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6話 サブウェポン入手

更新が遅いって?……はい、すいません。読書しておりました。明日はめっちゃ更新するので読み終わらなくて困るかもしれませんね(根拠のない自信)

 美嘉と歩くこと数分。ゴブリンが見えた。この時点で、間違っても美嘉を襲わせないように美嘉には俺の後ろにいてもらう。


 今回はこちらを向いていない。ラッキーだ。そっと近付いて頭を鉄パイプで殴りつける。


 程なくしてゴブリンは光の粒子に変わり、魔石がドロップする。俺はそれをさっと空間収納につっこむ。




「なんか……すごいですね」



 

 美嘉が呟く。


 日本にいて、命がけの戦いなんて見る機会はないだろう。それを俺たちはこれから繰り返していく。


 良かれ悪かれ、慣れは必要だろう。


 とりあえずレベル2になればある程度楽に倒せるはずなので、大事をとってレベルを3まで上げてからゴブリンと戦ってもらうことにする。











「はあっ」




 勝負は一瞬、ゴブリンが飛びかかる瞬間。美嘉はタイミングよくゴブリンの頭に向かって鉄パイプを振り下ろす。クリーンヒットしたゴブリンは光の粒子になって消える。


 レベル3になっていた美嘉は安定してゴブリンを倒せていた。


 今のところ、ドロップはゴブリンのスキルオーブが1個。あとは普通のドロップだ。




「そういえば、せんぱいはレベルどのくらいなんですか?」


「ちょっと待って、今確認する」




 辺りに不審な影がないことを確認してステータスと唱える。




【ステータス】

名前 近藤隼人

レベル 8

ランク 1

攻撃力 42

防御力 21

スタミナ 23

速さ 56

魔力 40

称号 ゴブリンの天敵

スキル アクティブ 身体強化

          鑑定

          異空間作成

    パッシブ 索敵

SP 13




 相変わらず上がらない防御力とスタミナ、伸びに伸びた速さと攻撃力。そして何より堂々のランク1!実は結構嬉しい。


 自衛隊や世界の軍隊の攻略速度を追い抜いたらしい。まぁ向こうは報告や説明の任務もあるし、なかなか大変なんだろう。


 美嘉にステータスを伝える。




「えっ!1位なんですかせんぱい。なるほど……異空間作成のおかげというのが1番ありそうなところですね」




 そうか。異空間作成を取る前にステータスを確認してそれきりだったし、異空間作成は結構強いスキルなんだろうな。


 実際、上から廃車が降ってきたら、どんな人間でも圧死してしまうだろうし。


 しばらく考え込んで、美嘉は口を開いた。




「おそらくせんぱいの攻撃力を生かしてレベリングするのが最適解だと思います。階層に出現する魔物が鉄パイプで安定して倒し切れるようになるまで廃車でレベリングすることを繰り返せばもっとも安全かつ効率的にレベルアップできますよ」




 とりあえず基本は美嘉の方針に従っていくことにして、その前に、美嘉のレベルを鉄パイプで戦ってもらって上げていく。


 一応基礎的な戦闘経験がないと何かあったときに危険だからだ。











 しばらくゴブリンを美嘉が倒していくと怪しい影が見えた。しかし、その影の高さはかなり低い。せいぜい腰あたりまでしかない。


 しかしコボルトにしては横が太い。




「気をつけろ美嘉。新しい魔物かもしれない」




 美嘉から鉄パイプを返してもらって、慎重に近付いていく。


 5メートルほどまで近づくと正体がわかった。


 そう、宝箱だ。 


 そのまま近づいていくが、攻撃してくる素振りはない。鉄パイプで触れられるくらいの距離まで近づく。




「罠かもしれないから美嘉は離れていてくれ」




 そう言うと美嘉は緊張した面持ちで後ろに下がる。それを確認してから俺は宝箱の蓋を鉄パイプで押し開けた。


 結論を言うと、罠などはなく、中には刃渡り10センチくらいのナイフが入っていた。鑑定してみる。




【火魔法のナイフ】

使用者の魔力を利用して、ナイフの刃の部分から火を起こすことができる。




「美嘉、火魔法のナイフらしいけど、使う?あんまりお勧めしないけど」


「魔法ですか……確かに魅力的ではありますけど、残念ながらリーチが短い獲物を慣れないうちに使うと危険なんですよね。ある程度リーチを身長でカバーできるせんぱいのサブウェポンにでもしましょうか」

 

 


 こうして初めてのドロップ品は俺のサブウェポンになったのだった。

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