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夢が醒めないように  作者: むぎ
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憂鬱

桜庭は別に芸能活動をすることが嫌いというわけではない。昔は楽しくて仕方がなかった。わずか小学生という身でありながら名高い映画賞を受賞したことをきっかけに、知名度が一気に増え、数々の作品に出演させてもらっては、その度に素晴らしい評価と人気を頂き、芸能人として誰もが羨む花道を歩いていた。それが自分でも誇らしいくらいに満足していた。でも、いつからだろう。ただ笑顔で振る舞い、与えられた仕事を淡々とこなすプログラミングされたロボットのように自分を感じるようになったのは。


席に座り、そんなことをふと考えながら横を見ると隣の席は空席だった。私が通っている学科はトレイトコースだから多分その子は芸能活動かスポーツ関係で休みなんだろう。この学科ではあまり珍しいことでもないので気にすることはなく、授業が始まるまでぼーとしながら時間を潰していた。

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