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異世界はバーゲンブルグから・・・  作者: J.Plum
第二章
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メイドさん

 今日俺らは旅立つ。

 期間はどの程度になるかはわからない旅だが、朝色々あったものの互いが互いを思いやり、そして未来に向かう感じがたまらなく嬉しかった。


 王城の廊下を歩きつつビビに話しかける。

「ビビ、ブライアンがあんな感じだし旅支度はこっちで用意した方がいいと思うんだよね。だから買い物に行かないか?」

「タケルごめんです。これから予定があるです」

 えっ!?ビビに予定?断られると思ってなかった回答に驚きを隠せない。

「なんかあるのか?」

「実はある方に投擲やら斥候の動きについて習うことになってるです」

「斥候の動きを?ある人ってだれ?グレゴールさんか?」

「違うです。多分タケルも知ってると思いますですが、メイドさんです」


 メイド?

「メイドさんがなんで斥候のことを?」

「わからないです?あのいつも湯浴み場にお湯を持ってくるメイドさんです」

「お湯って…えっ!?あれメイドさんなの?」

「知らないです?そうです。メイドさんが持ってきてるです」


 マジかよ。例のお湯の人メイドさんだったんだ。いつも何故か気がつくとお湯が置いてあるから暗殺者のようだとか言ってたのにビビは特定してたのか!

「凄いなビビ。俺全然わからなかった」

「そうです?普通にノックして入ってきて普通に置いて行くですよ?」

「そうなの?わからないの俺だけなのこれ…」ふと見るとごんぞうがこちらに歩いてくるのが見えた。

「おう、おはよう」

「おはよう。なぁごんぞう、湯浴みの時のお湯って…」

「あぁメイドさんな、浴びたい時に限って持ってきてくれるから助かるよな。御礼を言ってもしきれないくらい感謝してる」


 あれ?マジでわからないの俺だけなの?

「そう…そうだよな、ハハハ…」

「何なんだ突然。まぁいいがいつ出立する時間は決まったのか?」

「あぁ…三の鐘の後だ」

「わかった。俺はこれから筋トレしてくる。じゃあな!」と去って行った。


「ビビ、そのメイドさんによろしくお伝えください…」

「わかったです!」と言うことで買い出しには俺一人で行く事となった。


 出掛ける準備を進める。

 王城から預かった剣や鎧もササッと準備する。ちなみに湯浴みは全くするつもりはないけどお湯用意されてんのか気になったので見てみたら桶すらなかった。入る気ないってなんでわかるんだろう…


 さて行くかとなり扉を開けるとそこにはアヤがいた。

「おぁっアヤ、どうした?」

「あっあぁごめんね!突然…。今日出るのよね?」

「あぁ…さっき三の鐘の後に出るって決まったよ」

「そう…寂しくなるわね。タケルはこの後準備か何かするのかしら?」

「これから旅の買い出しに行こうかなと思ってたんだ」

「そう!仕方ないから私も付いて行ってあげるね!」

「そうか手伝ってくれるのか!嬉しいな、ありがとう!」

「いいえ、別に買い物にたまたま行くなら付き合ってあげようと言うだけだからね。」

「準備はなんかある?ないならこのまま行くけど?」

「このままで大丈夫よ」

「よし、じゃ行くか!」


 そんな流れがあって俺らは買い出しに行くことになった。

メイドさんの元お仕事はお察しください。

言ったら殺されます。

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