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異世界はバーゲンブルグから・・・  作者: J.Plum
第二章
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告白

 夕食をいただきひと心地着くとごんぞうからお風呂の誘いがあった。

 なんとこの屋敷、風呂があるのだ。


 こちらに召喚されて早2ヶ月半だが初の風呂だ!鼻歌を歌いながら浴場に着くとごんぞう、俺、ビビの順番で男湯に入る。

「ってビビはダメだから!」

「なんでです?」

「女性はあっち、男性はこっちって決まっているんだよ。当たり前でしょ!もういい歳なんだからちゃんと覚えないと!」ただでさえなんか色々大きくなって、時折目のやり場に困るときだってあるんだからさ…色々と大きくなってさ…

「タケルとがいいです」

「ダメだよ。こればかりはごめん」

「タケルはビビが嫌いになったです?」

「だから違うって!俺の好き嫌いじゃなくルールなの!」

「そうですか…」項垂れてそちらに向かうと1人のメイドさんが通りがかる。


「すみません。あのあの子お風呂入ったことなくて大変申し訳ないんですが中入って教えるか一緒に入ってもらうかお願いできませんか?」

「あらそうなの?でもね、私旦那様に呼ばれていて時間取れないの」そうだ、と言い男湯と女湯の間にある小扉を開けると気持ち大きめの札を出した。

 女湯を開け誰もいないのを確認して扉にその札を付けた。


「はいこれで一緒に入れますよ!」と言った。

 はぁ?なにそれ?

 聞くと家族と一緒に入れるように家族風呂制度が出来ていて誰もいないならどちらも30分程度なら勝手に家族と一緒に入っていいという俺に取っては拷問にも近い制度があるらしい。

「30分とは言ってるけど時計は高価だから正直丸一日とかじゃなければ誰も何も言ってこないわ。丸一日と言えばこの前ヒナお嬢様とブライアン様が同じお風呂に入って…あれしてこれして、そこから響くお嬢様の声があーしてこーして…」と長い話を聞いたとこで、「あらこんなことしてる場合じゃないわ。それではごゆっくりと…」と離れていった。


 残ったのは見たことないくらい尻尾を振り回したビビが目の前にいるだけだった…


「ヨシ、イッショニハイルカ?」「うんです!」と言い中に入りビビの裸をチラチラみながらのお風呂となった。


「暑いからそろそろ出るです。タケルは大丈夫です?顔赤いです」

「あっああ、大丈夫だから早く上がりなさい。俺はちょっと出れないな今は…」

「そうです?ちなみにタケル武器持ってるです?さっきなんか下から剣みたいのが身体に当たって…」

「湯冷めするから早く出なさい!」

「わかったです!」


 これいつ治るんだ…煩悩退散煩悩退散!

 15分後久々に入った風呂は人としての尊厳を守る戦いとなり、上気せるか納めるかの戦いの末勝利し身体中真っ赤になりフラッフラになりながら部屋に帰ったのだった。


「タケル?武器はです?」

「納めました。はい。」


 部屋に戻り上気せた身体を休めることにしたが流石にこのままだと確実に間違いが起こる。

 決断する時がきたのかもしれないな。そう思った。


 寝ようと思い布団に向かうとビビがこちらを見ている。

 ゴクリと生唾を飲み込みさぁヤるぞと思う。

 違う違うっ!ヤるじゃない!致す?違うそれヤってる。

「タケルぅ…」

 甘い!声が甘いっ!脳が、脳が変換してる!フィルターがかかってるようだ。

 まさかこの子魅了のスキル生えてたか?

「タケルぅ…」

 だめだ、だめだ!

「ビビ、ダメだ!?」

「何がです?」

「い、いや!なんでもない。いやなんでも良くない!」

「タケル何言ってるかわからないです」

「だよな…ビビ話をしよう」


「なぁビビ、俺のこと好きか?」

「好きです!そうかありがとう!俺もビビが好きだ」そう伝えると尻尾が振り回される。

「だがな、この好きが家族として好きなのか女性として好きなのかが俺にはわからないんだ。

 ビビは出会った時と比べると成長した。強くなった。

 よく喋りよく動き、そして何より、

 

 よく笑うようになった。


 これは俺に取って凄い嬉しいことで連れてきたことで不幸にしてるんじゃないかと思う時もあったが、それを払拭してくれる唯一のこと。それが笑顔だ。


 ただ成長すると同時に身体も成長するから正直俺は色々と耐えられなくなりそうなんだ。

 気持ち悪いかもしれないが俺も男だ。だからな、今日と風呂とかもそうだがあまり身体を見せられたり、胸を押し付けられると流石に厳しいんだな、男として…。


 何言いたいかわからないかもしれないが、この世界の面倒ごとが全て終わったらちゃんと気持ちに整理をつけるつもりだから身体の接触とかを気をつけてくれるとありがたい」


 オブラートに包みつつ気持ちを伝える。ビビは話を聞き考えていて、話出す。

「タケルはビビのこと嫌いになったわけではないです?」

「だからそんなわけあるかよ。好きだっていってるだろ」

「ビビの身体に興奮してるです?」

「…まぁ…そうだな…すまん」

「何が悪いです?私は嬉しいですよ。でもタケルが困っているとわかったです。私はただ待つだけです」

「わかってくれたかありがとう!」

「うん、わかったです。気を付けてタケルが満足するまで待つだけです」


 良かった、話して本当に良かった!

「ありがとう!明日もダンジョン探索だから早く寝ないと!明日は新しい武器を使ったりしないといけない、ポーチ代も稼がないとな!

「わかったです!」

「あぁおやすみ!」

「おやすみです!」


 と布団に入って就寝となったのだった。


 うぅ〜んタケルぅ…今彼女は俺と首に手を回し抱きつき胸を押し当てて寝てます…



 こいつ全然わかってねぇーーーーっ!!!



 夜も欲も更けていくのだった。

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