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魔術師とモンスター?  作者: 開拓心 広
第1章〜二年前のギルド〜
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第1章 (4) 作戦決行2


〜第1フィールド〜

みんなで掛け声をした後、第1フィールドへと皆それぞれが、はじめの一歩を踏み出していった。緊張した空気が漂い、討伐メンバー20人がそれぞれ違った表情をしていた。作戦の内容が内容だけに、中衛メンバーは、他の前衛、後衛のメンバーよりも、不安そうにしている人が多いように見える。しかし、討伐メンバー内の雰囲気としては、作戦を念入りに確認するところや、楽しそうに話しているところがあったりして、メンバー内の雰囲気としては良い雰囲気だと言えるのだろう・・・

そんな雰囲気とは裏腹に、敵は少しずつ近づいて来るのであった・・・


討伐メンバーが、第1フィールドに足を踏み出してから五分ほどがたったと思われる頃、和やかにフィールドを歩き続ける討伐メンバー達の目の前に突如として現れた敵によって、和やかな雰囲気は一気に崩れるのであった。


ソラ「100メートルほど先に、ワグナーと思われる敵が見える!!みんな!作戦通りに頼むぞ!!」

みんな「はい!(おう!)」


ソラの掛け声によって、討伐メンバーは戦闘体制へ移っていったのであった。


カイ「クウ!行くぞ!」

クウ「うん!」


前衛メンバーの兄妹ペアは、カイの掛け声でワグナーに近づいていく。アイとオガペアは・・・


アイ「オガさん!私たちも行きましょう!」

オガ「いや、俺たちはまだ動かないでいよう。」

アイ「・・・わかりました。」


オガたちがワグナーに近づかなかったわけは、ワグナーがこの時はまだ一体しかいなかったからである。


カイ「クウ!左側から頼む!」

クウ「了解!」

カイ「くらえぇぇーー!」

クウ「うりゃーー!」


この声の後、二人の攻撃はしばらく続き、二十回目の攻撃がたったと思われる頃、ワグナーがだいぶ弱ってきた。


カイ「クウ!一緒にとどめを刺すぞ!」

クウ「うん!」

カイ、クウ「これで終わりだー」


カイとクウの活躍によって、一体目のワグナーは倒されたのだったが・・・

そう時間を置かずに他のワグナー約四十体出てきたのであった・・・


ソラ「総攻撃するぞー!」

みんな「おー!」


ソラの掛け声の後、後衛は、支援魔法等の準備、中衛は、前衛のアシスタント、前衛は、アタックをしに行ったのであった・・・


カイ、オガ「行くぞ!」

クウ、アイ「はい!」


前衛メンバー全員で総攻撃をしに行ったのであったが、この総攻撃が悪く、敵を配置の内部まで入れてしまうという事態になってしまった。しかし、まだこの時はそんな状態になっていると前衛メンバーは気づいていなかったのである・・・


カイ「いっけぇぇぇー!」

クウ「うりゃゃゃー!」

オガ「うぉーーーー!」

アイ「えいっ!」


前衛メンバー全員で十体ほど敵を倒しややた頃、アイが後ろの異変に気付いたのであった。


アイ「オガさん!後ろが!」


アイがこう声を掛けて少し後ろを見てよそ見をしていた時、アイに敵が攻撃をしようとしていたのである。それにオガが気づき!


オガ「危ない!」

アイ「えっっ!」

オガ「うぅぅ!」


オガがアイを庇ったおかげで、アイは怪我をすることはなかったのだったが、かわりにオガが怪我をしてしまったのである。


オガ「危ないだろ!」

アイ「すみません・・・あっ!オガさん怪我!」

オガ「これぐらい大したことない。」


アイに向かって<大したことない>と答えたオガだったが、その背中にはワグナーにやられた大きな傷ができていた。後々にその傷によって 大変なことになるとはこの時のオガは思っていなかったのである・・・


