表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
109/160

*100話突破記念Ⅲ ひみつのアバンチュール*

100話突破記念第三段、最後ですー。


題名の通り後回しにしてたえろ。

番外編の中で一番まずいことになってます。むしろお子様は帰るべき。

読み飛ばしは勿論可能ですので、苦手な方はブラウザバック連打お願いします!

勿論途中で気分を害された方も電源ボタンを連打して下さいねっ!

(※ただし後書きに御礼があります。あ、勿論そんなもんどうでもいいという方は無視して下さっても宜しいですよ!)



*注意*

・出オチ

・シリーズ史上最高の変態

・シリーズ史上最低の野郎

・ブラック魔王様降☆臨

・例により最早小説ですらない

・記号もちょっと出入り中

・壮絶なるネタ

・イエスorはい

・若干の語弊

・伏字発生

・想像の余地という名の執筆放棄

・誰か彼女を助けてあげて下さい

・だが本人に緊張感はない

・舞台裏でピリピリする魔王様

・血迷ったのは作者

・むしろ変態なのは勇者

・いや、書いている馬鹿が一番変態だ

・だがコメディー


……などの要素が含まれております。それでもいいよという心優しい方のみどぞ!

「襲ってもいいですか、勇者さん」


 襲っても? ……いいわけないですねはい。死ねこの野郎。豆腐の角の頭をぶつけて死んじゃえ。

 思いながら僕は抱かれていた。……いやっ別に変な意味じゃないですそこ引かないでやめてドン引きしないで! 抱きしめられていた的な意味で、ね!? え、それでも引くって!? やめてその前に僕を助けていって!

 ……勇者です。こんばんは。コメットじゃないですよ。

 ただいま段々と言動がじゅーごきんに近付いていくヘタレさんと戦闘中です。倒せば経験値はかなりのものになるんじゃないかと思う。だけど倒せる自信が僕にはない。残念。むしろ貞操の危機なんですがどうすればいいですか。

 ていうかこの人最早存在があーるしていですよね。変換はあえて自重します。ところで誰か助けて下さい。


「……あの、限りなく嫌なんですけ」

「イエスかはいで答えて下さいね。私は貴女の言葉を否定しませんから」


 遮られた。つまりてめえが何と言おうと襲うぜということだ。本当変態は死滅してしまえばいいのに。


「…………魔王様ー、助けて下さーい」

「え、ちょっと私の存在を無視してそれはないんじゃないですか。答えは?」

「だから限りなく嫌だって言ってるじゃないですか」

「答えは」

「無視してんじゃねえよこら」


 ていうか何だ。突然襲うなんて、……嘘だよね? え、冗談だよねヘタレさん?

