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異世界はバーゲンブルグから・・・  作者: J.Plum
第四章
108/113

バトン

 戦いが終わり皆で集まり出すとビビとベーが顔を出す。


「無事倒したな!おめぇらすげーつえーじゃねーかよ!」


「いや、今回あいつが弱体化してたお陰で戦いを優位に進められたに過ぎないな。ベーありがとう」


「よせやいよせやい!俺も生き残ることが出来て何よりだぜ!姉さんのエリアヒールで左手も治したしよ!」


「強かった…勝ち切れて本当に良かった」

「兄さんたちならここを攻略しちゃうかもな」


「ビビちゃん!俺との合体技どーだった?」

「合体技です?」

「あの投擲武器を俺が打ち込んだやつ!」

「あっそれ…」「投げたの俺!名付けるならべーブライアン砲って感じかな?」

「あれっ?兄ちゃん大丈夫か?」


「アヤもありがとな!ええ、タイミングって難しいわよね。

 変身したてだったから迷ったけど撃ってしまったわ」

「まぁ確かに…漫画とかだとあと2.3言なんか言うな」


「でしょ?でも待つのも微妙じゃない?」

「まぁでも助かった!」

「そう、良かったわ」


「悪魔族は魔石とか出るのか?」


 倒した後を見ると奴は灰になっており、中央に大きな魔石が置いてあるのだった。


「うほぉぉ〜これはでけーな!一体いくらで売れんだこれ!」


「どうだろうな。なぁベー、お前にこれやる!」

「はっ?!何言ってんだ?」


「勝てたのはお前が手を傷つけてまで俺らを説得したからだ。だから俺らはいい!貰ってくれ」

「はぁ?意味わかんねーぞ!本当にいいのか?貰っちまうぞ!」


「ああ、ただ出来れば売ったお金は飲み代だけではなく、孤児とかに使って欲しいな」

「えっ本当に…いいのか…?本気で言ってんのか?」


「ああ、俺たちは異世界からきた。ここを攻略したらこの世界に干渉できないんだわ。

 だからベー、お前が俺らの代わりに皆を笑顔をさせてやって欲しい」


 始めてそのような純粋なお願いをされ困惑する。


「お、俺…そんなん言われたことねーよ…どうすれば良いんだよ…」


「受けとりゃいいだろ。今まで好き勝手遊んできたんだろ?

 だからほんの少しでいいから社会貢献しろって言ってんだ。

 お前は悪い奴じゃない。お前ならできると信じてる」


「ああ…でもそれって…えー…ああ。俺この仕事足洗うわ。

 そいで孤児たちの面倒みようと決めた」


「お、おい、そこまでは…」


「いやいいんだ。もう仲間たちもいないし、潮時なんだよ。

 だから俺の冒険はここで終わりだ…。

 だがよ、もし仮に向こうに帰ってこの国のことを思い出すなら少しでもいいから俺のことも思い出してくれよな!」

 付き合いは短いがいい奴じゃないか。


「ああ、わかった」


 後ろには魔術陣が現れる。ベーに使わなくなった物や不要なものを預けておく。


「さて、俺だけ帰って申し訳ないが先に帰らせてもらうぜ!

 だが最後に俺が持ってるここから下の情報も伝えておくぜ!」

「いいのか?」


「ああ、もう俺には必要ない。俺が知ってるのは75階層までだ。と言っても覗いただけだがな。

 

 75階層のボスは大きな体躯に首が9本生えたやつだ。身体が大きなバケモンだ。どう倒すかはわからねー。再生能力もあるって噂だけは聞いたことがあるな。何度も生えてくるらしく打つ手なしだそうだ。


 あとは99階層ボスの噂だ。どうやら2,000年前攻略した奴がいたらしい。

 ただ、こいつらは本来のボスを倒すことは出来ず封印のみし、そいつの子供だけを討伐したとの話だ。


 封印は次到達したやつがいた時に解けるようになっているそうで何の生物かもわからないそうだ。ってとこだな。

 あまり役に立たずの情報で申し訳ないが俺の全てだ」


「ありがとう!せっかく貰った情報、活かせるようがんばるよ」


「おう。じゃ先に行くな。またな!また会おう!」


そう言うと魔術陣に入り、そして消えていった。


「あーいっちまったな〜俺もはやく地上に戻りてーなぁ…」

「ブライアンもうちょい頑張りましょうよ!」


「だな、あと50階層か?とりあえずここは出たほうがいいのか?」

 そう言うと階段を降りていく。


 降りた途端に酷く疲れが俺らを襲う。


「正直すげぇ眠ぃ…」「だな。とりあえず次のスペースまではなんとか頑張るぞ」


 返事もなく、トボトボと歩いて向かう。


 幾度かの戦闘を経てそのまま52階層まで降りると休憩スペースに行き皆倒れて寝たのだった。

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