7 門番4
『スパイダー』を撃破したところで、この戦いはおおむね決着がついたといってよかった。
残った『ビートル』はもはや『スパイダー』の援護を得られない。
【雷撃の角】という厄介な攻撃スキルを持っているものの、アビーやコレットが魔法で援護し、俺とミラの接近戦でなんとか仕留めることができた。
そして──俺には経験値が一気に入った。
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称 号:暗黒竜王
種 族:リトルダークドラゴンⅡ(空戦型)
形 態:ドラゴンタイプ
L V:7
H P:126
M P:151
攻撃力:141
防御力:112
素早さ:149
★ :7
〇所持スキル
【鑑定(竜王級)】LV1
【滅びの光芒】LV2
【災いの波動】LV1
【爪撃】LV2→3
【竜尾】LV2
【飛行】LV1
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レベル3から7へと上昇だ。
ん?
【爪撃】のLVが上がっている。
『ビートル』と打ち合ったのがよかったんだろうか。
「やりましたね、アビー、コレット、ドラゴンさんも!」
ミラがにっこりと笑った。
「なかなかいいパーティじゃない? 私たちって」
アビーが嬉しそうだ。
「確かに……まるで人間と一緒に戦っているみたいなコンビネーションだったな」
と、うなるコレット。
まあ、俺の意識は人間時と同じだからな。
その感覚は正しい。
「やっぱりドラゴンさんはあたしたちと意思疎通ができてるんですよ。仲間として頼もしいです」
ミラが俺の頭を撫でてくれた。
「ありがとね」
アビーが俺の頬のあたりにチュッとキスをする。
ちょっと照れる。
「【闇】の紋章を持つモンスターに言うのもなんだけど……まあ、感謝してる」
コレットが一礼する。
「では、行きましょうか。他の門番に察知されないうちに森の出口へ──」
ミラが言った。
そうだ、門番を短時間で撃破できたことは大きい。
素早く進めば、このまま何事もなく森を出られるかもしれない──。
俺はあらためてミラたち三人を見つめる。
成り行きから結成した臨時パーティの仲間たち。
このまま、誰一人欠けることなく、なんとか森を脱出したいものだ。
そう、誰一人欠けることなく……。
その後の道中は順調だった。
時折、この辺りに生息するモンスターが現れるものの、俺とミラ、アビー、コレットの連携はこれを難なく撃破していく。
さっきの門番クラスのモンスターは、やはり早々いないんだろう。
楽勝の連続である。
俺は『滅びの光芒』の『通常版』しか使っていない。
この先、別の門番がいるかもしれないし、クールタイムが発生する『全開版』や第二のドラゴンブレス『災いの波動』は温存である。
『──なるほど、お前か』
突然、声が響いた。
なんだ──!?
前方に、人型のシルエットがたたずんでいる。
森の暗がりで姿がはっきり見えない。
だが──明らかに人間とは異なる気配を放っていた。
当然、モンスターだろう。
人型なのか、あるいは──。
ナビ、鑑定を。
『りょーかい……えっ!?』
ナビが戸惑ったような声を上げる。
どうした、ナビ?
『嘘、そんな……! 私の鑑定を妨害してきた!?』
えっ……?
『あいつ、かなり高レベルのモンスターよ──』
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