表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暗黒竜王レベル1に転生 いずれ神も魔王も超えて最強の座に君臨する  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第3章 決戦、神樹伯爵

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/97

14 【闇】を総べる竜2

 SIDE ミラ


「な、なんなのですか、あれは──」


 ミラは呆然と『仲間』のドラゴンの戦いぶりを見ていた。

 突然、ドラゴンの姿が変わったと思いきや、神樹伯爵を圧倒し始めたのだ。


「まさか、伝説の『暗黒竜王』──」


 コレットがうめく。


「えっ?」

「あたしも教団の秘伝書を少し読んだことがあるくらい。だけど、あの圧倒的な力はもしかしたら──」


 コレットが震える声で告げた。


「本物の『暗黒竜王』が出現したのかも」

「あのドラゴンさんが『暗黒竜王』だった、っていうのですか?」

「千年前、世界を恐怖に覆い尽くした史上最強最悪のドラゴン──『暗黒竜王』。エレノア王国にて一人の勇者により討たれた、という伝承が残っているだけだけど……」


 コレットが厳かな表情でつぶやく。


「この圧倒的な力を見ていると、あり得ない話じゃないかも……」

「ドラゴンさん……」


 ミラはふたたび黒竜の戦いを注視する。


 るおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんっ。


 雄たけびとともに、ドラゴンが口を開いた。


 口中が深紅の輝きに満ちていく。

 最初のドラゴンブレスは青白い光で、次が紫。


 今度は赤──ということは、また別種のブレスだろうか。


 と、ドラゴンがこちらを向いた。

 どしん、と尾で何度か地面を叩いた。


「──!」


 ミラはハッと気づく。


「コレット、防御魔法を!」

「えっ?」

「ドラゴンさんが『巻き添えを食わないように』と合図を送っています」


 例によって、エレノア騎士団の合図である。


「分かった……【プロテクション】!」


 コレットが唱えた僧侶呪文が防御フィールドを作り出し、二人を包みこんだ。


 それを確認したのか、黒竜はふたたび神樹伯爵に向き直る。


 伝説の、暗黒竜王。

 ミラはその後ろ姿をジッと見つめた。


    ※


 よし、コレットが防御魔法を発動してくれた。

 合図を送った甲斐があったな。


 これで神樹伯爵に全力のブレスを思いっきり撃つことができる。


 俺はひとまず安堵した。


 次のブレスは広範囲に攻撃をばらまくからな。

 俺の周囲十メートルほどは攻撃範囲を免れるけど、エネルギーの余波がある程度は押し寄せるはずだ。


 だからミラとコレットには事前に防御フィールド内に入ってもらうよう、合図を送ったのだった。


 さあ、心おきなくいくぞ──。


大罪の火炎(ギルティフレア)』!


 俺は第三のドラゴンブレスを放った。


 深紅の火炎弾が四方八方へと飛び散った。


 こいつは『滅びの光芒』より威力が落ちるものの、比較にならない広範囲を焼き尽くす。

 しかも強力な火属性を備えた攻撃である。


 あたりに展開された無数の枝──さっき『滅びの光芒』で薙ぎ払いきれなかった分だ──に次々と深紅の火炎弾が命中した。


 あっという間に燃え、炭化していく枝、枝、枝──。


 さらに本体ともいうべき幹にまで燃え広がっていく。


『ぐっ……ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ……!』


 神樹伯爵が絶叫した。


 すでに『災いの波動』で特殊防御をはがされたうえで、弱点の火炎を食らったのだから当然だろう。


 ほどなくして、ほぼすべての枝が燃え尽きた。


『はあ、はあ、はあ、はあ……』


 神樹伯爵は息も絶え絶えといった様子だった。

 幹だけは違う種類の防御方法があったのか、燃え残っている。


 とはいえ、さっきの攻撃で焦げ目だらけになっていた。


 かなり弱っているな。


 なら、次で終わりだ。


 第四の……そして今の俺が使える最強のドラゴンブレス。


 その名は──。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


▼書籍化作品です! タイトルクリックで小説ページに飛べます!▼

☆黒き剣帝 元最強のアラフォー全盛期を取り戻して無双ハーレム

▼ノベマ限定作品です。グラスト大賞に応募中! 応援していただけたら嬉しいです!▼

☆冴えないおっさん、竜王のうっかりミスでレベル1000になり、冒険者学校を成り上がり無双




暗黒竜王レベル1に転生 いずれ神も魔王も超えて最強の座に君臨する
(BKブックス)

書籍版1巻、発売中! 画像クリックで公式ページに飛びます
m2yx5fycdsmfe64d52timjwbjqz_72k_160_1po_bwf9





小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