 この人の言葉だからシャレにならんのだが。本気で襲われたら真剣に貞操が危ない。ヘルプミー。


 ――て、いうか、さ。僕、何でこうなってるんだっけ……。

 何かおかしいだろ。展開的におかしいだろ。

 うーん、思い出したくはないが仕方ない、回想してみよう。




 ……




「あのー、眠れないんですけど」

「永遠に起きてればいいんじゃないですか?」

「勿論付き合ってくれますよね、勇者さん」




 ……




 回想終了。


 ……うわ、何て短絡的な。

 そういうことは彼女を作って彼女としよう? 間違っても嫌がる相手にしちゃ駄目です。その瞬間に貴方は立派な犯罪者ですからね。


「嫌がってないですよね、勇者さん?」


 しかも何気心を読みやがったこいつ。嫌に決まってんだろ馬鹿野郎。

 そういうのは彼女に言葉攻めという方法で使――すみませんごめんなさい。何言ってるんだろう僕。本気で自重します。


「ですから、何度も言ってますけど私は精神的には男なんですってば。よって拒否します」

「性別的には女性ですよね。大丈夫です」

「そもそもそういう問題でもなく駄目です。貴方の存在がこのサイトから弾き出されますよ?」

「その時は勇者さんも一緒に連れていきますのでお構いなく」

「……とりあえず死ねお前」


 殴ってみた。避けられた。とりあえずその手を離せ。抱きしめるな。触れるな。

 だけどそんな僕の視線を受け止めヘタレさんは笑う。


「あ、因みに魔王様は呼んでも無駄ですよ。仕事押し付けてきちゃいましたから」

「うわいるよこういう最低な人」


 つまり……あれだ。


 逃げられない。


 ……死ねばいいのに。

 何度思ったか分からない。何度魔王様に止められたか分からない言葉がまた脳裏を掠める。

 いや本当死んじゃえばいいと思うよ。くそう、語彙が少ないせいでこの憎しみやら怒りやら蔑みやらを上手く伝えられないのがもどかしい。とにかくMEは貴方のことが殺したいほど嫌いです。OK?


「私は貴女のこと大好きなんですけどねえ」

「ほざけ。その口二度と利けないようにしてやろうか?」


 そして心を読むな。言いながら蹴った。今度は直撃。どこにとは言わない。


「っ、たいんですけど……。ていうか、貴女私の言葉信じてませんよね?」

「当たり前じゃないですか。貴方の言葉を信じたことなんて一度もありません」

「それは嘘ですよね。分かってます。本当にツンデレなんですから」

「意味が分からないのでとりあえず死んで頂けますか」


 ツンデレって。一口に言いやがって……。いやそういう問題じゃないけど。

 ていうか何? 何なの? この後物語はどう展開していくの? 展開しなくていいの?

 何事もなく終わって欲しいんだがどうなんですか。年齢制限ついてませんよねこれ? 朝チュンとかなしですよね? 強○なんてタグありませんよね!?


「和○ならいいんじゃないですか」

「神様私もう貴方のことを嫌いなんて言いません。ですからこの馬鹿を葬り去って下さいお願いします」


 よくねえよ。どっちにしろ年齢制限だよ馬鹿野郎。

 ていうか双方の合意なんて得られるわけがないだろ。どう頑張っても一方的にしかならん。

 結構本気で手を合わせてみた。アーメン。


「大丈夫ですよ、そもそもコメットさんの身体自体は既に潔白では――」

「!?」


 何やったの!? コメットさん貴女何やったの!?


「――ないことはないと思いますけど。まあ大丈夫です」

「この上なく紛らわしいわっ!」


 殴る。

 いや、ちょっと疑っちゃったじゃん……。ごめんコメット。

 でもまあ、つまりヘタレさんは何もしてないってことだよね。うん。……いや、ていうか、何かしてたらそれこそ犯罪だ。とりあえず神にでも裁かれちゃえばいいと思う。


「あのー、進まないのでそろそろやっていいですか?」

「何をですか。変換間違ったらかなりまずい言葉ですよそれ。ていうか何にしても駄目です。とりあえず離れろ」

「むしろ一番変態的に解釈してるの貴女じゃないですか。ほら、読者様も待ってるんですよ!」


 ……え、待ってるの? 読者様が?

 いや、嘘だよね? 性質の悪い嘘だよね? 嘘って言って! こんなもの作者とヘタレさんの適当な企画であって誰一人期待してないよね!? この先とか進まないよねっ!?


 恐る恐るヘタレさんと目を合わせる。――意地悪な笑み。

 まずい。まずい、気がした。



 ヘルプミー。



「あ、もしかして勇者さん、後ろから抱きしめられる方が好きですか?」

「ぎゃああああああっ!?」

「……もっといい声で啼いて下さいよー」

「ひい変態! 何!? 啼くってナニ!? 生憎僕は男ですからあッ!」

「一人称戻ってますよー。少なくとも今は女のコ、でしょう?」

「ひぎゃあああああああああ!」


(※何が起きているのかはご想像にお任せ致します)


「あ、涙目。可愛いですね、誘ってるんですか? それとも煽ってます?」

「本格的に変態化っ!? え、ちょ、何作者!? 止めないの!? え!? このまま続行!?」

「作者からOKサイン出ましたー。大丈夫みたいですよ」

「大丈夫なわけあるかあああああああっ!」


(※何が起きているのかは……ある程度ご想像にお任せ致します。年齢制限はつきません!)







