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王都にいるのも明日で最後になるのか。もう、ここでやり残したことはないかな?
お土産も買った。目に巻く帯と仮面も買った。他に買うものはあったかな?うーーーーーん。ないかな?
あっ!父さんにつけた貸しどうしよ。何に使おうか。従者兼護衛は、自分で見つけたいからな。出来れば、合法ロリの美少女がいい。もしくは、美少女。色気のあるお姉さんでもいいな。色気とかわかんねえし。くそっ。ケモっ娘かエルフもいいな。もちろん、男はお断りだ。
この辺りに合う人がいればいいんだが。そもそもこの世界って綺麗な人が、多いのか少ないのかすら判断できん。この世界の住人だとそのあたりは、分からないと思うんだよなあ。そもそも、普通すら分からん。
誰の意見を参考にして美醜を見分けるべきか。これもひとつの問題点だな。
帰り道は、父さんに魔法の使い方を習いながら帰ればいいから、暇なんてなさそうだな。
エコーロケーションに代わる魔法を生み出さないと。パッシブスキルみたいな感じにしあげないと不便だからな。自分の魔力を使う方法と周りの魔力を使う方法とか色んなパターンで開発しとかないといけないな。状況によって色々変わってくるからなあ。
さて、今日の分の練習をして寝るか。
いい朝。なのか?いい加減不便だ。見えなくても時間を知るすべってないものかね。明かりすらない完全なる闇の世界だからな。
どうにか、時間を把握できる方法ってあるのか?魔法ででは、無理そうだな。懐中時計あたりを開発出来たらいいと思うんだが、作り方を知らんからなあ。やはり、従者を雇うしか方法は、ないのかね。
まっ、とりあえず、セバスが来るまでは魔法の訓練でもするかね。
コンコンコン。
[マティアス様。お迎えに参りました」
もう、そんな時間になったのか。休憩のつもりがいつの間にか寝ていたみたいだな。
「セバス。入ってきていいよ」
「何か、お疲れのように見えますが、如何なされたのですか?」
「ああ。魔法の訓練をしてたとこ。休憩のつもりがいつの間にか寝てたみたいだけどね」
「そうですか。ですが、危険ですので、くれぐれも無理はなさらないでください」
「分かってるよ。帰り道にでも父さんに詳しく教えてもらうからね」
「それならば、問題ありませんね」
「それよりも、朝食の時間なんでしょ?行こうか」
「はい」
6日間は、この美味い食事が食べられないのか。道中が、物足りなくなりそうだな。国規模でこのぐらいの基準を設けれるようにしてほしいな。やっぱ、ご飯が美味いとそれだけで幸せになれるんだよな。
味噌と醤油の開発してるんだろうか。
ってか、結局、アブルケル商会の会頭とは会えなかったな。まあ、会えたらいいかなってかんじだったしな。そのうち会える機会が出てくるでしょ。その時にでも商売の話しでもするか。
俺が、一から商会を作るってのもありだけど、商売のイロハなんて知らないし。下手したら食われるからなあ。もしくは、小さな商会を大きく育てるって手もありだと思うんだけど、ぶっちゃけ面倒くさいのよね。開発するにしても元手が、かからない奴からしないと資金もないし。工房もないし。
それなら、同じ転生者らしき人と縁を作って、そこで開発してもらうのが一番なんだよね。金もある。販路もある。工房もある。大まかな事を伝えたら職人さんが何とかしてくれると思うし。
「さて、マティアスよ。もう、やり残したことはないか?」
「うん。特にないかな」
「そうか。では、暫くしたら出発するからな」
「はーーい。そうだ父さん。帰り道に魔法の使い方教えてね」
「ふふっ。任せておけ。土属性は、あまり得意ではないが、基礎ぐらいなら教えられるからな」
「なら、楽しみにしておくね」
しかし、土属性かあ。思いつくのは、土で作る家だよな。旅の時は重宝するな。
ってか、その前に、秘密基地作りができるじゃん。森の中に秘密基地。くううう。いいねいいね。
土の硬度を極限まで硬くできたり柔らかくできたらそれだけで、武器が作れるじゃん。つまり、武器を持ち歩かなくてもいいって事になるな。なんせ、土さえあれば武器を作れるんだから。形状としては、棍棒が一番無難かな。如意棒みたいに伸縮自在に出来そうだな。
それが出来るようになるためにも、基礎をしっかり学ばないといけないな。基礎を疎かにしたら何事もいけないからな。
そして、魔力を使ってのエコーロケーションの代わりになる物を発動させることだな。これが、一番重要なんだけどね。どっかの戦闘民族みたいに空気の動き感知することができれば、一番いいんだけど・・・。
なかなか、難易度が高そうだからねえ。
しかし!ここは異世界だ!そんな技術が身についてもおかしくない。
つまりだ!かめ○め波が出来るかもしれないという事だな。心が躍るぜええええええ!
