表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界はバーゲンブルグから・・・  作者: J.Plum
第一章
15/113

討伐訓練への道中

 翌日、俺らは始めてモンスターと対峙する。

 ズバッと切ってかっこいいところを見せたいなと考え朝食を食べに行く。


 すると皆と共に王様が席に座ってるじゃないか!

 ヤバいと思い、遅れました大変申し訳ありませんと伝えると先振れなしの訪問だから気にしないでくれと言われ安心する。

 俺が席について朝食が運ばれてくる。


 違和感を感じよく見ると箸だこれ!あと味噌汁じゃないかこれ?嘘だろ??と店長が顔を出す。


「店長これって…」

「おはよう。なんかね、遠く東の国の調味料らしくてこの前行商人が来ててさ。料理長が見た目でこんなうんこみたいなのいらんと言ったから興味本意で見にいったら味噌だったんだよ!

 実際には薄橙色の二つ割れの茄子みたいなのに付けて食べる用らしいのだがどうしても欲しいって頭下げて買ってもらったんだ。

 けど料理長は納得いってなかったみたいで、味噌汁作って飲ましたら少年のように喜んでさ。

 買い占めしていたよ。これからは毎朝作るようにするから楽しみにしててね」


 僕らはあなたのそうゆうとこが好きなんだよ。他人を思う無償の愛みたいな気持ちがね。味噌汁ってソウルフードだもんな〜日本人の。


 と考えているとキッチンから女の子の声で「てんちょう、味噌汁もうないの?あたしに毎日味噌汁作るってあれ嘘だったの?」

 と若くて可愛い女の子が店長に話しかける。

「ターニャ待ってよ〜別に用意しているよ〜」と目尻が床に付くんじゃないかと思うくらい下げた店長が足早に厨房に戻っていく。


 えっえっ?何今の?と周りを見るとみんなの箸が止まって口を開け厨房を見ていた。あー…、俺らへの無償の愛なんてなかったんだな。ターニャへの愛+αくらいなのかな。年齢離れすぎてる気がするけどあの顔を見ると、なんか幸せそうだから…ね。


「んんっ!この食事は皆の故郷の朝食なのかな?」と仕切り直して王様が言う。

「そうですね、なかなかここまでしっかりとした朝食取る方は稀ですがこんな感じが多いですね」

「そうか…彼にはとても感謝しているんだ。最近お城のご飯が美味しすぎると話題でね。

 我が国に属する貴族たちは是非とも食事をと躍起になっているようなんだよ」


 そうだよな、飽食の時代からこっちに来ているから何を取ってもハズレはないよな。

「その他、街に繰り出して食堂で料理指導も数は少ないがこなしていると聞いている」

 さすが店長だなと思った。


 その後、街の様子や王様の功績を聞いたと話したところ笑顔ではあったが、私の功績ではなく街の人々が頑張ったからだよと微笑んだ。

 この王様本当に良い人だなと思い美味しい食事を終えた。


「さて、本題なのだがまず皆食事は終わったかな?」と問われ無言で頷く。

「前に話していた歓迎の席が決まったから知らせるために来たんだよ。歓迎の席という名のお披露目会って感じだな。と言っても何をなしたわけではないので王城のパーティの間に時間を設けるという話だからあまり気を張らなくても良い」と王様は言った。

 ごんぞうが「あまり礼儀とかそうゆうのわからないんだが大丈夫なのか」と問うと問題ないという。


「正直な話をすると貴族らは君たちより料理が楽しみで来るらしいのであまりガツガツ話しかけたりはしないと思う。服などは宰相にお願いしたためおそらく夕食のときに採寸やら、どんな服かの説明があると思うのでよろしく頼む」と言われた。

