決闘
「とんでもにゃいことににゃったにゃ!
とんでもにゃいことにゃ!
どうするにゃ!?どうするにゃ~!?」
「ニャーニャーうるさい!ちょっと待ってくれ、頭を整理する」
そう言い状況を整理する。
まぁ整理するも何もないんだが、アヤから離れたくないから実力行使に出たわけだ。
でもな…もっと血生臭いのを想像してたんだけど、ニャーニャーだの、がおがおだのぴょんぴょんだの気が緩んでしまって仕方ない。
「とんでもにゃいにゃ、とんでもにゃい」
こいつうるせーし。
「ナナミン聞いていいか?あのルルと言うのは強いのか?」
「よくぞ聞いてくれたにゃ!あのルル様というのは歴代最高の戦士と言われているにゃ!
ルル様の通った後には一マタタビも残らないという逸話があるくらいにゃ!」
「それって強いの?そのマタタビの流れはよくわかんないけど…」
「強いに決まってるにゃ!にゃにゃみんが10人いても勝てにゃいにゃ!」
「その例えは…。だって…ナナミン弱そうだし…」
「にゃにおう!そこににゃおれにゃ!叩っ斬ってやるにゃ!ってそんなこと言ってる場合じゃにゃいにゃ。 四の鐘はあと2時間くらいにゃ!準備するにゃ!」
となんとも気が抜けるミーティングを終え決闘に向かう。
「初撃は必ず避けるにゃ!絶対引っ掻くがくるにゃ!」
「わかった、わかったから!ちょっと黙ってて!」
そうして精神統一に入る。このままでは気が抜けた状態での決闘をすることになる。
アヤを守るためにも負けるわけにはいかない。
深呼吸、すーーはーー、すーーはーー
「うん。よし、いくぞ!!」バァーンと闘技場の扉が開かれ前に歩いていく。
ある程度の距離に立ちルルと相対した。
「逃げずに来るとは見上げた男がお。そこだけは認めてもいいがお。がここから始まるのは一方的な蹂躙がお。貴様が血を撒き散らし無様に死ぬ様を見せればあや様は残りたいというはずがお」
なんか、可愛いんだよな〜リアルな虎じゃなくてデフォルメされてるからなのかな…
「ふっふっふっ。怖くて何も言えないようだながお。最後に一言くらい話をさせてやるがお」
そうするとアヤがこちらに歩いて来る。
「大丈夫か?アヤ?」
「当たり前でしょ。可愛がりすぎて手が痛いくらいよ」
「しかしこの国の人はこのまま連れて逃げるとか思わないのか?普通1人で寄越す?」
「平和なのよ。もうね、この国は獣人可愛いし、平和だし。私みたいな人には最高の地よ」
「なんだよそれ」と笑ってしまう。
「おおっとそろそろいいか?あや様大丈夫ですかねがお?」
「大丈夫よ」
「じゃこちらにきてがお。こっち、こっちがお。そうだがお。そちらに座ってくださいがお。
さーて、準備が出来たら始めようがお」
「出来てるよ」「始めるがお」
そうすると審判より始め!と言い戦いが始まった。
そうするとまず笛の音色が鳴り始めルルは踊りだす。
さながらムエタイのような祈りを捧げるように踊っている。
少しずつ近づくも踊りをやめようとせず、頭を下げたとき剣の腹の部分で叩くとぷぎゅ〜と言い失神した。
「なっ!戦いの舞の際に手を出すとは!」
これやばいか…?ダメだったかな…
「凄いにゃ!確かにそれを狙えば勝てるにゃ!盲点にゃ!」
ザワザワザワっ!
「たしかにうま、隙だらけうま」
「あの戦い、ヒューマン種の完全勝利もう」
「我々が勝つ術が思いつかないわん」
「いや、始めの合図早くない?踊って準備してから始めればいいじゃん」
「「「それだ!」」」
「新たなる英雄の誕生だぁーーーーーっ!」
「「「ターケル!ターケル!ターケル!」」」
タケルコールは鳴り止まずその声は退場するまで叫び続けられるのだった。
えっ・・本当にこれで終わるの??