 ぺきり。


「……折れた」


 あれ、どうしました魔王さん。今何かシャーペンの芯でも折れたような音がしたけど。


「ペンが折れた……」


 あ、そう……って。え?

 ペン? ペン自体が折れたの? それでさっきの軽い音!?


「…………」


 え、何? 怖いんですけど。

 ちょ、魔王さん? 睨まないで!?


「……お前だな?」


 何!? 何がですかっ!?


「企画したのは作者……お前だな、と聞いている」


 目が紅いです目が紅いです比喩じゃなく目が紅いです魔王様! サタン様が降臨したみたいになってます魔王様うぼへっ!

 ちょ、首は……っ!


「答えろ」


 私です! 私ですっ! さーせんでしたっ!

 謝りますから本当あの首絞めるのはやめて! 死にます! それこそ比喩じゃなく死にます! ちょ、呼吸が……っ!


「…………」


 ……ぜえ、ぜえ、ぜえ……。危ない……、本気で死ぬかと思った……。お花畑が見えたよウン。

 一瞬キナちゃんとアレス君が出迎えてくれた気がしました。危ねーっ。

 ていうか、魔王さん。今さら私を絞めてもどうにもならんぞ。

 こうなった以上、ヘタレさんは誰にも止められないのだからな……ふはははは……!


「――……」


 え、ちょ、無言でテレポすんのやめて!? 何で憐れみの目で見るの!?

 ちょ、私を置いていくなあああああ…………っ!


(※そして爆発。作者は今度こそキナとアレスに迎えられたみたいですby天国より愛をこめて)







「――ヘルグ。何を、している?」


 静かな怒りを滾らせながら、マイスイートハニーは降臨した。

 こ、今宵も麗しゅうございます! よかった目の保養目の保養! ていうかむしろ心のケアだわありがとう!


「ま、魔王様ー!」

「あれ。魔王様、あんな量の仕事もう終わったんですか? 3日でも終わらないと踏んでたのに……」

「あんたどれだけ仕事任せてきたんだっ!?」


 リルちゃんのスピードで3日って……3日って。

 リルちゃんは仕事人だからな、それ相当だぞ。部屋が書類やら何やらで埋まってそうで怖い。


「ペンが折れたからやめた。そもそもあれが私の仕事じゃないことに今さら気付いた」


 今ですか! ていうかペンが折れたからですか!

 ……まあいいや。そんなところも好きですリルちゃん。だってお嫁さんだもんね! 何かもう全部ひっくるめて好きです!


「それよりも、ヘルグ。何をしていた?」


 おおう、明らかに怒ってるよリルちゃん。……え、もしかしてそれって僕のため?

 うわあ……! 感激する! どうしよう! 今までヘタレさんにされた汚れた行為の数々も何か些細なことに思えてくるよ! ……いや、大したことはされてないけど。されてないですよ? されてたら今発狂してるか勢い余ってヘタレさんを殺してるかどっちかです。


「何って……襲ってただけですけど。言うなれば男の本能というか」


 制御しろよ。頑張れよ理性。

 思ったが言わない。もうしばらくはヘタレさんと口利きたくないぞ僕。

 ていうかまだ手が触れてるんですが? 肩に手が触れてますよ? ええい邪魔だ。僕はリルちゃんがいいんだー。


「……コメット、おいで」

「! わーい、魔王様ーっ」


 何か犬みたいに呼ばれた気がしないでもないけど、呼ばれたのでとりあえず抱きついてみる。あー落ち着く。

 うんうん、やっぱりこっちだよね! ……乙女化? やだなあ何言ってるのさ。そんなことないですこれ誰だってやります。……え、しない? 乙女化? それ以上言ったらもれなく蹴り飛ばしますよー。


「……魔王様。私は貴方と争いたくないんですが?」

「同感だ。私だって自分の側近を傷付けたくはない」


 おお。諍い発生。何か昼ドラみたいだよね。

 でもこれ怖いです。ちょっと殺し合いにすら発展しそうな勢い。

 僕はぎゅーっとリルちゃんの腕をつかみながら傍観する。ドキドキ。


「平和的解決で行きましょう? 魔王様。返して下さい」


 僕はてめーのものじゃねえっつーの。


「この子がそれを望んでいない。本人の承諾が得られない平和的解決などあるものか」


 おおいいこと言った。何か僕が妹扱いみたくなってるけど。


「読者様が望んでいるんです。貴方は勇者さんと読者様、どっちが大切なんですか」


 あえてコメットじゃなくて勇者って言ったなこいつ。


「…………」


 え!? そこで黙っちゃうのリルちゃん!?

