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異世界はバーゲンブルグから・・・  作者: J.Plum
第二章
63/113

クラータルへ

 翌朝、朝門扉が開くと準備をして出発しようとしているがブライアンがダラダラとして動きそうにない。


「ブライアン、門開いたから向かわないですか?」

「もうちょい待ってくれよ、今から準備するから」

 はぁ…と待つも30分経っても動こうとしない。


 ごんぞうはビビを連れ盾に攻撃させたりして時間を潰している。


 あまり立ち入ることじゃないかなと話は聞かないようにしてたんだけどヒナ嬢とは上手くいってないのかなと思うようになっていた。

 お土産だけ考えてもあんなに守るのに必死になってるし、どんな目に遭うかわからないんじゃないかと思う。

 帰り辛い時ってあるよなと思い待つことにした。


 約2時間くらいして、とはいえ長くない?と思い始めた頃ブライアンは動き始めた。

 チャカチャカ動き装備を付け槌まで構えてフル装備の状態になり、馬車の幌を外し骨組みも撤去していく。馬車は剥き出しとなったタイミングでブライアンは言う。


「よし!出発だ!!」「「おおぅ!!」」お付き2人が出会って1番の声を出したと思えば動き出す馬車。

 門扉に差し掛かろうとすると天より鐘が鳴り始める。


 カラーーン、カラーーン!


 進む馬車に向け何かが飛んできた!「こ、これ花吹雪だ…」

 その瞬間街中から大歓声が上がった!


 キャーーーッ!!、ワァーーーッ!!と言った歓声と共に「殺戮王!」「かっこいい!」や「演舞やってぇーーっ!」と声が響き渡る。


「あの・・・ブライアンこれって??」

「歓迎セレモニーだろうが!俺の帰りを祝福してくれてんのさ!ありがとうーーっ!帰ってきたぜアリーナぁ!」

「まさかだけどこれ待ってたの?だから動かなかったって落ち?」

「だな…」


 その様は韓流スターのような歓迎っぷりでブライアンの両サイドにお付きが阿形象、吽形象のようなポーズで止まっている!

 それを見てキャーーーッと言われて満足そうな表情だ。


 そうすると中央公園のど真ん中にステージが用意されており馬車はそこに横付けされる。

 そこにはクラータル・ハルヒナことヒナ嬢が待っていた。

 ドラマで見たことあるように颯爽かつ優美な降り方をしたブライアンがヒナ嬢の前に跪く。


「あぁヒナ、僕の天使よ!あなたの護衛騎士である僕はなんて幸せな男だろう!ただいま我が愛すべき地、クラータルへ帰還したしました!」と言った。


 いいいいいっ!俺の知ってるブライアンじゃないんだけど?!

「あぁブライアン、私の騎士よ!よくぞ無事に戻られた!私の愛すべきブライアン!あなたがいない時間がこんなにも私を苦しめるなんて!あなたは罪な男よ!」

「あぁヒナ嬢、僕も会いたくて会いたくて!毎日枕を濡らす毎日であったよ。でも、こうしてまた会えたとき何千倍にも愛は膨れ上がるんだ!愛してる!ヒナ嬢愛してる!」

「私もよ!ブライアン!」


 ワァーーーッ!という声と共に拍手が巻き起こり抱き合う2人を祝福する。


 こうしてブライアンのクラータル帰還の儀は終わりを告げたのだった。


 皆から祝福されてヒナ嬢の馬車にヒナ嬢をお姫様抱っこで抱え乗り込むブライアン、俺ら3人もチョイチョイと手招きされたので一緒に乗り込むと馬車はトロトロといった感じでクラータル邸へと帰っていくのだった。

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