですね・・・?再婚、妊娠・・・おめでとうございます・・・!」

「ありがとうございます!」

自分にとっては・・・残念な気持ちになってしまった・・・

と言うより、何もかも絶望してしまい・・・

その後聞いた話だと、相手は自分と彼女が働いているお店の店長で、しかも3年前から仕事仲間で相談していて、それがいつしかお互いに好意を抱き恋人同士になっていて密かにお付き合いをしていたとの事だった。

彼女は、そのお店でパートとして勤務していて、前任の店長は、まともに相談に乗ってくれず、その前任の店長は他の仕事がしたいとの事で退職し転職して、その後任としてきたのが、その店長。

その店長に家庭が苦しい事を相談していてパートから契約社員と言う形にして働けば今より基本給は上がり賞与も出るから上がった方が良いとの事で契約社員に昇格させて満足に働けるようにしてあげたり、従業員とのコミュニケーションの取り方でも相談していたとの事だった。認める訳ではないが、苦しくて悩んでいる時に相談に乗ってくれるなら好意を抱き、恋人同士として過ごしたくなるのも当たり前だ。

そして2年半の交際を得て二人は結婚し籍を入れたと言う。

お腹の赤ちゃんも店長の子だと言う・・・・

彼女が暗い顔し元気もなく黙り込んでいた状態で仕事をしていたり、仕事中に途中で帰ってしまったのも、多分、妊娠していた影響により具合が悪く無理して働き、働いていて本当にきつかったのか途中で帰ったと言う事だろう。

それだったら彼女が、いつも違う態度・行動を取っていたのが説明が付いた。

事実を知った自分は絶望だけじゃなく、罪悪まで覚えてしまっていた。

知らなったとは言え、彼女の幸せを壊そうしてしまい、その挙句、悪い言い方すると結婚していた女性と不倫みたいな事をしていて家庭を壊そうとしていたのだから、もう今までみたいに必要以外な世間話・Lineでのやり取りも出来なくなるのだから・・・

その日はショックで何もかも頭の中が真っ白な状態になりつつも何とか乗り切った・・・


翌日は気持ちが割り切れていない中、新しい仕事先に行って就業していた。

片思いしていた女性との恋が実らなくなった事がショックだったのか、新しい就業先の出勤初日にも関わらず、電車が遅延した事を良い事に遅刻してしまったのだ。

遅延に巻き込まれていた際は、冷静な判断しながら別のルートを探し一分一秒でも早く行けるように行動出来たのに、前日の出来事で引きずってしまっていたのか遅延している電車から別の遅延している電車に乗り換え、しかも行き先と全然違う方向に行ってしまったと言う・・・・

あり得ない事ばかりしていた・・・・

失敗していて何とか乗り切った一日が終わって、その帰りにブツブツ文句の独り言を言っている自分がいた。

「なんだよ・・・なんでなんだよ・・・!付き合っているなら、好きな人がいたなら・・・結婚してるなら・・・早く言えよ・・・一人で舞い上がってバカみたいじゃないか・・・本当に・・・・最初から仲良くしてくなきゃ良いじゃないか!馬鹿野郎!」

気付いたら涙も流れ、声を出して泣いていた自分がいた・・・・

暫く・・・・ドラマ・マンガのキャラクターみたいに泣いていた・・・・

その新しい会社は施工管理の会社で色々と覚える事が多い会社で、出社初日目に始発の電車に乗り現場直行するように言われていたのもあり、今の自分にとっては少し大変な事があると聞いただけで逃げるかのように一回だけ行ってすぐに辞めてしまったのだ。

ただ嫌だけではなく、片思いしていた好きな人と恋が実らなくなり、その人の為に何事でも一生懸命頑張っていた自分だったが、何もかもどうでも良く思ってしまったからだ・・・

その後は、毎回ウザイ程通っていたハローワークに行って一人の世話になっていた女性職員の方に相談し、タイミング良く、トライアル(試用期間)と言う形から始めると言う事で新しい会社が見つかり、そこに行く事になった。

色々と話がズレてしまいしましたが・・

自分の3年間の片思いが終わった・・・・

彼女とシフトが1日だけ被り、その日を最後に会うのも辛くて仕方なく、真っ直ぐに彼女の事も見れず、どう向き合って良いか分からないし、前みたいに仲良くする自身がないから、辞める前提で入るのも避けようと思った。

と言っても、その彼女と一緒にいる時間が偶然に出来てしまった。それは彼女が休憩していたタイミングで自分が出勤してしまったからだ。顔見るだけでも辛いのに話し掛けられて思わず話してしまった・・・・

結婚のプロポーズはどんな感じ?どうして付き合いたいって思ったの?と言う質問し、その後に何も知らずにLINEのやり取りして申し訳なかったと言う会話しかしなかった。彼女からしたら普通の言い方に聞こえたかもしれないが、正直、自分は彼女と恋が実らなかったと言う事に嫌味な言い方しか出来なかった。彼女と結婚したお店の店長にも同じ会話して、その彼女の夫になった店長には「今まで黙っていて申し訳なかった・・・仲良さそうだったから言い出せなかったよ・・・」と謝ってきたが、表面上では気にしてませんよと言う態度を取ったが、内心じゃ怒りしか覚えられなかった・・・

その後、彼女は相当無理していたのか、産休に入るのはまだ先だと言っていたにも関わらず、結婚・妊娠した話をした翌月に産休に入ってしまったと言う。

今思えば、その日に片思いしていた彼女との産休に入る前に会って会話したのが最後の日だったと言う。


この先からは、話す事は出来ない。

何故ならある事無い事も言えないので、今後の展開はで皆さんとお会い出来て語られる話が出来たら話します。

話せるとしたら、彼女との楽しい時間をなかった事にするかのように、新しい出会い・恋愛を求めるように他の女性と仲良くなろうとしている事だと言う。

片思いしてフラれてしまった男の相応しい?末路・・・・

最悪な展開になってしまっているとしか言えません・・・


それでは皆さん、又いつか・・・・

片思いの話はバットエンドで締めます。

良い年こいた30代男性のオジサンの自分の片思いの物語でした。

                

               

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