13話 改築!?
徹夜明けにまとめて投稿しております。
後日、正式な書類が運ばれてきて、それに詳細な条件が書いてあった。
俺は、自衛隊が内部でモンスターを倒したダンジョンのみ攻略する。
JDOは1つのダンジョンにつき100万を報酬として支払う。
仕事の確認のためにJDO職員を1人パーティーに加える。
秘匿していたダンジョンは、俺のパーティーのものとする。
そして、半月ほどダンジョン周りを工事するので明日からホテルに移って欲しいと追伸のようにして別紙に書いてあって、100万ほど包まれていた。
運んできたのはもちろん最初に会ったのと同じ人だ。朝倉さんと言うらしい。
毎回結構眼福……目に毒だったりする。
「そして、これは私もここに来る前に初めて伝えられたことなんですが……」
俺が読み終わるのを待って、朝倉さんが嬉しそうに口を開く。
「私もお2人と一緒に冒険することになりました!よろしくお願いします!」
なるほど。同行する職員というのは朝倉さんのことだったのか。
まだ会ってからあまり時間が経っていないから詳しくはわからないが、悪い人ではないのはなんとなくわかった。
まぁ、どのみち工事の関係でダンジョンに潜るまでしばらく時間もあるし、詳細はそこで煮詰めればいいだろう。
「わかりました。では、工事が終わったらお願いします」
そして、俺たちはこの部屋の荷物は自由にしていいと許可を出して、必要なものを異空間に入れて家を出た。
美嘉が予約してくれたホテルはとても快適で大きな図書館までついていて、俺たちはしばらく漫画を読んだりアニメを観たりして過ごした。
言わば家の中にいるのと同じ状態だ。
半月ほどして、JDOから通知があったので家に戻ると、アパートが影も形もなくて、そのかわりに大きな建物があった。
恐る恐る中に入ると、すこし緊張した顔をした朝倉さんがいた。
「我々のパーティーのものということで、私が説明させていただきます」
そして、朝倉さんが案内してくれたが、1階にエントランスとメンバーそれぞれの部屋があって、2階に倉庫とダンジョンがある造りになっている。
動線がはっきりしているからすごく便利そうだ。
ちなみに、俺の私物は全て新しい俺の部屋に丁寧に整頓して置いてあった。
監視カメラなどが忍び込ませてないか気にするべきかもしれないが、未知のスキルを持つ相手を、軽々しく監視カメラで監視しようとするとは思えない。
メリットより見つかったときのデメリットが大きすぎる。
心配になったので、無いとは思うが、いちおう軽くは調べておいた。
「いかがでしょうか?」
心配そうに首を傾げる朝倉さんに俺は満面の笑みで答える。
「最高だ。ありがとう」
「そうですね。良いものをありがとうございます」
その言葉に朝倉さんはほっとした様子を見せる。
そして、2日ほどで色々必要なものを買いそろえて、いよいようちのパーティーのダンジョンに、朝倉さんと潜ることになった。
「へぇ、こんな感じになってるんですね」
押入れの戸をくぐって辺りを見回した朝倉さんの第一声がそれだ。
そして、俺たちは俺と美嘉を先頭にズンズン奥地へ進んでいく。
何せ俺たちはレベル40を超えている。10層までは少なくとも楽勝だろう。
あと、美嘉と話し合って異空間はアイテムボックスとしての使い方しか朝倉さんには教えないことにした。
理由は、政府に対して切れるカードを1つは持っていたいからだ。
あんなに怖かったゴブリンもコボルトも簡単に撲殺できた。
レベルが上がって力も強くなったんだなと実感した。




