テッサ
君とそこの人の差ってなあに?ふむふむ....つまり大差ないね!
君はなんでここにいるの?ふむふむ....つまりいないのと大差ないね!
モノトーンのそら広がって
あたり一面灰の色
ただただ不格好な大地
テッサの山々続いてく
「アノ山々は、なんなんだい?」
私は君へ問うたけど
「さあね愚鈍な群れジャナイ?」
君はそう言って空を見る
「よく見ろアレは鎖だろ?
鎖がなにかを縛っテル
いいや言い方変えようカ
何かが鎖を纏ってる」
「それならいったい何のため?」
私は君に聞いたけど
「自分に聞けよそんなもの」
君は適当に吐き捨てた
「ただ一つだけいえるのは」
彼は再び話し出す
「テッサの中のアイツラは
いてもいなくても同じこと
お前のクビにもテッサたち
操れるならばまだいいが
飲まれ埋まればただのゴミ
いてもいなくても同じこと」
「つまり愚鈍な群れなんだ?」
あやふやなまま聞いたけど
「馬鹿は愚鈍な群れだもの」
彼はあやふやなことをいう
けれど一つはわかるんだ
テッサがあろうと無かろうと
モノクロな空、色はない
あるかないかもあやふやで
きみはほんとうにそこにそんざいできてる?