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異世界はバーゲンブルグから・・・  作者: J.Plum
第三章
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閑話 ビビ3【PV5,000に感謝!!】

 どうやら寝てしまっていたようだ。


 ここは…多分長の家だな。そう思った。

 周りを見ると化け物はガァーガァー咆哮を上げながら寝ている。

 このヒューマン種、確かタケルと言った男はスゥスゥと寝ているのを確認した。


 今のうちに化け物を殺したほうが良いかと思ったが見つかったら殺される。

 だったらこのタケルという男にくっついていた方が良いと思った。


 そうして少しするとタケルという男が目を覚ました。

 おはようと言われ一瞬返し方を忘れてしまい頷くのみすることにした。


 そこから顔を拭いてもらったり、朝食を作ったりとパタパタと動き続けた。


 よく働く男だなと感心したが化け物は座ってるだけで何もしてないのでアイツはダメな化け物だなと思っていた。


 朝食中も化け物には注意を払わないといけないと思いタケルの横で食べていたが、小馬鹿にするような顔でこちらを見てくるので腹が立つ。


 何故タケルはこのような頭の悪そうな使えない化け物と一緒にいるんだろうと思っていた。


 その内タケル達は服を持ってきた。

 この服は年に一度のお祭りの際にみんなで着る衣装だ。これを着てと言われ、特段めでたい気持ちではなかったが言われた通りに着てみると少しお祭りを思い出し泣きそうになった。


 振り払うように出発と言われたのでおーっと言うとタケルは笑顔で答えてくれた。


 このヒューマン種は強い、雄としての力を大分備えている。化け物も強いが守るだけの唐変木だ。

 身体がでかいだけではダメだなとやはり思う。


 川が出てきたので入ろうとなり服を脱ぐとあたしはダメと言われる。


 化け物は川に入り遊んでおり、なんでだと怒ると上がるまで待ってくれと言った。

 なおも怒り続けていると笑顔になった。ヒューマン種は感情がわからん。


 あたしの番になった。

 ヒューマン種は焚き火をして身体を暖めている。


 それを見て川に飛び込むと足がつかないとこだったので慌てるもヒューマン達は気付かない。

 溺れそうな時ふとタケルと目が合った。


 その瞬間タケルは川に飛び込みあたしを抱き抱えた。大丈夫か?と言われ安心して抱き着いてしまったが笑顔で岸まで上げてくれた。


 その時に見たタケルは後ろがキラキラしてとても素敵な雄に見えた。

 尻尾の動きが止まらない。なんなんだこの気持ちはと不思議を思った。


 その時化け物は川で糞をしたようでタケルは後ろをキラキラさせながら怒っていた。


 水浴びを終えてからは何故かワクワクしていた。なんでかわからないが気分が良かった。


 良かったせいかよくカカが口ずさんでいた歌を思い出し鼻で鳴らすとタケルからなんて歌だと聞かれた。


 素直にカカから教えてもらった歌で元気になる歌だと答えるとだから元気なんだなと御礼を言われて尻尾が動き続けていた。


 気分よく歩き、モンスターが出たら知らせるなどしていたら急に危険と脳内が反応した。

 タケルだけでもと手を引けば化け物も付いてくる。


 岩陰に隠れて黙るように言うと黒いアイツが姿を現した、尻尾が逆立つ、アイツがトトを殺したと…ただ化け物はどうでもいいがタケルは死なせるわけにはいかない。


 我慢だと歯を食い縛りながらいなくなるのを待つ。程なくしてアイツがいなくなるのを確認して安堵した。


 移動しつつ説明すると御礼を言われ頭を撫でてくれた。それだけであたしは幸せだった。


 タケルは言った、今は俺も弱いから厳しいだろうが必ず一緒にあいつを倒そうなと。

 そう言われ前を向きこの人のためにあたしは強くなると心に誓うのだった。


 そうしてあたしの始めての旅は終わりを告げる。

 あたしとタケルの旅は始まったばかりだけど、ずっと一緒にいられればいいな、死なないようにちゃんと生存確認はしないとな、そう思っていた。


 ちなみに化け物はいつ死んでも構わないですともね。

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