捕縛
「お、おはようにゃ…」
「おはよう…ってかなんでお前も捕まってんだ?」
「いや、にゃんて言うか・・・お前の監視にゃ」
「じゃ何で拘束されてんだ?」
「こ、これは趣味にゃ!こうしないと眠れにゃいにゃ!」
「あーそうですか…。しかしアヤは大丈夫だろうか?」
捕縛された俺たちは牢屋に閉じ込められており、今後どうなるのかを待っている状況だ。
ただ、アヤとは離され捕えられており、彼女がそのような酷い目に遭わされているかと思うと心配であった。
「なんかエッチなこととかされてたらどうしよう…」
「あっそれはにゃいにゃ。ヒューマン種に対して我々が発情することはあまりにゃいにゃ。
あまりと言うのは好きににゃってしまうと発情することもあるようだにゃ」
「なるほど、じゃそっち面では問題ないわけだ」
「そうだにゃ。それよりもこれからどうにゃるかだにゃ…」
「まったく転移したと思ったらとんだ災難だよ」
「飛んださいにゃん?とんだ?転移したからにゃ?」
「そこ触れなくていいから…」
「そうにゃ?ちにゃみにお前ら…」
「タケル」
「タケル達はどこからきたにゃ?」
「バーゲンブルグからだよ、正確にはバーゲンブルグのクラータル領からだな」
「バ、バーゲンブルグ??バーゲンブルグとはあの王様が獣人にも優しいというあのバーゲンブルグ?」
「ニャニャミン自分で獣人と言ってるぞ?そうだ」
「ゲフンっ…すまんにゃ。1個聞いてもにゃ…?」
「1個と言わず何個でも」
「街がとても綺麗で石畳が引かれ中心地には噴水があり、綺麗にゃ水がにゃがれてるって本当かにゃ?」
「そうだな。本当だな」
「王様が街の美化向上のため花を植えに来るって本当かにゃ?」
「あー聞いた話によるとやったらしいな〜」
「街の人のために商人たちを呼び寄せたにゃ?」
「したらしいな。まぁいい王様だよ」
「会ったことはあるにゃ?」
「あるも何も俺らは王様に呼ばれてこっちの世界にきてるからな」
「こっちの世界とはどうゆうことにゃ?」
そうしてニャニャミンに召喚されたことや今までやったこと。ここまできた経緯を話をした。
「そうだったのかにゃ。それは大変だったにゃ…」
「だな…まぁ誤解すら解けちゃえば出れるといいんだが…。でもサイの奴倒しちゃったからヤバいかな?」
「大丈夫にゃ。ニャニャトーニャ王国は強い奴が1番偉いってのが昔から決まってるにゃ。だからタケルも戦えばにゃんとかにゃるにゃ」
「マジか〜前の戦い負けてるからな…、自信ないな・・・」
「マジにゃ!大丈夫にゃ!安心するにゃ!」
その自信はどこからくるんだよ・・・
「うぅぅ…」
「どうした?」
「ちょっと耳を塞いで後ろ向いてくれるかにゃ?」
「はぁ?やだよめんどくさい」
「頼むにゃ、後生だにゃ…もう漏れそうだにゃ…」
「あーおしっこか?すればいいだろ?男同士なんだから」
「にゃにおう?私は雌にゃ!れっきとした女の子にゃ!」
「そうなの?」
「失礼にゃ!叩っ斬ってやるにゃ!」
「ごめんごめん!後ろ向くわ〜」
「謝りの言葉が軽いにゃ!耳!」
「あーはいはい!」
「腹立つにゃ〜これだからヒューマン種は…」
うん、、、にゃーーーーーーっ…
「よし、終わったにゃ」
「なんなのそのにゃーーーって?」
「出すときに自然と出るにゃ・・ってなんで聞いてるにゃ?」
「バレた〜っ!」
「こいつ、叩っ切るからこっちにくるにゃ!」
「やだ」「にゃにおう!」
「静かにせんか…」
突然独房に響く深い声…
誰かがきたようだ。姿は見えない。だが声だけは響きそして重苦しい空気を醸し出している。
「私はナナトーナ王国国王、ナナトーナ12世である。
貴様はバーゲンブルグ国に所属するたける男爵で間違いないだろうか」
ナナトーナ?ニャニャミン間違えてんじゃねーか。
って事はニャニャミンもナナミンなのか?
「答えるが良い」「あっ申し訳ありません。バーゲンブルグ国タケル男爵です」
「そうか、何故遠くナナトーナへ足を踏み入れたかはあや様より話は聞いた」
あや様?
「まずはここから出してやろう」
そうして捕縛されものの一晩で釈放されるのだった。




