56.オノマ31
レーナちゃんは私達を見ると「また喚き出すと思ったからつい力が……」と言った。メンデスなら喚きそうだけど……。とそんなことを思ったら「そんなことより」と言ってオークのことを話しだした。
え? 今ので話が終わりなの? と思ったらゼロスさんもその話に参加していた。
そんな簡単に流しちゃっていいの? と思いながらレーナちゃんの話を聞いているとがオークを斃した話をしていた。でも、レーナちゃんが私達と言ったのでレーナちゃん1人で斃したと伝えた。するとレーナちゃんが私も攻撃をしていたとか言って少し言い合いをしていたがゼロスさんに止められた。
オークを斃したことは理解してくれたみたいだけどどう理解したのかな……。と少し気になりながらこれからのことを聞かれるとレーナちゃんは街に戻ると言った。
確かにそうかもしれないけどメンデスのことはどうするの? と聞いたら私達じゃあ運べないからと言ってゼロスさんに丸投げをした。それいいの? と思ったらゼロスさんは構わないと言った。そのことにいいのかな? と思いながらお礼を言ったらレーナちゃんが木と布の切れ端を使ってメンデスの折れた足に巻き付けていた。多分だけど足を固定しただけなのかな?
そしてレーナちゃんがゼロスさんと少し会話をしたかと思ったらゼロスさんがメンデスを背負ってから「一緒に移動をするか?」と聞かれたがレーナちゃんはそれを断ってメンデスのことをお願いするとゼロスさんは急ぎ足でその場を去って行った。
「私達もそろそろ行こうか?」
「うん」
と頷いて私達も街に向かって歩き始めた。
そして帰りの道中でメンデスにやっていた行為のことを聞いたら治療を早めるためにやったことだと言った。ほ、本当なのかな? その時の光景を思い出して顔が引きつっているのを感じた。するとレーナちゃんがあの治療にどんな効果があるのかを教えてくれた。折れていた足は速く歩けるように元に戻したこと、切られた腕はそこから病気にならないように焼き固めたということを。それを聞いてそう言うものなのかな? とちょっと分からなかったけど傷口は綺麗に洗うように院長先生に言われたから焼いたのもその関係なのかな? と思った。でも、最後のメンデスの意識を奪ったあの行為だけは何も言わなかった。つまりそういうことなの……。
とりあえず最後の違いはちゃんと考えていたんだ。そう思ったらレーナちゃんが「ユアのお願いは、ちゃんと叶えたよ。ついでにユアをいじめていた復讐も入っていたけど」と言った。もしかしてさっき思ったこと口に出していたの!? と思いながら私のことを考えてくれたことが嬉しくてお礼を言った。でも、少し恥ずかしてレーナちゃんの顔を見ることはできなかったけど……。
それから道中魔物に気をつけながら話をしていると夕方頃には街に着いた。




