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テーマ詩集:水族館

エイ

作者: 歌川 詩季

 水族館で見ました。

 空を泳げても

 糸で()られてるんじゃ

 自由にはほど遠いって思う


 空は飛べなくても

 糸のないカイトは

 海の中を はばたくように

 たいらなからだをひらひらさせていた

 翼がはえてるようになんて

 まるで見えないからだで

 むしろ からだじたいが

 まるでいちまいのはねみたいに

 たいらなからだぜんたいをひらひらさせていたんだ


 それは糸に()られない

 いちまいのカイトのようにだけじゃなく

 それはポールにつながれない

 いちまいの旗のようにもぼくには見えて

 かたちのない自由を あえてかたちどるように

 (かか)げられているようにさえ思えた



「えい!」なんてかけ声をあげるでもなく

 それはひらひらと

 なんか、美味しそう(笑)

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― 新着の感想 ―
[良い点]  自由というものは、制限されるとそこからはみ出したくなり、無制限だと何をしたらよいのか分からなくなるように思います。  >かたちのない自由を あえてかたちどるように  このフレーズがい…
[良い点]  はためくように泳ぐ様子は優雅で大らかで。  確かに「えい!」なんて力んでいる様子はありませんね。  かわいらしい視点。  旗は所属を表すものが多いですけど。  この旗は『自由』に所属し…
[良い点] >かたちのない自由を あえてかたちどるように ひらひらと自由に空を舞っているように見えますね。 だからずっと眺めていられるのかな。 裏側? が顔みたいに見えるのも、可愛くて癒されます(…
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