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*70話突破記念!*

皆様こんばんは、宿題放って番外編です。

いつもとは違い、最早小説の形もとどめておりませんので苦手な方はご注意下さい!


※今回の話は読み飛ばして下さっても結構です。問題ありません※

 はい、皆様こんにちは。いつもお世話になっております作者です。


 今回は70話記念ということで番外編なのですが……


 何せ作者が学生でございまして。

 何せ夏休みがもう終わってしまうということでして。

 何せ宿題が終わっていないということでして。


 仕方がないので。


 かつて没原稿として奥深くに葬られた文章を載せようと思います!



 ……つまらないものですが、読者様の一分の暇つぶしになることができたなら。



 ……100話の時はもっとましなもの書きたいなあ……(ぼそり



 それではどうぞ。

 没原稿の山です(言い方悪




*ルーダとか勇者とかのあれ



 僕は外で虎次とでも遊ぼうと、上着を羽織って部屋を出る。

 ――出来れば嫌な人に会いませんように、と願いながら。


「むっ!? コメット殿ではないか!」


 はい、部屋を出てそうそう嫌な人に会いました。

 うわぁ予想済みだよ。

 扉の前に立ってるなんて、……えっと……何だっけ、この人の名前。覚えてないな。どうしよう。

 ヘタレさんのお兄さんだということは分かってる。そしてブラコンの代名詞だということも。でも、それ以上思い出せない。おかしいなあ。最近聞いたばかりだと思うんだけど。


「……ええ、と」

「む! 何故目を逸らす!? 私が……そんなに、嫌いか!?」


 何故そうなる。

 僕は、そういうわけじゃないですよーなんて笑顔で流し、また名前を思い出そうと必死に頭をフル回転させた。でも普段使わない脳がそんな簡単に動いてくれるわけはない。

 結果。

 ……思い出せない、思い出せるわけないよ……。


「というか、コメット殿はここで何をしていたのだ?」

「いや……あなたこそ。人の部屋の前で何してるんですか」


 僕が尋ねると、目の前の彼は難しそうな顔をした。


「質問を質問で返すな。失礼な奴だな」


 怒られた。

 ごめんなさい、でも僕には答えようがなかったんです。

 だって部屋の外に出ただけだし。

 あなたの方が相当挙動不審で謎ですよ。


「ごめんなさい。私はただ庭の方に向かおうとしていただけです。部屋の外に出たら、あなたがいたんですよ」

「そうだったか。――私は、ただ……待っていただけだ」

「待っていた……? 何をですか?」


 言いにくそうに顔を歪める彼――名前本気で思い出せないや――を見て、僕は首を傾げる。

 そんなに後ろめたいことでもあるんだろうか。


「――ヘルグが毎朝ここの道を通るのを知っているから、待っていたのだ」


 ものすごく後ろめたいことでした。




◆載せていませんが、このあとストーカー云々の話になります。

 ボツになった理由:ストーカーについて本気で語り出す勇者が怖い






*ヘタレさんの誕生日ぱーてい6月12日



「えーと、そうですね……盛大なパーティーがいいです」

「……はあ」

「あ、勿論、魔王様やコメットさんの時とは比べものにならないくらいに♪」

「さいですか」

「……あの、コメットさん?」

「何でしょうヘタレさん」

「ヘルグです。それで何ですか、そのどうでもよさそうな目は?」

「いや。どうでもいいですもん」

「……あー、もしかして嫉妬ですか? でも一番欲しいのはコメットさんからのプレゼントですから安心し」

「待て待て待て待てあんたはそれで一体私に何を安心しろと? ていうか私はあんたの何だ!」

「恋び」

「真顔で誤解を招くようなこと言うなっ!」




 ―――6月12日。


 その日がヘタレさんの誕生日だって知ったのは、些細なきっかけからだった。



 その経緯を要約すると――


『ねえコメット。ヘタレさんの誕生日って6月12日らしいわよ』

『へえ、何それ美味しいの?』


 ――以上。


 そんな感じで僕は、望まぬ事故によりヘタレさんの誕生日を知ってしまったのだった。


 アリセルナのたった一言。

 たった一言により、僕は……




「恋人以外にどう貴女と私の関係を提示すればいいんですか」

「だから待て。私はあんたと恋人関係になった覚えなんて1ミクロンもないんですけど」

「そりゃあ言ってませんからね。私の独断と偏見です」

「ちょい待てや!」


 ……僕はヘタレさんの誕生日を祝うことになってしまったのだ。

 ていうか、何だろうこの話題。さっきまで僕はディーゼルとヘタレさんの誕生日パーティーについて話してたはずなんだけど。

 何でヘタレさんと僕の関係について話してるの?


