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異世界はバーゲンブルグから・・・  作者: J.Plum
第四章
105/113

再戦

 今は24階層だ。


 6階層から連携を確かめながらも着々と進み続けた結果、一日で24階層まで着いた。


特段他の冒険者と会うこともチラホラあったが、比較的スムーズに到着はしたものの現在は足止めを食らっていた。


他の冒険者たちのボス討伐の順番待ちである。


「あー…アヤどんだけ並んでる?」

「おそらく30組はいるかな…」

「iPhoneの新作出た時かよ…」


 25階層はボスフロアだ。皆ボスを倒すために待っているのだがなかなか進まずイライラとしていた。


「タケル、落ち着くです」

「ああ、すまん」


 この状況は今の時期が冬であることも要因の一つとなっており、冬の期間は雪のため普段の仕事がままならず、ダンジョンに潜るアルバイト冒険者がいるそうで、25階層のボスは手頃な良い敵であるため殺到してしまう状況となっているようだ。


「今日はここで打ち止めだな…」

「そうね、明日からまた頑張りましょう…」


 翌朝、

「なんか人増えてない?」

「1、2、3…60組になってる…」


「なんでよ…並んでないとダメなの?」

「いや無理無理!全然前進まないじゃん…」


「とりあえず、作戦練るか…」ベースに戻り話し合う。


「どうするかなぁ…」

「お金で順番譲ってもらうってのは?」


「今いくら持ってる?」

「銀貨6枚」


「無理だな〜」


うーんうーんと唸っていると動きがあった。

やけにザワザワと慌ただしい。


 どうしたか聞くとどうやらレアボスが出たようだ。

 これだと思った俺は声を張った!


「俺たちが倒していいか?!」


すると列が分かれ真ん中に通路が出来る。


ベースをパタパタと片付けてから先頭へ向かうとすでにもう3組犠牲になったと聞かされる。

頷きそしてボス部屋へと向かう。


 中には誰も居らずおそらくは殲滅したであろう者たちの成れの果て、武器や鎧と言ったものが散乱している。


 すると中心に小さな子供が歩いてきた。


 あの時と同じだ…


 タケルは近づくと一刀両断に切りつける!

 すると地中からボスが飛び出し、雄叫びをあげ襲いかかってきた。


「このクソ野郎、久々だな!俺が倒す!手を出すな!」

そう伝えると皆一列に並び戦闘を見守り始める。


 ああ、信じてくれる…

「必ず勝つ」といい。剣を相手に向ける。


 攻撃は今見てみれば単調な動きが多い。

 切り裂きも薙ぎ払いも一辺倒だ。全ての動きが見えており、俺は自身の成長を喜ぶ。


 左からの切り裂き、右へ流し併せて返す刀で左から切り付けダメージを与える。


 左からの薙ぎ払い、ワンステップで避け踏み込み突き入れる。


 奴は咆哮か雄叫びがわからない声を上げ突然強く地面を叩いた。

 不明な行動に慌てるも目線は外さない。

 すると奴は逃げ出していた。


 追う、逃げる、追うを繰り返す。


 すると奴が近くにあった岩を持ち投げつけてくる。

 体全体を使って避けると踏み込み突進する。


 奴は反応できない。


 そのまま剣を横に滑らせ首を刎ねる。

 そうしてレアボスとの戦いを終えることとなった。


「お疲れ様、圧勝ね」

「ああ、前ならこんなに上手くはいかなかったよ」


 そうすると目の前には魔術陣が現れる。皆気持ちは一つだ。

 魔術陣をすり抜け次の階へ。


 そうして俺たちは26階層への第一歩を踏みしめたのだった。

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