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異世界はバーゲンブルグから・・・  作者: J.Plum
第一章
32/113

叙勲前

 朝食はこの世界で初めてじゃないかな。1人での食事となった。


 昨日米が出てきたので少し期待はしたが朝はパン食であったため、少しがっかりとしたが致し方ないと食することになった。

 まぁ召喚された時を考えると大分改良されてるから美味しくてペロリと完食してしまった。


 食堂を出て部屋に戻る。

 式典は二の鐘の後と聞いているのでおそらく9時くらいになるんじゃないかな。先ほど一の鐘が鳴ってるからあと3時間程かな。

 準備はそんなに時間が掛からないので風呂でも入っておこうかなと部屋に入る。


 右手にある風呂場を除くと温かい桶が置いてあるのが確認された。

 嘘でしょ…また温かいのが置いてある…蓋を開け温度を見ると熱すぎることもなく程よい温かさで朝浴びるには最適な温度だと感じた。


 これ自動で降りてくんのかなと桶の底や天井を見るも仕掛けなどはなく、やはり誰かが置いていってるのが確認取れた。

 俺が外に出たのを見計らいサッと入ってすぐ出ていく。そんな隠密のような動きで桶を置いてくって勿体なさすぎでしょ。

 とかあれこれ考えたがとりあえず入ろと思い直し入浴するのだった。


 風呂で軽く身体を流してから室内に戻る。

 ベットで少しだけ熱った身体を覚まし小一時間ぼーっといている。

 そろそろ着替えるか…用意していたタキシードに袖を通す。

 着替えると扉がノックされごんぞうが部屋に入ってきた。


「おう、準備終わったか?」「だな。ごんぞう、お前似合ってねぇな!」「うるせい、お前もな」

 と言って2人は笑った。

 するともう一度ノックの音がしメイドさんが入ってきた。


「着替えて頂いたのですね、ありがとうございます。そうしましたら少しお化粧がありますのでこちらへどうぞ」と言われる。


 ごんぞうが「化粧?いいよ俺は!」と拒否するも「それはなりません。国の式典でドラゴンスレイヤーの方々には今よりも更によく見えていただかないとなりませんので」

「いやしかしな…」

「お化粧といってもドーランを塗る程度ですので大丈夫ですよ。まぁ希望があれば口紅しても良いですが…」

「いや口紅は結構」とのことで、まずは俺からドーランを塗る。

 その後ごんぞうが塗り服装に乱れを正し案内され待機部屋へ移動する。


 部屋には宰相さんのみ座っていた。

 立ち上がると「たける殿、ごんぞう殿、おはようございます」と挨拶され返すと

「今日は良き日ですな!空は晴天で晴れやかで!2人の門出を祝うようですな」


 そういえば今日俺らは皆を騙すことになる。

 倒してないのに勲章を貰い笑顔で過ごさなければならない。

 今更ながらどうしよう、言っちゃおうかなと思った瞬間、ゾクっとした。


 後ろを見ると騎士さんが扉の隙間からこっちを見てるのがわかり、こえぇよ!となった。


 ええいままよ。ここまできたんだからいくしかない!


「さて、準備が整ったようなのでこちらに!」と促され俺たちは会場へと歩を進めた。

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