表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暗黒竜王レベル1に転生 いずれ神も魔王も超えて最強の座に君臨する  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第5章 暗黒竜王の神殿

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

71/97

13 暗黒竜王VS天翼覇竜3

 天翼覇竜は神樹伯爵や機甲巨人と同じく、圧倒的なステータスを備えている。

 さすがは魔導王の側近モンスターだ。


 一体、どうやって攻略するか──。


 俺はミラ、コレット、リーリアと攻撃の打ち合わせをする。

 天翼覇竜はそれを待ってくれていた。


 余裕を見せているつもりか。


 だが──その余裕が、すぐにお前の命取りになる。


『作戦タイムは終わったか? なら、そろそろ俺の攻撃タイムへと移らせてもらうぞ』


 天翼覇竜が吠えた。


「【ディーボルト】!」


 リーリアが中級雷撃魔法を放つ。


『無駄だ! 俺に魔法は通じん!』


 数条の稲妻はいずれも天翼覇竜の鱗に弾かれ、散った。


「【ディーファイア】!」


 が、リーリアは諦めない。

 今度は中級火炎魔法だ。


『ふん。さっきの結果で理解できなかったか? 俺の鱗は魔法を弾く──』

「【ディーウィンド】!」


 今度は中級の風魔法。


『くどい!』


 天翼覇竜は意に介さず、前進してくる。


「【ディーレイン】!」


 今度は中級の水魔法。


 が、当然、それも天翼覇竜の鱗に弾かれ、


「はあああああああああああああああああああっ!」


 水流の向こう側から、ミラが一直線に飛びかかってくる。

 空中を矢のように進んでいるのは、コレットの補助魔法を受けているからだ。


『何っ!?』


 さすがに天翼覇竜も驚いたように動きを止める。

 そう、リーリアが先ほどから魔法を撃っていたのは、奴の意識を引き付け、隙を作るため。


「スキル【剛剣】!」


 ミラの繰り出した斬撃が天翼覇竜の鱗を裂き、鮮血が噴き出した。


『ぐ、おおおおお……っ!』


 さらに俺が『災いの波動(カラミティウェーブ)』を吐き出した。

 敵の特殊防御を一定時間無効化するブレスだ。


「【スペルブースト】!」

「【エクスボルト】!」


 魔法防御を失った天翼覇竜に対し、コレットとリーリアが連携して上級雷撃魔法を放つ。


『ぐがあああああああああああああああああああああああっ!?』


 百近い稲妻に打ち据えられた天翼覇竜が絶叫した。

 ぶす、ぶす……と全身のあちこちが焦げ、黒煙を噴き上げている。


 いくら魔導王の側近モンスターとはいえ、今の連携にはダメージを受けたはずだ。

 なおもリーリアが攻撃魔法を放つが、これは天翼覇竜のブレスに相殺された。


「効いてる……!」


 ミラがつぶやいた。


「明らかにブレスの威力が弱まってます。かなりダメージを与えたみたいですね」

『かなりダメージを与えた、だと』


 天翼覇竜がコレットをにらんだ。


『まさか、この程度で俺を倒せると思ってるんじゃないだろうな』


 低い声でうなる天翼覇竜。

 その全身から放たれる威圧感が、一気に数倍にも増した。


 ダメージを与えたなんてとんでもない。


 むしろ、奴は怒りと闘志を燃えたぎらせ、今まで以上の活力で挑んでくるだろう。


「ドラゴンさん……」

『ああ、分かってる』


 最初から、今ので倒せるなんて思っていない。

 むしろ、ここから始まるんだ。

 本当の戦いが──。


『備えろ。ここからの攻撃を凌いで、逆転の目につなげるぞ』


 俺はミラに告げた。

本作の書籍版(BKブックス様)が発売されました!

なんとか2巻、3巻とつなげていきたいので、ぜひよろしくお願いします~!

下のリンクから公式ページに飛べます!


書影です

挿絵(By みてみん)


【読んでくださった方へのお願い】

ページ下部にある『ポイントを入れて作者を応援しましょう!』のところにある☆☆☆☆☆をポチっと押すことで★★★★★になり評価されます。

「面白かった!」「続きが読みたい!」と思っていただけましたら、ぜひポチポチっとしていただけましたら励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


▼書籍化作品です! タイトルクリックで小説ページに飛べます!▼

☆黒き剣帝 元最強のアラフォー全盛期を取り戻して無双ハーレム

▼ノベマ限定作品です。グラスト大賞に応募中! 応援していただけたら嬉しいです!▼

☆冴えないおっさん、竜王のうっかりミスでレベル1000になり、冒険者学校を成り上がり無双




暗黒竜王レベル1に転生 いずれ神も魔王も超えて最強の座に君臨する
(BKブックス)

書籍版1巻、発売中! 画像クリックで公式ページに飛びます
m2yx5fycdsmfe64d52timjwbjqz_72k_160_1po_bwf9





小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