19 旅は続く
4章ラストです。
俺は機甲巨人を倒し、大量の進化ポイントを得た。
それによってさらに進化し、『ダークヤングドラゴンⅢ』になることができた。
ナビの話によれば、次はおそらく成竜に進化できるだろうということだ。
少しずつではあるが、俺は素の状態でも『真の暗黒竜王』へと近づいているんだろう。
そうなれば、より確実に真の力を制御できるようになる。
魔導王との決戦を前に、もっともっと進化しておきたいところだ。
そのためにも、旅はまだまだ続く。
「私も──君たちとともに行くよ」
リーリアが言った。
目が腫れぼったいのは、先ほどまでキュールを埋葬していたからだ。
俺たち全員で彼女を弔った。
そして、ふたたび遺跡に向かって出発することになったわけだが──。
「キュールはもういない。だけど、二人で目指した最後の冒険を……私は完遂したいんだ」
リーリアが寂しげに微笑む。
「では、あらためて。よろしくお願いしますね、リーリア」
「引き続き、頼りにしてるね」
ミラとコレットが微笑みを返す。
「じゃあ、行くか。ミラ。二人と一緒に、俺に乗れ」
進化したことでスキル【大飛行】の航続可能時間も伸びていた。
一気に神殿まで飛んでいくとしよう。
俺は彼女たちを乗せて、空を進む。
山を一つ越え、二つ越え──。
やがて、ひときわ高い山が見えてきた。
「いよいよ、この先だ」
俺は息をついた。
あの山を越えた先に『暗黒竜王の神殿』がある。
そこにいけば、俺は『真の暗黒竜王の力』を制御できるようになるかもしれない。
その力は圧倒的だ。
一度目は神樹伯爵との戦い。
二度目は機甲巨人との戦い。
いずれも魔導王の側近クラスのモンスターだというのに、俺の完勝で終わった。
しかも、それは暗黒竜王の全力には程遠い──一割から二割程度の力なのだ。
もしも百パーセントの力を得ることができたなら。
そして、それを振るうことができるなら。
魔導王の軍団とて敵じゃないだろう。
「あれは──」
ミラが前方を指さした。
巨大な城塞都市から黒煙が上がっていた。
上空を覆う、竜の群れ。
まさか、魔導王の侵略か……!?
「いくぞ、ミラ。みんな」
俺は呼びかけた。
翼を広げる。
神殿に行く前に、まずは奴らを蹴散らす。
エレノア王国の騎士、ガルダ・バールハイトとして。
そして魔導王を打倒するために最強を目指すモンスター、暗黒竜王として。
俺は、戦う。
戦い続ける──。
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