オガ「アイと後ろのフォローしてくる!」

カイ「前は任せろ!」

クウ「うん!」

オガ「頼んだぞ!」


この会話の後、オガとアイは中衛メンバーの方に行ったのであった。


シロ「おーりゃ!」

クロ「そろそろ、トドメを刺そう!」

シロ「そうだな!」

シロ、クロ「せっーの!」


シロとクロが一体目の敵を倒した頃に、ちょうど、オガとアイが来たのであった。


オガ「大丈夫か?」

シロ「俺たちはなんとか・・・」

オガ「わかった!他のところのフォローに行ってくる!」

クロ「お願いします!」

オガ「いくぞ!アイ!」

アイ「はい!」


オガたちは、シロたちに会った後、すぐ近くで戦っていたスグとタキのところにいった。


アイ「大丈夫ですか?」

スグ「いま、なんとか持ちこたえているんですけど、フォローお願いできますか?」

オガ「わかった!アイ!支援魔法のhigh-powergrammeを頼む!」

アイ「はい!」


オガに指示を出されたアイは、支援魔法の準備をする。


アイ「準備できました!」

タキ「お願いします!」

オガ「頼んだぞ!」


アイ「high-powergramme!


アイの支援魔法によって、体力、魔法力を回復したオガとスグとタキの攻撃によってワグナーを倒すことができた。


一方その頃、最前線は・・・


カイ「行くぞ!」

カイ、クウ「これで最後だー!」


カイとクウのコンビネーションによって、最前線にいたワグナーは、全て倒されていた。


カイ「さっきのワグナーがここら辺にいたのやつらの最後だったぽいな。」

クウ「そうみたいだねー!」

クウ「何体ぐらい倒したのかな?」

カイ「ざぁっと、二十体ぐらいじゃないか?」

クウ「そんなに倒していたんだね!」

カイ「まぁ、そんなことはどうでもいい、後ろが心配だから戻るぞ!クウ!」

クウ「うん!りょうかいー!」


最前線にいた二人も敵を全て倒すことが出来たため、後ろに下がることにした。この時だ二人は、後ろで悲惨な光景を目にするとは、思っていなかったのである・・・


二人が後ろに戻る頃・・・


リオ「えっい!」

「ソラさん援護、お願いします!」

ソラ「了解!」

「おーらよっと!」

ルイ「おー!」

ウミ「危ない!」

ソラ「リオ、トドメをお願いする!ウミの方に行ってくるな!」

リオ「えぇーーーい!」


ソラ「ウミ!大丈夫か?」

ウミ「少し、怪我をしたぐらいだ。ルイ!気おつけろよな!」

ルイ「ごめんなさい」

ウミ「わかればいいんだ!」


リオとルイペアは、後衛のソラとウミペアの協力によってワグナーを倒すことができたのだったが、ルイの不注意によってウミが怪我をしてしまった。


ルイに対して平然を装ったウミだったが、その腕にはワグナーの爪によってできたと思われる怪我があった。その怪我状態は、傷口の回りが酷くえぐられていて出血も酷く、その体は、ワグナーによって侵食され始めているのがわかる。


ソラ「本当大丈夫なのか?ウミ・・・」

ウミ「見ての通りさ・・・」

ソラ「だいぶ、やられたな・・・」

ウミ「他のメンバーには言うなよ・・・」

ソラ「わかった・・・」


他の場所は・・・


メグとヨー、リクとリキのところも、カイとクウとマキとユミの協力でワグナーを倒すことができた。


この時は、まだ誰もテトたちのところには援護には行っていなかった。そのため、テトたちのところの危険性に気付くものは誰もいなく、その間、テトたちはワグナーに襲われていたのである。


テト「うぁぁぁーやっやめてくれーー」

ツミ「・・・・・・・・」


テトが悲鳴をあげている中、ワグナーはテトを口の中へ入れようとしている。

ツミは、衝撃的な光景により身体が固まって動けないでいた。


テト「うぁぁぁぁぁー」


テトは、この声を最後としてワグナーの口によって、上半身と下半身の真っ二つに引き裂かれてしまった。下半身は、ワグナーの中へ上半身は、地面へと落ちていった。地面に落ちた上半身からは、内臓(胃や、腸)が出てきて辺り一面は、血の海となっていた。

その間、ツミは放心状態になっており、逃げることができずにいた。ようやく、一分ほどがたってから気を取り直した。しかし・・・気を取り戻した時に見たものは、目の前に大きく口を開いたワグナーの姿であった・・・