とか、考えているうちに出発の時間となった。
「では、ダリアよ。世話になったな。この屋敷の管理を頼んだぞ」
「はい。お任せください。ガードルフ様。お気をつけてください」
「ダリア。お世話になったね。ありがとう」
「勿体なきお言葉です。マティアス様。お気をつけてください」
「うん。それじゃ、またね」
「「「行ってらっしゃいませ」」」
なんだかんだ、あったけど、無事に帰れるから良しとするか。ただ、今回の一件がどこまで影響を及ぼすのか考えたくないけどな。そこまで問題にならずに数年もしたら忘れられているのが一番いいんだけどな。
「さて、マティアスよ。早速だが、魔法についての講義を行おうじゃないか」
「父さん。よろしくお願いします」
「うむ。まず、魔法は、火・風・水・土・雷・聖・闇・無の全部で8属性あるって事は覚えているな?水を極めたら上位の氷を操れるようになるからな。無属性は、誰もが扱うことが出来る魔法だな。ライトやシールドと言ったのが一番分かりやすいかな。それを扱うためにも先ずは、魔力の制御と操作が重要になってくる。これの訓練は、地味だから真剣にやっているものは少ないってのが現状だな。」
「そうなの?」
「残念ながらな。派手な物を求めているんだよ。その為にこそ、制御と操作の訓練なんだがな。マティアスにも先ずは、これをある程度まで出来るようにしてもらう。魔法を発動させるのは、その後からだな。そうしないと、暴発して事故なんか起こした日には悲惨な目に合うからな。だからそれまでは、魔法を使うのは禁止な。制御と操作が合格になってからだな。それじゃ、訓練を開始するぞ。最初に自分の中にある魔力に集中してくれ。魔力が感じられたか?」
「うん。感じるよ」
「そ、そうか。次は、その魔力を片方の手に集めてそれを維持するんだ。あまり多く集めないようにな」
「これぐらいでいい?」
「あ、ああ。それで、問題ないぞ。父さんがいいぞって言うまで維持するんだぞ。」
「うん。」
「よし、もういいぞ」
「ふううう。疲れる」
「あ、あのそのなんだ。大分筋が良いな。この分だとすぐに魔法を教えても問題なさそうだな」
「えっ。そうなの?維持するのが集中して少し疲れるけど、結構簡単だったよ」
何回か、練習していたからね。こういう時は、前世の知識からある程度の予測は着くんだよな。前世の知識を有しているってある意味チートだよな。それを活かせる状況か世界かは別として。
「これをある程度、維持できるようになったら次は、魔力の塊を自分の好きなように動かす事だな。それが出来たら、いよいよ、魔法の実施だ。10分ぐらいは、維持できるようになったら動かすことを行うぞ」
「分かった。家に着くまでには、魔法を習うからね」
「ふふふっ。そう簡単にいくかな?」
「このぐらい、余裕でこなしてみせるよ」
「そうか。なら、楽しみにしておくぞ」
「うん。時間が分かんないから、10分ぐらい経ったらちゃんと合図してね」
「ああ。勿論だよ」
維持するのは少し、コツをつかめたから、さっきよりかは維持できそうだな。こう、ただ維持するのは疲れるな。回転でもさせてみるか。最初は、ゆっくりだな。おおお。回ってる。回ってる。
ちゃんと、回っているのが感じ取れるな。次は反対回り。おお。出来てる。高速回転させてみるか。
