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異世界はバーゲンブルグから・・・  作者: J.Plum
第一章
36/113

昼食会後

 えーこちらは現場です。

 晴天に恵まれたこの日ではありますが、会場となるここ王城庭園では凄惨な事件が起こりました。


 ごんぞう男爵疾走事件、たける男爵幼女猥褻事件です。

 まず、ごんぞう男爵ですが先日行われ自身の爵位授与したきっかけとなったドラゴン討伐の際、被害にあった男性を巧みに誘導し自身の婚姻をチラつかせ、その条件であれば討伐すると迫ったようです。

 結果、被害者となった女性を追いかけて回し、関係を持つように迫ったそうです。


 次にたける男爵ですが、先日別の街に来ていた幼女に対し、甘くそして少し苦い言葉をかけ籠絡し婚姻を迫ったそうです。

 自身がドラゴンスレイヤーで男爵にもなることがわかってきたのでしょう。幼女の親御さんに対し仮に俺が爵位を授かり次に会った時は娘さんは俺のものだと迫った模様です。親御さんはドラゴンスレイヤーに立ち向かうすべはないと泣く泣く首を縦に振ったと証言してます。


 お二人をよく知る方に話を聞きました。


 彼は昔から子供を見るとほっとけないといい手を出してるのをよく見せたんです。頭をよく撫でていましたがあれが手口だとはまったく思ってませんでした。


 あたしはいつかやるとは思ってましたよ。身体が大きいから威圧感があるし、何より言葉も悪いですからね。話を聞いていてやってしまったなこれと思っていたんです。


 こんな凄惨な事件ではありますが、幸いながらまだ直接的な被害はありませんが事件の早期解決を祈るばかりです。現場からは以上です。以上です。以上です。


 …ル

 …ケル!?

 …タケル!?


 ハッ!?「タケル?あんた大丈夫?なんか座ってブツブツと?」

「あ、あーすまん…起こったことがあり得なさすぎて飛んでた」というか読んでた。


「あんた本当にあの子と結婚するの?」

「しないしない!俺は向こうに帰らないといけないからそんな無責任なことは出来ないよ!」

「だったら早いタイミングで別れとかないと本当に手遅れになるわよ。女の子って怖いからちゃんと段取りもしっかり組まないと何するかわからないわよ」

「アヤ、ありがとう…その方がいいな。今日は流石に情報過多だな。明日以降にすることにする」

「私から言うことはないけど、早いに越したことはないと思う」と周りを見るとカナがいなかった。


「あれ?カナは?」

「なんかは来客があってそっちで話してるよ」と左手の方を見るとお婆さんと話をしていた。修道服を着たお婆さんだ。見ているとこちらを指を指され頷いたあとこちらに向かい歩いてくるのがわかった。


 俺の目の前に立ち目を合わせる。このお婆さんの瞳、見てて吸い込まれるようだ。

 深い深淵を思わせる瞳に魅入られると話し始める。


「これはドラゴンスレイヤー殿、男爵と言えば良いのでしょうか、はじめまして。私は聖皇国メルベールで皇后をしております、メルベール・フランチェスカでございます。以後お見知り置きを」

「はじめまして牛角屋タケルです」


 この人皇后なんだ、どうりで凄い目をしているなと思った。


「本日はご挨拶に伺っただけとなりますのでまたお会いしましょう。ではカナさんもまたお会いしましょう」と言い立ち去っていった。


「なんだったん?」とカナに聞くと考え込んでいる。カナ?ともう一度言うと、

「あーごめんごめん!なんか言った?」

「いや何かあったのかなとさ」

「んーん、なんでもないから気にしないで!」

「それならいいんだけどさ…」


「あはは…、ってタケルあの子どうする気なの??いづれにしろしっかりしないとダメだよ!」

「アヤにも今言われてたとこ」

「そかそか。あたしって何もかも一歩遅くてさ」

「?何言ってんだ。慎重という意味で言うと考えてから動くことができるんだから長所じゃないか」というと目を見開きこちらを見た後ありがとうと言った。


 周りを眺めると閑散としてきている。

 王様ももう席にはいなく主要な方々はもういない。


 バイキングコーナーはもう品物も無くなってきており多少残っているものもあるが全てこの世界の料理だ。

「店長かっこよかったね!タキシードをビシッときて無精髭も剃ってたからイケおじって感じで素敵だった!」

「あたし隣にいたターニャさんが気になった!ドラマに出てくる感じですごい良かった!」


 そんなに良かったんか…こっちは意識を手放してアガガって言ってたからよく見てなかったわ。


「ビビは楽しかったか?」

「楽しかったです!」

「そっか!それは何よりだよ!」そう伝えると頭を撫でる。


 色々あったけど楽しい会だったな。ジョセの件は気になったけどまぁなんとかするしかないな。

「よし、解散だな!」と言うと、遠くの方から聞こえてくる。



「ごめんなさい!ごめんなさい!」

「抱けやこらーーーーっ!おらぁーーーっ!」


 だからあの子いればベルク村大丈夫っしょ。

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