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異世界はバーゲンブルグから・・・  作者: J.Plum
第二章
59/113

馬車

 メルシーさんの意外なカミングアウトがあり、色々あり未だに神殿に留まっている。


「違うのだ、タケル殿。私はそんなふしだらな女ではなくな…」

「わかりましたから!てかなんで言うんですか?せっかくブライアン生きていたのにごんぞう死んじゃうじゃないですか!」

 よく考えるとこの人確かに色々擦った発言してたな…カチカチだとかこんなの初めてとか。術の影響だったらマジ怖いわこれ。


「タケル殿よく考えたら卑猥なこと言ってたなとか思ってませんか?」

 ギクッ!この人なんでわかるんだ?

「いいですよ、昔からなんです。意識してないのになんか男性がモジモジするのよく見てますから。どうせ不埒な女と思っているのでしょう」

「いや思ってないですから!」

「いいですか?私はまだ生娘です。処女ですよ!貫通されてませんから!なんなら試してみますか?」

「だからそゆこというから勘違いされるんですよ!!」と怒り場を鎮める。


 と昨日は気付かなかった祭壇の下に何かがあるのがわかった。

「あれ、祭壇のとこに何かありますね」

「そうか?どれどれ」と祭壇に潜り込むと出てきたのはタターニアの花であり、メルシーさんがずっと探していた花であった。

 メルシーさんは喜びピョンピョンと飛び跳ねる様を見て良かったなと改めて思うのだった。


 そうして魔術の取得と思いがけず花も得ることがができ無事旅に戻ることとなるのだった。

 えっ?ごんぞう?

 出血多量で回復薬3本ですよ。もったいな。


 そして色々とあったものの無事に出発することとなった。

 メルシーさんの猥女告白があり気持ちスケベ目で見てしまってからビビな機嫌が悪い。

「なぁビビ?」と話しかけるも無視されている。

 時折モンスターが出てくるが、構えろ!と言うと投擲で仕留め終わっていて戦闘にもならない状況が続いている。

 代わりにメルシーさんは機嫌が良く、もうフルスロットルでごんぞうを無自覚に誘惑し続けている。


 もうこのパーティダメだなと思い始めたころやっとこさケニス村に到着した。


 ケニス村に到着するとメルシーさんのお付きが既に到着していた。


「タケル殿、ごんぞう殿、ブライアン殿、ビビ殿大変世話になった。鉄鉱山への目的であったタターニアの花はこの通りすぐ見たかった。なので伝えていた鉄鉱山への同行はなしでかまわない。もちろん馬車の貸し出しも問題ない。なので私はこちらで失礼する」

 ごんぞうが…以下略


 ずっと探していたのだろう…別れは寂しいが…

「ありがとうございます!メルシーさんがいなければ妖狐は討伐できませんでした」

「フフッ優しいな君は。私は何の役には立ってなかったのは自分でもわかっているよ。こちらこそありがとう。君たちの件はしっかりと王に伝えておく。ではさらば!」馬に跨り去っていく様を見て素敵な人だよなと改めて思うのだった。


 さて、馬車を受け取りますかと馬車に乗せれるように手荷物を持ち、停留している場所へ徒歩で向かう。

「良い作りの馬車って言ってたからどんなんだろうな?」

「騎士団の馬車だから大砲とか乗ってるかもな!」

「乗ってたら1発打ってみようぜ!」

「危ないですよ!あははっ!」など呟きながら歩き続ける。


 こちらですと案内されるとそこに馬車はあった。そこには


 祝 ゴーレム討伐記念!バーデンブルグ国近衛騎士団!


 と書いた馬車があった。

 皆持っていた手荷物がバサっと音が鳴り下に落ちる。


 こ、これは?なんだこのクソだせー馬車は…


 実は前の王の趣味で依頼のあったモンスターを討伐すると贈り物をする癖があったそうで相手が厄介であればある程大きくなり、結果このような馬車が送られたそうだ。

 一度も乗ってないしあっても邪魔、贈呈品なので捨てるわけにもいかないので返さなくていいと言われ騎士達は帰っていった。


「なぁこれ…どうする?」

「どうすると言ったって…なぁ…」


 と、その馬車の前で棒を飲んだようになるのだった。


 夕食の時間、お葬式のようになった場で話し合う。


「ブライアン、あの幌をなんとかできないですか?」

「俺は槌だから幌は無理だな…この前のも穴埋めるだけだっただろう」

「ですよね…新しい幌は村には売ってないでしょうし売ってても買うお金ないですよ」

「じゃあのままか…」

「ですね…とりあえず…」

「「「「クソだせーな!」」」です!」


 とりあえずそのままで向かい後からなんとかしようと棚上げしその日は休むのだった。


 メルシーさん、あれ押し付けたのかな?善意なの?あの人わからないわ…

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