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異世界はバーゲンブルグから・・・  作者: J.Plum
第四章
101/113

師走

 12月は師走と言われる。語源は普段のんびりしてる僧侶でさえ走るくらい忙しいと言われるからだそうだ。


 日差しの時間も短くなり夜寒さで震える日が続く、息を吸うと肺まで凍ってしまうのではと思うほど空気が冷たくなる季節だ。こちらにきて約半年になるが年明けもそろそろというこのタイミングで俺らは上級ダンジョンに挑む。


 ここを乗り越えたら現代に戻れると思うと楽しくもあり寂しくもある。そんな中僕らは正面に集まった。


「うぅぅっ…さぶぅーーーーっ!」

「寒いわね…この寒さは異常よ」

「ごんぞう寒くないのか?」

「この筋肉は寒さを凌駕する。へっくしょん!」

「くしゃみしてんじゃねーか?もっと着ろよ!」

「ああ、さぶさぶ…」

「ちょっと一回戻らね?」

「そうね、一度仕切り直しね」そうして部屋に戻ると暖炉の前に集まった。


「あったけ〜!」「あったかいわね!」「うむ」

「これは今日はいいんじゃないか?無理だろう、この寒さは…」

「だな!確かに休んでなかったな!今日は休もう!」「賛成!」そうして一日休みにするのだった。


 翌日、「外雪降ってんだけど…」

「これは馬車が動かないわね」

「これは休むしかないんじゃないか?」

「そうね!ちょっと私転移でナナミンちゃんに会ってきていいかしら?」

「「どうぞ〜」」そうしてその日も休むのだった。


 翌日、「吹雪いてんだけど…これは…今日も…」


 バンッ!


「待たせたな!俺の仲間達よ!」

見るとブライアンだけどとりあえず


「ブライアン!閉めてくれ!寒い!」

「おお、わりぃわりぃ!」パタン


「話は聞いたぞ!よしクラータルへいざ向かおう!」

「何言ってんだ。この吹雪だと向かうものも向かえねーだろ?」


「はぁ?そっちこそ、何言ってんだ?アヤに転移で送って貰えばいいだろ?」

「あのな〜転移するには魔力を込めたやつを向こうに置かないといけな…」


「あるわ!なんで気付かなかったのかしら?クラータルにポイント作ってるわ!」

「嘘!なんで?」


「騎士達と討伐してたときインフェルノとフロストノヴァが取れる神殿が見つかったと聞いたから向かったのよ!

 そのついでにクラータルに行ってポイント設置して帰ってきたのよ。アレが生きてれば問題ないわ!」


「よし、探ってくれ!そして早く行こう!早く!」

「ちょっと待ってくれ!なんの準備もしてないから」

「そんな待ってる時間は俺にはないんだよ!!」


「ブライアン…どこ行くのよ…」


「えっ?!」


 コキキキキキキッ。


「ヒッヒナさん?」

「また私を置いて女に会いに行くんじゃないわよね??」


 ひぃぃぃぃぃっ!!


「ヒナ嬢、違うんです。ブライアンはダンジョンに一緒に行くんです。今回は違います…」


「そうなの?それじゃーいいわ!いってらっしゃいダーリン!」

「あ、ああ…行ってくるから…」


「あや様ちょっと…」ごにょごにょ…

「はいわかりました。ではこちらをお持ちください」


「ブライアン、頑張ってね!」んーっぱっ!


 そうしてヒナ嬢は帰って行った。


「アヤ、何話してたんだ?」

「帰ってきたらヒナ嬢にブライアンを送ってくれと言われたから了承してポイントとなる物を渡したわ」


「なんで…、なんで了承するんだよ?!」


「えっ…めんどく…女の気持ちがわかるからよ」

「今めんどくさいと言おうとした!絶対めんどくさいと言おうとした!」


「ま、まぁ…送らなければいいわけだし…」

「送るわ。私嘘つきになんかなりたくない」


「そうやって俺を追い詰めるんだ…皆敵なんだ…」


 うわぁぁぁぁっ!!

 あぁぁぁっ!ああああああっ!!!


「あっ壊れた…」


 そんなこんなありながらもパタパタと出発準備を整え出発することとなった。

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