49.オノマ24
オークとの戦いが終わった。それが分かった瞬間私はレーナちゃんの元へと走っていた。そしてレーナちゃんが私の方を振り向いたときレーナちゃんの胸元へ飛びついた。少し勢いがあり過ぎてレーナちゃんを倒しちゃったけどレーナちゃんが無事だったことで安心したのか涙が止まらなかった。レーナちゃんは何か話しかけて来たけど泣いていたため何を言っているのかは分からなかった。けどレーナちゃんは私の背中をそっと撫でてくれた。
それから大分落ち着いてからレーナちゃんと話したけどオークを上手く引き付けられなくて私のことを危険に晒したことを謝ってきた。そんなことを謝らなくてもいいのに……。とそんなことを思いながら私が私がオノマ達の事を知りたがったからこんなことになったと思ったから私はレーナちゃんに謝った。
そんな会話をしていたらレーナちゃんは私の怪我の具合を心配して起き上がると私をレーナちゃんの膝の上に乗せて怪我がないか調べられた。そのことを恥ずかしく思っていると私の左掌から血が出ていたようで治療をしてくれた。いつの間に左掌を切ったのかを考えていたけど武器が破壊された時に破片でも掌に当たったのかもしれない。とそんなことを考えてると治療が終わったみたい。治療をしてくれたことにお礼を言ってからレーナちゃんは怪我していないのか聞いてみると。足が少し心配かも? と言いながら私を立ち上がらせてから立とうとしたときに少し表情が引き攣ったように見えたがそのまま立ち上がった。
すると凄く汗を掻いていたからそのことを教えたら「オークと戦ったからかな?」と言って近くの木の根元まで歩いて腰を掛けた。
(……いつもよりゆっくりと歩いているような?)
そんなことを思いながらレーナちゃんを見ていたらおもむろにブーツを脱ぎだした。そこから出てきた足は真っ赤に染まっていた。
レーナちゃんはそのことに驚いていたけど私はどうしよう! と思っておろおろしているとレーナちゃんに大丈夫だから落ち着くように言われた。本人が冷静なのに私が慌てていたらいけないそう思って何とか落ち着いた。それからレーナちゃんの左足を見た。靴下の膝上辺りに赤い斑点がいくつもあり膝下辺りからはほぼ真っ赤でつま先からは今も血が滴っていた。私が落ち着きが無かったからレーナちゃんが自分の治療を後回しにして私を落ち着かせていた。それが無かったらもっと早く治療ができていたかもしれない……。そんな罪悪感にとらわれていた。
レーナちゃんは私が落ち着いたのを確認してからゆっくりと靴下を脱ぎだした。靴下は全体的に真っ赤に染まっていたけど出血箇所は足首辺りだけだった。でも、その足首がとても酷いことになっていた。
明らかに骨が折れていて白い物が足首辺りから飛び出していた。そしてその周囲は5センチぐらいは腫れていた。道理でブーツを脱ぐとき少し痛そうにしながらゆっくりと脱いでいたの……。と思った。するとレーナちゃんは水で綺麗に洗ってから治癒魔法をかけて足が元通りになった。明らかに修復速度が早くなっている……。とそんなことを思いながらその様子をみていた。




