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暗黒竜王レベル1に転生 いずれ神も魔王も超えて最強の座に君臨する  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第6章 魔導王

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11 王国騎士VS聖蛇姫1

 聖蛇姫の蛇髪が無数のロープとなって俺の手足を拘束する。


 動けない──。

 こういうときは人間の体がもどかしく思う。


 竜のパワーなら、これくらいの髪は引きちぎれそうなものを。


 それにしても……俺はいつの間にか、すっかり竜の体に馴染んでいたんだな。

 今の蛇髪も、人間の体に慣れていたころなら簡単に避けられたはずだ。


『いくら暗黒竜王の転生体といっても、精神世界の中じゃただの人間だよね? 魔導王様の読み通り』


 聖蛇姫が笑った。


「……なぜ、お前はこの世界に入って来られたんだ」

『魔導王様が古代遺跡から見つけた禁呪法『黒鎖牢獄』の作用だよ。あたしも詳しい理屈は知らないけど……この呪法は対象の精神に侵入し、干渉・操作できるんだって』

「精神に侵入……」


 だから聖蛇姫はこの世界に現れたというわけか。


『まあ、あんたの場合は「暗黒竜王」の力で精神世界全体に防護結界が敷かれてるみたいだからね。禁呪法にあたしのスキル【精神石化】を上乗せして、どうにか防壁を破ったってわけ。で、その後でもう一回【精神石化】を使って、この世界を閉じた。あんたはもうここから出られない──』


 得意げに笑う聖蛇姫。


『というわけで、ここではあんたはただの人間。魔導王様の側近であるあたしに勝てる要素ゼロだね~』


 並のモンスターなら、人間としての戦闘能力で十分に立ち向かえる。


 だが、こいつは魔導王の側近モンスターだ。

 そう簡単に勝てる相手じゃないだろう。


 しかも俺は今、こいつの蛇髪に拘束されている。


『終わりね、ガルダ──【石化】!』


 聖蛇姫の蛇髪がいっせいに震えだす。


「くっ……うううっ、これは──!?」


 手首や二の腕、太ももに足首──蛇髪が振れている部分が灰色に変色していく。

 力がまるで入らない。


 奴の力で俺の体が石化していく──。


『させないわよ──【エクスヒーリング】!』


 高らかに声が響いたかと思うと、俺の全身を緑色の輝きが包みこんだ。

 同時に、変色していた部分が元に戻る。


『馬鹿な! 石化を解かれた──?』

『危なかったわね、ガルダ』


 銀髪褐色肌の、踊り子姿の美女が駆け寄ってくる。


「ナビ……?」

『あなた一人じゃきつそうね。私も加勢するわよ』


 ナビが身構えた。


『さっさとこの女を倒して、元の場所に戻りましょ』

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