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夢が醒めないように  作者: むぎ
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出会い

それから5日後。朝の生放送に出演していた為3限が始まったであろう時間に登校した桜庭はどうしても今日は教室に入る気分になれなかった。3限が終わるまで中庭を探索しようと思い歩いていると人目につきにくい場所に一面色とりどりの花が咲いている花畑を見つけた。


学校にこんな場所があるなんて思ってもいなかったので、桜庭は秘密基地を見つけた子供のように嬉しくなり、鞄の中から密かに趣味としているカメラを取り出した。


そして自分の幸福感と共に綺麗な花をカメラに収めようと夢中になってシャッターをきっていた。こんなにも心の底から楽しいと思えたのが久々だったため時間を忘れて自分の世界に入っていた。そのため背後に人がいることに気付かず、


「授業中だよね??」


まずい。先程の満ち溢れた幸福感から一瞬にして現実に戻された桜庭は、先生に授業をサボっているところを見つかってしまったと思い恐る恐る振り返った。


しかし、そこには先生の姿はなく、かわりに私の初登校日に欠席していた隣の席の如月優斗が立っていた。

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