66.オノマ41
翌朝
いつも通り目を覚ますと「おはよう」と声を掛けられた。何気なく返事を返して声の主と視線が合うと驚いて俯く。そう言えば昨日はレーナちゃんと寝たことを思い出した。それと夜中も私が起こした騒動のことを……。恥ずかしくて思わず俯いちゃってけどよく見たら私の手にはレーナちゃんの服が握られていた。
(もしかしてずっとくっ付いたまま寝ていたの!)
とそのことに気が付いて顔が熱くなっていく。するとレーナちゃんは私を撫で始めた。私は反射的にレーナちゃんの胸元へ顔を埋めた。
恥ずかしくて顔を隠そうとレーナちゃんの胸元へ顔を埋めていたけど結局恥ずかしいことをしていることは変わらずどうしていいのかわからなかった。このままでいることもいいかも……。とか思ったりもしたけどこのままじゃいけないと思い落ち着かせてから顔を上げた。するとレーナちゃんがご飯を食べに行こうと言った。
そういえばレーナちゃんが泊まっている宿に私も来ていたことを思い出し頷くとレーナちゃんは体を起きてブーツを履いて立ち上がろうとした。その様子を見ているともしかして朝ごはんを食べ終えたらレーナちゃんと別れることになるかもしれない。そんなことを思ったらレーナちゃんに「どうしたの?」と聞かれた。え? どうゆうこと? と思ったら私の右手がレーナちゃんの服を掴んでいた。無意識にやってしまったことで何と言えばいいのかわからなくて戸惑っているとレーナちゃんが少し神妙そうな顔でどうしたのかを聞かれた。
……昨夜のこともあるからもしかしたら私の願いも叶えてくれるかもしれないそう思いレーナちゃんと別れたくないと答えると不思議そうな顔をしながら「またすぐに会えるでしょ?」と言われた。
確かにそうかもしれないけど……。と思いながらもレーナちゃんと一緒に居たいことを伝えた。流石にずっとは無理だということは分かったから少しでも……。と思ってそのことを伝えると少し悩んでいたけどご飯を食べたあとならと言ってくれた。そのことが嬉しくて喜んでいるとレーナちゃんが私の左手を掴んだ。急のことで少し驚いたけど手を繋いでくれたことが嬉しくしっかりと握り返すとレーナちゃんが微笑んでいた。それからレーナちゃんに連れられるようにして食堂へと向かって歩き出した。
食堂に着くとレーナちゃんは空いている席に座ったので私もその隣に座る。すると昨日受付にいた人が私達の元に来てごはんを運んで来てくれた。その時に軽く自己紹介をしてくれてその女の人がラナさんということが分かった。それから「元気になって良かったわ」と言って仕事があるからと言って戻っていった。心配をしてくれたことは嬉しかったけど多くの人がいる中で私のことを覚えていたことに驚いた。高そうな宿屋さんだけあって気配りが凄い。オノマが泊まっていた宿何て……。と比べるのもおかしいと思い、目の前にあるおいしそうな料理を食べ始めた。昨日の夕食を食べたときも思ったけどここの料理はとにかくおいしかった。食べていたらいつの間にか食べ終わってしまって少し残念に思っているとレーナちゃんが「一旦部屋に戻ろうか?」と言ったのでラナさんにおいしかったと言ってから部屋へと戻った。




