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異世界はバーゲンブルグから・・・  作者: J.Plum
第一章
29/113

真実

城下町を歩く。

この前買い物して以来だな、前は夕方には帰ったから暗くなってからは初めてだなと街を歩く。


抜けた腰も回復し王城は向かう。

この前相対したワイバーンはハルク爺さんの魔術で羽を落とし、騎士さんが剣で切り付け討伐したとのこと。

すぐさま山を降り寝ずに馬を掛け真っ先に皆に知らせたらしい。

アヤとカナにも伝えられカナは涙が止まらず崩れ落ち衰弱していたらしい。

アヤは気丈に振る舞っているものの動揺しているのか飲もうとした紅茶を溢しやけどしたそうだ。

食事も喉が通らずそれでも何かお腹に入れてあげないとと店長も苦労したようだ。

迷惑かけちゃったな…そうして王城は帰還し食堂へ向かう。


扉を開けるとアヤとカナが座っておりこっちを見てから駆け寄ってきた。

おぉ〜抱きしめられるのかなと思ったら渾身のビンタが飛んできた!


ビターーーーッン!!!


叩かれた瞬間、ごんぞうのうわって言ったのを聞いたを最後に意識を失うのであった。


1時間は経ったのかな。もう足が痺れてヤバい。


叩かれ意識を失い、目を覚ました俺は正座で話を聞いている。


「あんだけ危険なことしないだとか色々言っといてあんた達なんなのよ。ワイバーン?ドラゴン?どっちでもいいわ!向かって行くって何よ!死ぬ気満々じゃない!ねぇアヤっ」

「そうね、騎士さんが逃げろって言ってるのに立ち向かって行くって馬鹿としか言えないわ。何がここで戦わなくていつ戦うんだだ。馬鹿じゃないの?ドラマの見過ぎだから」


なんか俺そんなこと言ったっけ?ってことが交じっている。


「ごんぞうあんたもよ!この国の人々が苦しんでるのに逃げるなんて出来ないよ!それで死んでたら馬鹿よただの馬鹿!」

「そうね、俺の筋肉が唸りをあげる!ってなんなの?頭の中筋肉になってるんじゃない?はぁー馬鹿馬鹿しい」

「俺はそんなこと言ってな…」

「まぁまぁそんなとこにしてくださいよ。生還して疲れているんだから!ねっ!無事で帰ってきたんだからいいじゃないですか!」と騎士さんが伝えアヤとカナはフーッと肩を下す。


んっ…?この騎士さん怪しくない?なんか突然話切ってきて。

てかそもそもこの人なんで城壁まで迎えにきたんだ。1人で…

来る途中ずっと悲しんでた、だの食事通らなかっただの言ってたな。

俺もなんも言ってないのに厨二病のようなセリフが出てきてさ。


と騎士さんを見るとすっごい目が泳いでる。


こいつやったなこれ。


ありもしないことズラズラと言ったなこれ。


「と言うことで今日はお開きですね。給仕さん彼女らを送って行って!」

「ちょっと待って!タケル、お守りは??」と言われカバンから取り出す。

「アヤ、カナ、ただいま!ご利益満点だった!」と笑顔で言うと笑顔になり「おかえり」と言われお開きとなった。





となるはずないよな。

「騎士さん、ちょっといいですか?」「俺も騎士さんに話があるんですが?」

「いや私はこの後結構な予定が…」

「騎士さん?」「騎士さん??」

と言うと手をもじもじし汗をかき、目がキョロキョロとしたあげく土下座で「すいませんでしたーーーっ!」と言った。

この国に土下座ってあるんだ。


話を聞くとワイバーンを倒したものの崖下を見ると2人の姿が見えず死んだと思った。

このまま死んだならただの無駄死にになると思い、結構な脚色をして王城に報告した。

セリフはハルク爺さんと2人でこう言ったら伝説的でかっこよくない?とか話していたらノリにのってしまい、結果大層な戦いでの戦死となったらしい。


戦死したことを王様は悲しんでいて涙を流すほどだったが、2人が生きてると手紙で知ると生きているならドラゴンスレイヤーとして叙勲しないととなっているとのことだ。


マジ事実と異なり過ぎてて動揺するんだけど…

俺アガガって言ってただけだし、ごんぞう跳ね飛ばされて意識飛んでただけだし。

マジでこれどうすんの??


「まぁ帰ってきたんだし、本当のことを言って叙勲は辞退させて貰えばいいだろう」

「待っていただきたい!ここは私の顔を立てると思い叙勲を受けてほしい!」

「いやだって倒してないですもん俺ら!嘘じゃないですか!」

「ここで本当のことを言おうものなら虚偽の報告をしたと言うことで私は極刑になるんです!だから何卒、何卒叙勲を!」

「だから無理ですって!どんな顔して勲章貰えばいいんですか??そんな演技力ないですもん」

「仕方ないじゃないですか?!アガガって谷に落ちてったって言えないですよ普通!あのまま死んでればなんのお咎めもなかったのに!」

「死んでてくれれば良かったみたいに言わないでくださいよ!」

なんなの?この騎士、ありえないんだけど。普通言う?そんなこと。

「だから頼みます!私にも家族がいるんです。助けてください、お願いします!お願いします!」

「だってな〜…」とビビを見るとガクンガクンとなっている。


「あー…ビビが限界のようなのでこの話は明日しましょう」

「いいや、ここは帰すわけにはいきません!受けると言わない限り絶対に帰しません!」

「さっき忙しいって言ってたじゃないですか!?」

「いいや問題ありません。こちらは騎士です。夜通しでもいいですよ、はい、いいです。いつまででも付き合いますよ」

「だから、ビビが…」

「関係ありません。私の命がかかってますから!叙勲を受けると言わない限りは!帰しません!」


…うーん、言ってること理解できない訳ではないんだよな。重すぎるだけで。

「ちなみに受けて叙勲だけ回避はできないですかね?」

「できません」

「旅に出ちゃえば?」

「出しません」

「何か落とし所ないですか?」

「ありません。叙勲受けるだけです。そもそも叙勲受けるだけで出さなきゃいいじゃないですか!勲章みたいに付けなければ全く問題になりません。」


「…たける、眠い…」「ごめんなビビもうちょっと待ってね」


「バレないですかね?バレたらそれこそ俺ら極刑じゃないですか!」

「バレないです。何しろ本当に倒してますからね我々は。本当はドラゴンスレイヤーは私とハルク爺さんが貰うものなのにたける殿に渡してますから。私とハルク爺さんが言わなければ問題ありません。」


「…なぁごんぞう、もう受けるしかないぞこれ」「騎士さん達は嘘は言ったけど死んだと思った俺らのためにしたことだから仕方ないんじゃないか」「あー聞いててそれは思った」「俺は聞いてるだけだからタケル次第じゃねぇかな」「はぁ…わかりました。受けます」


「いやーーーっありがとうありがとう!一時はどうなることかと思ったがたける殿、ごんぞう殿。いやドラゴンスレイヤー!良かった良かった!さて、ビビ殿も眠いだろうてゆるりと休まれよ」

と颯爽と食堂を出ていき俺らだけ残るのだった。


「これ式で暴露したらどうなるんだろうな」

「やめとけ、変な騒ぎはもうたくさんだ…」


夜は更ける、今晩も月は綺麗だった。



錯綜してますね。

なんか暴れ馬とダンスしてる気分です。

なんとかまとめようまとめようとしてるんです。

初投稿なので許してくださいね!

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