出発
翌朝、朝食後に王様へ挨拶し出発する。
謁見室に入りお礼を言う。ここから東に向かい海辺の街ポポスへ行く。そこから船をチャーターし1週間、バーゲンブルグに着く。王様からチャーターするための費用とポポスまでの馬車を用意して貰ったので感謝する。それとアヤを守るために1名騎士や付けると言われる。この国で今1番強いと言われる騎士だと…
帰ってこれるかわからないと伝えると覚悟の上でバーゲンブルグに行ったら傭兵になって生活するとも言った。
ここまで言われると断ることは難しいので甘えることにした。馬車に向かって歩く。
ナナトーナともお別れだなと噛み締め歩き馬車に到着する。
扉を開け中に入るとしばし待たされ騎士がきたと言われたのでそちらを見るこちらが昨日付で我が国最高の騎士となったものです。
昨日付?
「我がにゃはニャニャミン!我が国最高の騎士にして、剣技にゃにゃ光剣を操りし者。強大な力故世界に疎まれしこの力を欲するかにゃ!」
「あーはいはい、振り長いなとは思ってたけどやっぱりね。早く乗れよ」
「にゃにゃ?!もっと嬉しいとか頼りににゃる!とかにゃいのか??」
「ない。行くぞ〜」
「まったく…あたしだって昨日言いたかったにゃ…でも王様に口止めされて…」とブツブツいいながら馬車に乗り込み、そして出発した。
「改めてナナミンちゃんよろしくね!」
「任せるにゃ!あたしを連れて行けば百人力にゃ!」
「ナナミン我が国一の騎士って言われてたけど…」
「あー昨日巨人を倒したからだにゃ!」
「えっと、ナナミンが?」
「そうにゃ!あたしの最後の一撃で巨人は倒れたのにゃ!」
待って、この子踊りに踊り続けた結果近寄ってきてあげくしょんべん漏らしてただけだよね…何このやってやった感あるドヤ顔。
「そ、そっか…そうだな!」
「そうにゃ!アヤ様との共闘はあたしの戦歴に大きく花を飾る、そんな戦いにゃったにゃ!」
「そ、そうよね、ナナミンちゃんは頑張ったのよね!」
「まぁあたしの力にかかればそんなもんにゃ!」
「ちなみにこの話は王様には?」
「言ったにゃ!ほんの少しだけ誇張したが概ね間違いにゃいにゃ!話して少しすると呼ばれてこのことを指示されたにゃ。付いていってバーゲンブルグで暮らすといいと言われたにゃ」
「あ、あー…そっか…よかったな!」
この子、国に嘘の報告したのバレて島流しにあった感じじゃない?しかし、極刑じゃなく優しく言いくるめてくれるってなんて優しい国なんだ。押し付けられたこっちは迷惑だけど…
「大船に乗ったつもりでいるにゃ」
「ああ!泥舟じゃないことを祈るよ…」
「さて、ポポスの街までは3日ほどかかるにゃ。その間は特段することもにゃいので素振りするにゃ!」と言い馬車を立ち剣を振る。
剣筋を見る。
全く筋が見えない…ブレブレだ。
てか腕で振ってるから手打ちになっている。剣は腰で振るとはよく言ったもんだがな…俺は野球やってたから棒を振る、その一点だけはなんとなくしっかりできているしあとはスキルもあるからな…
しかも、にゃ!にゃ!にゃ!っと全力の声で出しながら振るから正直うるさい…
アヤを見ると親が子供を見つめるような微笑ましい目で見つめている。
「なぁナナミン?」
「にゃ!にゃ!にゃににゃ? にゃ!」
「剣のスキルとか持ってるの?」
「にゃ!…にゃ…にゃ…,に…にゃいにゃ…」
やべ…「無くても生えてくるらしいから大丈夫だ!センスあるもんな!」
「そうにゃ、生えてくるに決まってるにゃ!あの巨人を倒した時の華麗な剣捌き、あれはスキルの出る前兆にゃ!」
「け、剣捌き??華麗?」
そうして、練習に戻るが10分ほど経つと休憩にゃと言い座り、寝始め夕食まで起きることはなかったとさ。
「にゃむにゃむ、我が剣の鯖にしてくれるにゃ…にゃむ…」




