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6.過去6



 それから私が6歳になってしばらく経ったときにオノマ達が院長先生にこんなことを言い出した。


「俺達、冒険者になるから武器が欲しい」

「武器ください」

「私達働いたらお金も入れるからちょうだい?」


 と言っていた。冒険者になるは、本当だとしてもお金を入れるは、嘘だと思った。そもそもお金を出してまで彼らに武器を買う必要は、あるのかな?とそんなことを思っていた。


「……わかった武器は、与えよう」

「「よし!」」

「やったわね!」


 とオノマ達は喜んでいた。私は、どうして彼らにそんなことをするの?と思って院長先生の方を見るとまだ話終わっていないようでその先のことを話しだした。


「しかし、武器としては、使えるものを渡すが弱い魔物しか狩れない。強い魔物を倒すのならば自分で稼いで武器を買い直す。それができるか?」

「も、もちろよ!」

「わかった」


 そして返事をしなかった子は、頷いていた。




 それからオノマ達は、院長先生と少し話してどこかに行ってしまった。私は、院長先生にどうして彼等に武器を買うことを決めたの?と聞いたら「彼等がここにいる時間が短ければ他の子も少しは、安心して過ごせるようになる。私が孤児院にいる時間は、あまり多くないから彼等の暴走求められないことも多いから少しでも」と言った。院長先生は、どこかに働きに行ったりしていないことも多いけど孤児院内のことは、把握をして気にしていたらしい。


 お金がないから働いているという事は、知っていたけど私たちのことを気にしていたことがわかり少し嬉しかった。でも、彼等に武器を買って大丈夫なのかな?そんなことを思っていると院長先生が「少しの間ご飯が少なくなるかもしれないが我慢して欲しい」といった。それくらいで何とかなるという事を知って私は、少しだけ安心した。しばらくご飯が食べられないかも。と思っていたからそれくらいなら我慢できそうだと思った。




 その2日後、院長先生は、彼等に武器が渡さしていた。それから少し話したと思ったらすぐに孤児院を出て行った。


「しばらくの間みんなは、早めに寝なさい」


 と院長先生は、そんなことをみんなに言っていた。


「どうして?」

「彼等は、冒険者になる。けど最初からうまくいくわけがない。だからしばらくの間荒れるかもしれないから早めに寝ておきなさい。私も、彼等が帰って寝るぐらいまでは、居るようにするから。それと朝は、私が起こしに行くまで部屋から出ないように。わかった?」

「「「「「「はい」」」」」」




 その日の夜。帰って来た彼らは、院長先生が言った通り荒れていた。何かが壊れる音がする中私たちは、毛布に包まっていた。それからしばらくすると物音がしなくなって私たちは、ようやく眠りに就いた。


 翌朝、院長先生が起こしに来るまで待って私たちの一日が始まった。


 そんな生活を一月ほど経った頃ようやく彼等も慣れて来たらしく朝は、普段通りの生活に戻っている。まぁ、夜は、たまに荒れているから早く寝ることは、今も続いているけど少し早く寝るぐらいなので案外変わらない生活に戻りつつあった。



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