 皆納得し了承の旨を伝えると部屋に戻ることとなった。


 討伐隊はちゃくちゃくと集合し入り口前に並び始める。

 俺らについても昨日のうちに渡された鎧に袖を通して並び始める。

 装備は機動力重視の装備で何かしらのモンスターの皮の鎧と鉄製と思われる剣だ。靴は皮の靴で新品にはなるが蒸れそうだな感じるほどの靴である。腕には鉄製の腕輪のようなものを取り付けられ防御に使用できるようにとのこと。バックラーというやつだ。


 ごんぞうは同じ装備ではあるが剣が俺のものより大きくなっているのと大盾を片手に抱えている。


 アヤは鎧ではなく胸当てになっている。背中に弓を背負っており、後衛職ってイメージ通りの格好をしている。


 問題はカナだ。見た目は鎧なども着てないと思う。そもそも見えないからな。なんとカナは白い修道服を着ている。内側には鎖帷子みたいなの着ているとは思うが、もはやマジで聖女だなと思った。

 ススッと俺に近付いてきてカナは言う。手を組み、目を瞑り、軽く全開姿勢で「汝悔い改めなさい。さすれば神もお許しに…」ベシッとチョップをかます。

「いたぁ〜何すんのよ!」「はいはい、ごめんごめん」「たける、それっぽいでしょ!せっかくそれっぽくしてあげてんのになんなのよ!悔い改めなさい!」モノマネを凌駕して素で出てきてるやん。


「いや確かにそれっぽいし可愛いよ、ただあまり寄せすぎると偽物臭いかなと…」と笑うと

「可愛い…」と顔を赤くしアワアワしだした。

 頑張ろうなとポンとカナの頭を軽く撫で騎士たちの元に向かうこととなった。


 集まった騎士たちは20名弱かな。今日は3チームに別れて討伐に出るらしい。

 俺らの先生でもある騎士さんが一番前に立って話し始める。


「皆のものよく集まってくれた。本日はモンスター討伐をメインに活動していく。たける殿らも参加となるため皆気を張って対応するように」と言うと、おう!!との掛け声と共に集まり始める。


 1チーム目は俺、ごんぞうと騎士4名の6人パーティだ。内1人は騎士さんとなる。


 2チーム目のアヤはハルク爺さんと騎士4名の6人パーティ、最後のカナは騎士10名と向かう11人パーティだ。


 なんかカナのとこだけ多くない?と思ってメンバーをよく見ると確かこの前修行で跪いてた人達だ。


 騎士さんを見ると「すまん。かな殿が来るなら私が守る、私が守る…私が…私が・・・となり、こうしないと収拾がつかなくなってしまい…」


 カナ方面を見ると騎士たちは既に跪いている。さっきのネタなんてやったら速攻で懺悔して悔い改めるなこれ。

「いやカナは武器の練習してないし、いいと思いますよ。守ってくれるなら何よりです」と話しし出発することとなった。


 今日向かうのはバスクの森と言われる場所で、王都により近い森だ。


 今日と明日は日帰りで森を散策して、明後日からは泊まり込みで遠征するらしい。

 歩きで森に向かう。近いと言っても1時間ほど歩いてからのため黙々と歩く。


 アヤは堅い顔をしており緊張しているようだ。そういえば今日も含め髪飾りあげてからはずっと付けてくれてる。


 ごんぞうはこれでもかってくらい大きな口を開け欠伸しており、緊張のカケラも見当たらない。


 カナはと見ると馬に乗ってんだけど…前には騎士が手綱を持っており前後左右に騎士がつき守っている。顔を見ると作った笑顔で引いているのがよくわかる。


 あれも一つの訓練結果ってやつなのかな、騎士達に任せようと言うことになった。

 そうして目的地に到着したのだった。

はい味噌出てきましたね。

ちなみに薄橙というのは昔でいう肌色らしいんですが肌の色は色々なので今は薄橙というそうです。

つまり二つに割れた茄子はおしりですね。そこに味噌が・・・

という設定で書いてみましたが敢えて触れないようにしときました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