表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暗黒竜王レベル1に転生 いずれ神も魔王も超えて最強の座に君臨する  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第5章 暗黒竜王の神殿

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

70/97

12 暗黒竜王VS天翼覇竜2

 今の姿のままで、あいつと戦う──。


 できるのか、そんなことが?


『この場所──「暗黒竜王の神殿」限定で、ね』


 と、ナビ。


『神殿にはあなたの魂を元にして暗黒竜王の体を形成するシステムがあるの。それはさっき見たわよね』


 確かに、見たけど……。


 思ったところでハッと気づいた。

 まさか──。


『そ。神殿のシステムを起動して、あなたの体を「真の暗黒竜王」のそれへと進化させる』


 できるのか、そんなことが?


 もう一度、同じことをたずねる俺。


 が、今度の質問には驚きよりも期待感が大きかった。


『私は竜王級鑑定スキルよ。まっかせなさーい!』


 ナビが自信たっぷりに宣言する。


『私の力で神殿の魔導技術をすべて解析。それから起動するわ。ただし……起動には少し時間がかかるわね。それまでなんとか敵を引きつけておいて』


 引きつけるって言われても──。


 相手のサイズは俺の数倍ある。

 肉弾戦ではさすがに厳しいだろう。


 かといって、スピードでかき回そうにも、この狭い遺跡内では──。

「ドラゴンさん、何か作戦でも?」


 ミラがたずねた。


『ああ、実は──』


 さっきまでのナビとのやり取りを、かいつまんで説明する。

 ミラがそれをコレットとリーリアに伝えた。


「時間を稼げばいいんでしょ? なら、あたしたちにもやれることはあるじゃん」

「私もだ。何も攻撃だけが魔法使いの仕事じゃないぞ、ドラゴン」


 二人が言った。


「あたしも、やれることをやります。あなたの助けになるために」


 さらにミラも。


『だけど──』


 俺の脳裏に浮かんだのは、かつての仲間たちが無残に殺された光景だ。


 焼き殺されたアビーと踏みつぶされたキュール。


 今回も、また誰かが同じような目に遭わないとは限らない。


「戦いですから。死の危険は覚悟の上です」


 ミラが微笑んだ。


「でも、その中であたしたちは生き残るために──各自がやれるだけのことをやるのでしょう? みんなで生き残るために、あたしたちにも役割をください」

「っていうか、あたしがそう簡単にやられるわけねーし」

「私とてそれなりの修羅場はくぐっているぞ」


 コレットとリーリアも同じく微笑んでいる。


 ──分かった。


 そうまで言われたら、俺だって覚悟を決めよう。


 全員で、勝つぞ。

本作の書籍版(BKブックス様)がいよいよ本日8月5日に発売です!

なんとか2巻、3巻とつなげていきたいので、ぜひよろしくお願いします~!

下のリンクから公式ページに飛べます!


書影です

挿絵(By みてみん)


【読んでくださった方へのお願い】

ページ下部にある『ポイントを入れて作者を応援しましょう!』のところにある☆☆☆☆☆をポチっと押すことで★★★★★になり評価されます。

「面白かった!」「続きが読みたい!」と思っていただけましたら、ぜひポチポチっとしていただけましたら励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


▼書籍化作品です! タイトルクリックで小説ページに飛べます!▼

☆黒き剣帝 元最強のアラフォー全盛期を取り戻して無双ハーレム

▼ノベマ限定作品です。グラスト大賞に応募中! 応援していただけたら嬉しいです!▼

☆冴えないおっさん、竜王のうっかりミスでレベル1000になり、冒険者学校を成り上がり無双




暗黒竜王レベル1に転生 いずれ神も魔王も超えて最強の座に君臨する
(BKブックス)

書籍版1巻、発売中! 画像クリックで公式ページに飛びます
m2yx5fycdsmfe64d52timjwbjqz_72k_160_1po_bwf9





小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