 引き渡したりしないよね!? まさかそれならとか言って行為再開とかないよね!? ……いや、大したことはしてなかったけど! 本当ですよ!?


「……じゃあ、こうしよう。ヘルグ」


 え、何!? 引き渡したりしませんよね!? 僕を見捨てたりしませんよね……っ!?


「――王の特権♪」


 ばり、と何かが裂けるような音がした。

 ちょっ、リルちゃんが♪使うところとか初めて見た……! って違うよそこじゃないよ僕!

 床が裂けてます! 壁が崩れてます! 浮いてます! 浮いてますから!


「聞こえているな? 作者。この話を強制的に終わらせる。物語中に出ている限り作者もこの小説のキャラクターだ。特権発動――いいな?」


(へーい、分かりましたもう逆らいません。痛い目は十分です……じゃあ終わるから。いいね勇者? いいねヘタレさん? 因みに君らに拒否権はない。どうしても続けたいんだったら今のブラックな魔王様に挑めばいいと思うよ。殺されても知らんけど)


 ちょ、作者の声が聞こえるんですが……!

 いや僕に異論はないですけどね。全然大丈夫です。ていうか終わって下さい。このまま浮いてる状態も辛いですし。


「むー……ま、仕方ないですよね。今度またやりましょっか勇者さん」

「嫌です」


 絶対嫌ですよそんなの。もう懲り懲りだ……勘弁してくれ。しばらくヘタレさんの顔だって見たくもない。


「あ、ヘルグ。最後に」

「何ですか?」


 きょとんとするヘタレさん。リルちゃんはにこりともせずに。


「――隕石メテオ


 どがどがーん!


 ……ちょ、鬼だこの人……。ここに鬼がいる。

 ヘタレさんは瓦礫と隕石の残骸で見えなくなってしまいました。残念。


 ……生きてんのかな、あれ……。


(大丈夫でしょ。ヘタレさんは生命力だけはゴキブリ並みなので心配ありませーん。それじゃあ終わりましょ、また会う日まで♪)


 ぐ、ぐっばーい!




期待していた方残念&ごめんなさいでした! 正直何もしてません←

でも疲れた……(´・ω・)無理だ。拒絶反応が私の執筆活動を邪魔するんだ←


あーでもブラック魔王様は楽しかったです。隕石とか。

あ、ヘタレさんはちゃんと生きてますよ? ……ただししばらく本編に復帰は無理そうです。

次回は絶対ディーゼル書くんだ! 本編に戻ってディーゼル書くんだ!

次回の更新は多分早いです。もう非常識な奴ばっかりで最近常識人愛に目覚めました(何



さてさて皆様、ここで御礼をばー!


いつも、感想やメッセージを下さる方。

色々アドバイスを下さり、励ましてくれた方。

今回、人気投票に御協力下さった方。

お気に入り登録をぽちっとして下さった方。

頻りにサタンとヘタレさんを薦めてくる某友人。

それから、こんな長編になっているにも拘らず、ここまで読んで下さった方。


『魔王の恋と勇者の愛』はそんな皆様のお陰で今も続けることが出来ています!

毎回毎回同じような言葉で申し訳ないですが、白邪は皆様に本当に感謝しております!


今までありがとうございました。そして、これからも白邪とキャラクターたちを宜しくお願い致します!




p.s.気付いたらコメットの誕生日過ぎてました。……誕生日が1月初めにあるからいけないんじゃね? と去年も思った覚えがあります。

p.s.2白邪はこの小説を読んで下さった方は皆御友人だと思っております(←迷惑)今年もこんな奴ですがほどほどに宜しくお願い致しますねー。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