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75.オノマ50



 それからしばらくするとエレナさんは戻って来た。


「準備できたよ」

「あ、ありがとうございます」

「気にしなくてもいいよ。それよりユアちゃん疲れているでしょ?」

「え? ……疲れているように見えます?」

「そうね。まだこの前の疲れが抜けきっていないのかそれ以外の事で疲れているのかもしれないよ?」


 エレナさんは暗に怪我の原因を作った子が関係しているみたいなことを言って来たがあながち間違っていない。オノマがしたことによって孤児院での関係が悪くなったことを考えると暗い気持ちになっていたからそのことなどで疲れているかもしれない。


「そう言われると確かに疲れているかも?」

「そう思うのなら早く寝るといいよ。しばらく外で寝泊まりするのでしょ? お金とかも稼がないといけないと思うから明日の為に英気を養っておいた方がいいよ?」

「は、はい。その、お休みなさい」

「うん。お休み。何かあったら反対側の部屋で寝ていると思うから声を掛けてね?」

「わかりました」


 そう言ってエレナさんが布団を用意した部屋へと入った。


 そうして隣の部屋に入って思ったことは……。


「布団以外何も置いていな無い?」


 とそんなことを思ったけど孤児院でも寝室には余り物は置いていなかった。あったものと言えば着替えとぬいぐるみが置いてあったぐらいかな? そんなことを思いながら装備を外して布団の中で寝転がった。


「(なにこれ? 凄く柔らかい。そしてこの布団がとても温かい)」


 そんなことに驚きながら毛布に包まっているといつの間にか眠っていた。




翌朝


 目を覚ますと見慣れない部屋に見慣れない布団が目に入ってどしてこんな所にいるのかな? と考えていたらエレナさんに連れられて家にきてそこで泊まっていることを思い出した。そして起きて隣の部屋に行くともうエレナさんが起きてご飯を作っていた。


「おはよう。ユアちゃん」

「おはようございます」

「簡単なものだけど一緒にサンドイッチ食べる?」

「いいの?」


 そう聞くとエレナさんが頷いたのでお願すると私の目の前にサンドイッチが出された。


「どうぞ」

「あ、ありがとうございます」


 とお礼を言ってからサンドイッチを食べた。とてもシンプルなサンドイッチだったけどいつも食べているパンと違って柔らかくてとてもおいしかった。


 それからエレナさんはもう仕事がに行くらしかったので私も準備を整えてエレナさんと一緒にギルドへ向かうことになった。ギルドに向かっている際、再度ご飯のお礼と泊めてもらったお礼を言った。その後はエレナさん少しお話をしながらギルドまで歩いていた。




 ギルドに着くとエレナさんと別れて私はギルドの隅のほうでレーナちゃんがギルドにやって来るのを待っていた。



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