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詩歌集2

臆病者の少年は勇者の生まれ変わり



 目覚めたいつかの思い出 記憶


 臆病な少年はびくびくしながら


 知らないアルバムを捲るように


 残像便りに辿る 錆びた軌跡


 奇跡的に出会う


 懐かしい仲間達 2度目の初めましてを交わす


 古び朽ちた銅像見上げ 


 知らない記憶 生まれる前の私を


 脳裏に巡らす




 たくさんの人を守り たくさんの敵を殺し


 闇に眠る世界 光に目覚めさせた


 伝説の勇者


 それは 生まれる前の私


 強く逞しい 私




 今の私は 臆病の只の人


 だがまた 世界は闇に眠ろうとしている


 恐怖で震えている場合ではない


 でも あの時の私とは違う


 私は 臆病者ですぐ逃げる弱者


 だが なれるなら


 私は生まれ変わる前の勇者に


 強く逞しい勇者になりたい



 臆病者の少年は いつかの自身の目の前で


 古び朽ちた銅像の前で


 震えながら勇者になることを誓った……






 


 

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― 新着の感想 ―
[良い点] かつて──、でしょうか。 なんか、タクトさんになぞらえてしまいました。 覚醒前の勇者。 カッコ良いです☆彡 小説の冒頭部分として、書き起こせそうなほどの詩……でした。♡♪(*´∀`*)ノ☆…
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