「……ってディーゼル、何その距離? 何でそんな引いてるの?」

「……お前ら……うん、まあ、あれだ。仲良いんだな」

「え、待って何その目? 待って誤解だよ私を何だと思ってるのていうかどこ行くの!?」

「あ、俺邪魔だろ。先に帰ってるからじゃあな」

「ちょっ、カムバック! 誤解だから! 何か間違ってるからっ、どこをどう見て何をどう解釈したのディーゼル!?」

「末永くお幸せにー」

「勝手に幸せにするなぁぁぁぁあ!」


 叫んだけれど――うん、無駄だった。

 ディーゼルはもう廊下の向こう、小さな豆粒程度の大きさで。

 声も多分届いてない。


「……誤解だって……」


 僕は思わずため息を吐いた。

 お幸せにって何だよお幸せにって。僕らのどこを見てそんなことが言える。

 っていうか僕はヘタレさんっていうより男に興味ないんだけど。いや、今さら女の子に興味があるとも言えないけどさ。うん。


「行っちゃいましたね。二人っきりですか? 勇者さん」

「あんたは逝け」




◆『ねえコメット。ヘタレさんの誕生日って6月12日らしいわよ』『へえ、何それ美味しいの?』の会話は変わらず。

 ボツになった理由:ヘタレさん暴走自重






*勇者と側近の浅はかなたたかい(むしろ魔王が最強)



「私の方が魔王様のこと好きです」

「いえ、そんなことはありませんよ。私の方が好きです」

「んなわけないでしょこの鬼畜大魔王、いつもいじめてるくせして」

「あれが愛です」


 リルちゃんの部屋。リルちゃんがいる前で。

 僕らは今、何故かそんな言い争いをしていた。

 リルちゃんの取り合い。……それが多分、正しい。


「……コメット、ヘルグ……? 何の言い争いして……」

「ほら! 今先に私の名前を呼んでくれましたっ」

「そんなことで勝ったつもりですか?」


 何でこんな言い合いが始まったかなんて覚えてない。

 どれくらい続けたかも分からない。

 ただ、何か執念で続けていた。

 何だろう。僕ってこんなキャラだっけ。考えても思い出せないからいいけど。


「ケンカはよくないぞ?」


 そんな僕らは、リルちゃんの制止も聞かず。


「私の方が好きですっ!」

「いえ、私の方が好きです」


 ぎゃーぎゃーと喚く。馬鹿みたいに。

 ……何でこんな話題なんだとか、突っ込んじゃ駄目だ。

 ただ、うん、あれなのだ。あれ。

 ヘタレさんには負けたくない……!


「……私、邪魔みたいだから散歩してくる」

「え!?」

「な、何で……邪魔なんて! そんなわけないでしょう!」

「だって……」


 焦る僕らに、リルちゃんはくるりと振り向く。


「二人は恋人なんだろう?」




◆いやもうこれはこれで……。好き好き言い合ってたから誤解されました、はい自業自得ー。でもヘタレさんは満更でもな(自主規制)

 ボツになった理由:これ以上書ける気がしない。というか本作はラブコメではありません






*62話、アレスとキナ的なあれ



「アレス! ……私、言わなきゃならないことがあるの……」

「……何だ? こんなときに」


 踏み出した足を止める言葉。振り向いた先に、不安そうなキナがいた。

 せっかく行こうと決めたのに。

 どうしたんだろうか。その表情には、覚悟の色。


「……私、実はね……」


 目を閉じたキナ。俺は何も言えず、ただ固まる。

 何だろう。――何だろうか。



「……レイ君とアレスで、逆ハー目指してたのよ」



「…………は?」




◆キナの設定:優しく明るい魔道士の少女。レイとアレスとで逆ハーを目指している。若干変態※実話。

 ボツになった理由:本作の最初からちょっとしかないシリアスイメージが全て消え失せてしまう







 ……以上です。


 どうでしたでしょうか?

 少しでも楽しんで頂けたなら本望です、気に食わなかったら作者を怒ってやって下さいあわわ。

 それではまた、本編で会えますよう!





何がしたかったのとか突っ込んじゃいけない。

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