このまま、螺○丸って言って攻撃したい欲望が出てくるけど、ここ馬車の中だったわ。このままじゃ、危ないじゃん!回転止めて、普通に維持するか。危うく馬車が壊れるところだったな。
「・・・マ・マティアスよ」
「どうしたの父さん?」
「さすがというべきか、なんというか。まさか、これ程簡単に操作と制御をこなすなんて思いよよらなかったぞ」
「うーーん。そうなのかな?でも、このぐらいはほんの序の口だよ。もっと精密にしないといけないしさ。最低でもミリ単位で制御したいし」
「ミリ単位とな?」
「長さの単位のことだよ」
「あっちの世界事か。それがあるからこんなにも習得するのが早いのかもしれんな。としたら、明日からはもう教えてもよさそうだな」
「えっ!ホントにいいの?」
「ああ。このぐらい出来ていたら普通は問題ないからな」
前世の知識と言ってもラノベや漫画アニメの知識だから実際に教わらないとどれだけの齟齬があるのか分からないからな。
「今日は、魔力が尽きるまで、このまま維持と操作の練習だな」
「そういえば、魔力を増やすには魔力を尽きるまで使うのが一般的なの?」
「確かに、魔力を増やすにはそれが一般的だな。だが、魔力を使い過ぎるとそのまま死ぬって事があるからそこには十分気を付けるんだぞ。自分の限界を知るのは大切だが、絶対に一人ではするなよ。何かあった時には対応が出来ないからな」
「分かったよ」
ああ。やっぱり、使い過ぎるとそのまま死ぬのか。ってか、そもそも魔力って何なんだろうな。
ドラゴン○ールで言う気で、ナ○トで言うチャクラ、ハンター○ンターで言うオーラ的なものって感じになるのか?似て非なるものって解釈でいいのだろうか。のちのち解明していけばいいか。
「休憩中は、肉体を鍛えるからな。しっかりついてこいよ」
「うん」
「それにしても、マティアス様はよくやるよな。そう思わないか?ゴスタ」
「そうですね。さすが、ガードルフの息子って事ですかねリーダー」
「にしても、目が見えないってのは、惜しいな。これで、見えていたらどのような人物になったのやら。カーニバルまでいくんじゃないか?」
「あの二人の息子だからな。可能性はあるだろうな」
「周囲に魔物の気配はありませんでしたぜ。リーダー」
「ご苦労カール。いくら、ほとんど引退しているって身だがこのままだとガードルフのやつに差をつけられたら敵わんからな。いっちょ俺も訓練に混ざってくるわ」
「ほどほどにして下さいよ。私たちは、護衛として雇われているんですから」
「わあっているよ」
なぜか、アイモさんまでも訓練に混ざり始めた。父さんとアイモさんが模擬戦している間、魔力を使った、エコーロケーションの代わりになる物を模索し続けた。
一朝一夕で出来るものじゃないが、少しは何か掴めた気がする。
そして、明日には家に着くみたいだ。
長かった旅が終わろうとしていた。
予定では、マティアス君は暫く目の事と土属性しか使えないって事を引きづって引き籠るはずだったのですが、何がどうして一晩で回復したのか私にも分かりませんでしたね。気が付いたら前向きになっていましたね。
クリスマスが終わってしまいましたねー。24日は私は、従弟の結婚式に行ってたんですがね。
そこの神父さんがかなり陽気な感じで厳かよりも賑やかな結婚式でしたね。
完全に私とは相いれない神父さんでしたね。
いつも読んでくださってありがとうございます。




