きっと伝わるよ。1章
「今、俺の願い事が叶うならもう1度君に会いたい。」
俺の名前は、上田刹那。(ウエダ セツナ)
俺がこうなったのはちょうど1年前。
あの時は俺も反抗期ではむかってばっかりだった
今思えば馬鹿馬鹿しい事だった事にすぐに怒ったり、夜遊びしたり
本当にダメな人間だった。
お母さん:「こら、早く起きなさい!!」
刹那:「うるさい」
俺の朝はいつもお母さんが怒って僕が反抗する。
お母さん:「行ってらっしゃい」
刹那:「・・・」
今なら言える「行って来ます」って
だけど俺は言えなかった。
裕樹:「おっはよー刹那~」
このうるさい奴が浜田裕樹
中学校からの親友。
刹那:「何だよ、朝からうるせぇな」
裕樹:「何だよじゃねぇーよ♪もっとテンション上げてこうぜ」
本当にうるさい奴
でも憎めない奴。
キンコーン カンコーン
裕樹:「あぁー勉強だり~」
刹那:「・・・」
裕樹:「おーい、刹那~?起きてる~?」
刹那:「・・・起きてる」
裕樹:「なら返事ぐらいしろよな~」
刹那:「・・・」
裕樹:「まぁいいやッ昼飯食おうぜぇ~」
ガサガサとコビニの袋からおにぎりを4~6個だす裕樹。
こんなに食うのかコイツって思ったりなんかした。
裕樹:「ん~♪・・あれ?刹那、昼は??」
刹那:「・・・忘れた」
裕樹:「そーゆー事なら・・・はいッ俺の3個やるよ」
そう言って裕樹は俺におにぎりを3個わたして来た。
良くそのおにぎりを見たら全部ツナマヨでちょっとびびった。
でも、嬉しかった。
刹那:「3個ももらっていいのか?」
裕樹:「当たり前、だって刹那は俺の親友だもん」
刹那:「・・・・///・・あっそ・・・」
俺はそのおにぎりを照れながら食べた。
その時のおにぎりはいつも倍以上に美味しくって嬉しくってこれが親友なのかな?って事を想像しながら授業をうけていた。
時が止まってくれたら良かったのに
こんな気持ちでずっといられて
お母さんもずっとこの世界にいられたのに・・
きっと伝わるよ。第一章