ツミ「・・・・・・」

カイ「やっやめろーー!」


カイは、テトたちがいないことに、気付き助けに行ったのだったが、一歩、間に合わなかった。この後、カイが目にしたものは、ツミがワグナーに飲み込まれる瞬間と、上半身だけが地面にあるテトの姿だった。この後、他のワグナーや、敵が手で来ることがなく、みんなでテトとツミの遺体を確認することになったのだったが、テトの遺体はすぐに確認することができたのだったが、ツミの身体の一部を見つけたものは誰もいなく、ツミはワグナーの中で生きているのではないかという風になったが、しかし、この日のうちに、ツミを飲み込んだワグナーを見つけることが出来ず、ギルドとしてはツミを行方不明で処理することにした。


なぜ、このような結論に至ったかというと、ワグナーは習性上、身体の一部を吐き捨てるからである。


この後、ギルド内は悲しみに浸っていたが、カイとクウの活躍で無事に目的地である、第1フィールドの中間地点のセーフゾーンに着くことができた。


目的地に着いた後、しばらくは重い空気のままだった。しかし、三十分ほどがたったと思われる頃ここでようやく、ギルドの代表のソラが発言をした。


ソラ「えっー、残念なことにメンバーを二人欠けてしまう事態になってしまった。二人のことを思う気持ちも確かにある。だが、ここで立ち止まってしまっては、二人に申し訳ないと思ってしまう。だから、残り18人で頑張って見ないか?」


みんな「確かに、そうですね・・・・」


ソラ「こんな風になってしまったのには、俺にも責任がある。本当に申し訳ない。」


カイ「別に代表がわるいわけでは・・・」


みんな「そっそうですよ・・・」


ソラ「みんな、、、ありがとう。」

「よし、気持ちを入れ替えるぞ!まだ敵は、たくさんいるからな!」

「では、作戦、また明日から行う、みんなしっかり休んでくれ。」


みんな「はい・・・」


ソラ「では、解散・・・・」


✳︎今回の戦績

カイ・・・・生存・・・・討伐数 25

クウ・・・・生存・・・・討伐数 25

オガ・・・生存(軽傷)・・ 討伐数 12

アイ・・・・生存・・・・討伐数 12

メグ・・・・生存・・・・討伐数 2

ヨー・・・・生存・・・・討伐数 2

リク・・・・生存・・・・討伐数 2

リキ・・・・生存・・・・討伐数 2

スグ・・・・生存・・・・討伐数 2

タキ・・・・生存・・・・討伐数 2

リオ・・・・生存・・・・討伐数 2

ルイ・・・・生存・・・・討伐数 2

シロ・・・・生存・・・・討伐数 2

クロ・・・・生存・・・・討伐数 2

ツミ・・・・行方不明

テト・・・・死亡

ソラ・・・・生存・・・・討伐数 1

ウミ・・・生存(中傷)・・ 討伐数 1

マキ・・・・生存・・・・討伐数 1

ユミ・・・・生存・・・・討伐数 1

残り18人(内 軽傷者2名)

✳︎共同で倒したのも各自の討伐数に入ります。


・・・・翌朝・・・・

〜第1フィールド中間地点セーフゾーン〜

ソラ「よし、準備はいいな?」

みんな「はい・・・・」

ソラ「では、いくぞー!」


✳︎次回

ソラの掛け声によって、討伐任務二日目が始まった。メンバーの空気が重いまま、始まっていく二日目起きた出来事とは?


✳︎討伐メンバーの配置について

前衛

カイとクウ オガとアイ

中衛

メグとヨー リクとリキ

スグとタキ リオとルイ

シロとクロ ツミとテト

後衛

ソラとウミ マキとユミ



✳︎用語について

お兄ちゃん・・・・ソラ

リミットゼロ・・・・・・・・

魔法力、体術技量のリミットを解放することによって最大限の力を使えるようにする支援魔法。

high-powergramme(ハイパワーグラム)・・

魔法力、体力を回復することができる。

ワグナー・・・・・・・

序盤で登場する比較的弱いほうの敵キャラ。

身体は、すごく大きい。

レベルでいうと、30ぐらい。



✳︎キャラクターの発言について

俺・・・・・・・・・・・ソラ

僕・・・・・・・・・・・カイ

自分・・・・・・・・・・オガ

私・・・・・・・・・・・クウ

他にも、出てくるともういますが、今のところは、4人の発言の仕方について紹介しておきます。



✳︎注意

初心者なので、誤字脱字等あると思いますが、そこは目をつむっていただけたら幸いです。変だと思うと思ったり、つまらなかったりするところがあると思いますがよろしくお願いします。

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