表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/57


 お忙しい中お時間を取っていただきまして、誠にありがとうございます。

 十八年前の口頭での約束事をこれまで信じていただけたことにも、重ねてお礼を申し上げます。

 この度わたくしどもは、今後数ヶ月のいずれかの日を最後に、お暇することといたしました。

 約二十年間の友好を勝手ながらに仕舞いとさせていただくことを、どうかご了承くださいませ。


 と、青年が手に持つ小さな機械から壮年の男性の声が流れ、ぷつりと途切れた。







 二十年前、突如としてハルシア大国の遥か上空に浮かぶ島が現れた。

 大国はその島のことを『浮島(うきしま)』と呼び、その島に住むだろう者たちのことを『浮人(うきびと)』と呼んだ。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