表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暗黒竜王レベル1に転生 いずれ神も魔王も超えて最強の座に君臨する  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第6章 魔導王

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

88/97

12 王国騎士VS聖蛇姫2

『ガルダ、あいつの石化は私が解除するわ。あなたは攻撃を』

「──助かる」


 俺は剣を構え直した。


『ふーん、二対一? 別にいいけど』


 聖蛇姫が鼻を鳴らした。


「悪いが、向こうの世界には魔導王がいる。さっさと終わらせて、向こうに戻らせてもらうぞ」


 告げて、俺は地を蹴った。


 まだ人間の体には違和感がある。

 とはいえ、ずっと鍛え続けてきた剣技は俺の体に染みこんでいるはずだ。


 考えるな、感じろ。

 俺は自分自身に言い聞かせる。


 本能のままに動き──奴を、斬る。


『くっ……【石化】!』

『【エクスヒーリング】』


 ふたたび聖蛇姫が石化のスキルを発動するが、ナビがあっさりと解除した。

 俺はさらに加速し、聖蛇姫に迫る。

 渾身の斬撃を叩きつけた。


 がきんっ……。


 鈍い音とともに、剣がはじき返される。


「何……!?」

『黙って斬られるとでも思った~? あたしは自分の体を【石化】することもできるのよ』


 聖蛇姫が勝ち誇った。

 その全身が灰色に変色している。


 単なる石じゃなく、魔力で生み出した石の体──。

 あれを斬るのはなかなか厄介そうだ。


 ドラゴンブレスが使えれば一発で消し飛ばせるかもしれないが……。


『【エクスヒーリング】』


 ナビが上級回復呪文で石化解除を試みる。

 だが──、


『無駄よ~。「状態異常」なら回復呪文で治癒できるけど、これはあたしの本来の姿のバリエーション。【ヒーリング】系で解除することはできないの』

『じゃあ、その体ごと撃ち抜くしかないわけね』

『そういうことだね』


 うなずく聖蛇姫。


『できるものなら──やってみれば?』


 言うなり、蛇髪が伸び、広がり、襲い掛かってきた。


 俺はそれらを剣で切り払う。

 が、数が多い。

 迎撃しきれず、何本かの蛇髪に噛みつかれてしまう。


 傷口から石化が始まるが、それはナビが【エクスヒーリング】で解除してくれた。

 彼女がいる限り、そうそう【石化】されることはないだろうが、こっちも攻撃に転じることができない。


「──ナビ、他にも僧侶系呪文は使えるのか?」

『もちろん。ひととおり使えるわよ』

「じゃあ、身体強化を頼む。一気に奴の懐まで飛びこむ」

『いくら強化しても、あいつの体を斬れるとは限らないわよ』


 と、ナビ。


「確かに、斬るのは厳しいかもしれない」


 俺は剣を腰だめに構えた。


「だけど手はある。協力してくれ、ナビ」

【大事なお知らせ】

本作の書籍版(BKブックス様)が発売されました!

なんとか2巻、3巻とつなげていきたいので、ぜひよろしくお願いします~!

下のリンクから公式ページに飛べます!


【読んでくださった方へのお願い】

ページ下部にある『ポイントを入れて作者を応援しましょう!』のところにある☆☆☆☆☆をポチっと押すことで★★★★★になり評価されます。

「面白かった!」「続きが読みたい!」と思っていただけましたら、ぜひポチポチっとしていただけましたら励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


▼書籍化作品です! タイトルクリックで小説ページに飛べます!▼

☆黒き剣帝 元最強のアラフォー全盛期を取り戻して無双ハーレム

▼ノベマ限定作品です。グラスト大賞に応募中! 応援していただけたら嬉しいです!▼

☆冴えないおっさん、竜王のうっかりミスでレベル1000になり、冒険者学校を成り上がり無双




暗黒竜王レベル1に転生 いずれ神も魔王も超えて最強の座に君臨する
(BKブックス)

書籍版1巻、発売中! 画像クリックで公式ページに飛びます
m2yx5fycdsmfe64d52timjwbjqz_72k_160_1po_bwf9





小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