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69.オノマ44



 そうしてお昼頃になるとレーナちゃんと食堂に行きご飯を食べた。それからレーナちゃんと別れることになった。その前にレーナちゃんと会えるように約束をしたいと思っているとレーナちゃんの方から誘ってもらえて明日ギルドで会う約束をした。どうやって約束をすればいいのかと思っていたらレーナちゃんから一緒に依頼でも受けない? と言われた。私としては願ってもない話で思わず飛びついてしまった。少しレーナちゃんが驚いていたけどまたレーナちゃんと会える。そう思いながらレーナちゃんと別れて孤児院に帰ることになった。


 最初は少しうきうきしながら歩いていたけど孤児院が近づいていくとそんな気分じゃなくなりどんどん憂鬱になっていく。


「はぁ……」


 とため息を何度も吐きながら孤児院が見えて来た。気が重いと思いながらも孤児院の中へと入って行く。できれば誰とも会わないといいなぁ。と思いながら……。


「あ」


 と声がした方向をチラッとみるとそこにはルミアが立っていた。一瞬だったが驚いていたのが分かった。多分だけどあんなことがあったのに戻って来たことに驚いたのかな……。とそんなことを思いながら自分の部屋へと戻った。


 そして中に入るとこじんまりと私の私物? だけが置いてある。元々は私の部屋みたいに1人で使っているけど寒くなると小さい子達と毎日一緒に寝る。それ以外はたまに一緒に寝たりもしていたけどオノマのことがあってからこの部屋では基本1人でいることが多い。けどこの前のことがあって寒くて一緒に寝に来た小さい子達はみんな他の部屋に行ったみたいで私1人のようだ。


「今は1人の方がちょうどいいかもしれないけど……」


 とそんなことを思いながら厚いタオルを敷いて横になる。夜はみんなで身を寄せ合って寝ていたけど今じゃあそんなことはできないと思う。


「今日の夜は寒いかもしれないなぁ……」


 そんなことを呟きながら目を閉じる。これからあの子達とどう接すればいいのかな……。それとも関わらないで出て行った方がいいのかな? とそんなことを思っていると扉の外から部屋の前あたりを行ったり来たりするような気配を感じた。多分だけどルミアだと思う。そもそも他の子達とは会っていない多分こんな所に来ないと思うから……。


 それにしてもどうして私が居ると分かっていて部屋の前で……。と思いながらチラッと扉の方を見る。もしかして私のことを気に掛けてくれているのかな? と思ったけど流石にそんなことはないか……。と思い直しこれからのことを考えていたらいつの間にか眠っていた。



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