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異世界はバーゲンブルグから・・・  作者: J.Plum
第四章
107/113

50階層

「まず奴は人間のような容姿をしている。

 

 戦い方は人間と何も変わらねぇでさ。

 剣を持ち攻撃してくるんだ。


 魔法も使う。モンスターだから魔法だ。

 近接をしてると突然後続が魔法でやられる場面があった。

 だから動き続けるんだ。


 威力は正直わからんが俺の仲間たちは一撃で真っ二つにされてた。一度でも身体に受けたら死ぬと思え!」


「わかった」

「俺も投擲であれば力にはなれるだろうがゴミみたいなもんだ。だから期待はするな」


「着いたぞ」扉を眺める。

ゴクリと生唾を飲み込み覚悟を決める。


「いいか。ここからは未知の戦闘だ。負けるわけにはいかない。必ず勝つぞ!」


「「おお!」」


そういうと扉を開放する。


 中に入るとだだっ広い空間であった。

 入り口を入ると不揃いの階段が引かれており、見渡すと下へ降りる階段もみえてしまうような、そんな部屋であった。


 その出口付近には横になっている何かあるので陣形を組みつつ近付くと同時に起き出して話しかけてくる。

ここまで近づけばわかる。


こいつが悪魔族だ。滲み出るオーラがヤバい…こいつ、強い…


「おうおう、こちとら寝たっていうのに随分なことじゃねーか?お前ら死ぬ覚悟はあんのか?」


 喋れるのか…返事を返す方法がわからず黙っていると


「聞こえねーのか?お前らに言ってんだよ!」


 タケルが対応する。


「死ぬ覚悟なんかないな。俺たちは先に進む必要がある。

 だからきた。ここを抜けさせて欲しい」


「あー?!抜けさせろだ??

 あー、、、そうか…いいぜ。通って行けよ」

「いいのか?」


「ああ、構わないぜ?」

 動揺するも言われた通り歩き出す。


 警戒は解くことは出来ないがこの悪魔族は先ほどと同じように体制を横にし、寝始めたように見えた。


 ごんぞう、ブライアン、アヤ、カナ、ベー、ビビ、そして俺は警戒しながら奴の横を通り抜ける。

 奴の横を抜け下に向かう階段へ向かう。


 背は向けられないと対峙しながらだがジリジリと階段へ向かうと階段に到着した。


 そこで一度気持ちが切れた。


 その瞬間、寝てたはずのやつは目を開け魔法を放ってきた。


 大木のような太さの炎をこちらへ向かってくる。

 ヤバいと思い対処を考えると同時にごんぞうが前に出る。

 ごんぞうは真正面から受けるも盾には氷属性が付与されているので炎を爆散させる。

 その動きと共に奴が本性を表した!


「ちくしょう、油断させよう大作戦失敗だな!

 せっかくやっと下に行けるって喜ぶとこを焼き殺してやろうとしたのにな。失敗失敗!

 よし、とりあえずお前ら死んどけ!」


 展開!!


 その言葉を合図に左右に皆展開し悪魔族と距離を取る。


 悪魔族がごんぞう相手に話す。

「まずお前邪魔だな。せっかく撃ってやったのに爆散させやがって。

 まぁいい。まずはお前から殺そう!」


 矢継ぎ早に剣による攻撃が始まる。


 切り上げ、切り落とし、横薙ぎありとあらゆる切り技がごんぞうにむけられるも全て裁き切る。


「お前すげーなぁ!こんな捌かれたの記憶にない…ああ、夜だったな。

 だからだな」


 その間でもアヤの魔術と投擲での遠距離攻撃は続くが悪魔族は効いている素振りと見せず笑っていた。


 そんな中カナがバッファー・デバッファーとしての動きを見せ始める。


 アタックアップ

 ガードアップ

 マジックガード

 スローダウン

 スピードアップ

 エナジードレイン

 

 そして俺も動き出す。

 ごんぞうにかかりつけの奴に後ろから切りつける。

 身体が軽い、羽根のようなそんな動きに感じる。

 ガキンと音が鳴り響き奴は俺と対峙した。


「おいおい後ろからなんてひでーやつだな」


 悪魔族と剣でぶつかり合う。

 金属音のみ周囲に響きわたる。


「お前もそれなりに強いな・・昼間に来いよ。

 秒で殺してやるのに!」


 カナのバフが俺たちを2段階強くすることで悪魔族とは互角の戦いをすることが出来ていた。


 タケル・ごんぞうペアでの波状攻撃により悪魔族は周囲に気を掛けておらず、その隙をブライアンは逃さない。


 カナのシャドーレインで姿を隠し、ブライアンの横薙ぎが奴を襲った。


「よいしょーーーーっ!!!」


 おごぉぁぁ!!!

 きさまぁぁーーーっ!!!


 引き続きタケル・ごんぞうによる波状攻撃は続くが悪魔族に変化があった。剣の返しが甘い…?


「なぜだ…力が入らん…」

「カナのデバフが効いてきたんだろ!」


「貴様らーーーーーっ!許さん!!!」


 相手から出た言葉と共に奴の身体が光り初めて形態が変わっていく。周囲に氷の膜のようなものが張り近付くことができない。


 今のうちに回復をと後ろに下がり回復を要求する。


 エリアヒール


 回復後は奴の周囲を囲んでいく。


 奴の身体は見た目は2倍くらいに大きく変形する。

 背中に生えていた羽も翼となり、顔も動物じみた顔に変化、周囲に漂う憎悪が俺たちを包む。


「貴様ら…この姿を見たもので生きてるものはいない。

 夜の弱体化もこの姿であればなんの問題もない!

 ふははははははっ!

 後悔するがいい、虐殺の始まり…」

「いくわよ。アルティメットバースト!!!!」


 がぁぁぁぁぁぁっ!!!!


 アヤが初撃に極大魔術を行使した。


「殺す!殺す!お前ら、絶対に許さん!!」


 がぁぁぁぁぁぁぁぁーーっ!

 との咆哮で攻撃が始まる。


 ただ、アヤが放った極大魔術のダメージにより動きが悪い。


「貴様らのような下等生物が我々悪魔族に楯突いていいと思っているのか?!」


 尚も続く剣劇の中、ごんぞうに放たれた切り払いに合わせタケルが飛び出し右腕を切り落とした!


 響く絶叫、奴にもう武器はない。


 後ろから投擲が飛ぶ。

 ブライアンは投擲された武器に併せて槌で打ち付け悪魔族の脇腹にめり込ませる!


引き続き響く絶叫…


「貴様らの…お前たちの…死に様を…」


 発していた言葉を聞かず首を刎ねた。


 そうして悪魔族との戦闘を終え勝利を収めたのだった。

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