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4.過去4



 その日院長先生は、帰って来ることはなかった。


 そして翌日になり朝からずっとレインの事が気になってそわそわしていたが院長先生が帰って来たのは夕方頃だった。戻って来た院長先生にレインの事を聞くととりあえずは、大丈夫だと聞いて少し安心した。しかし、このままの状況が続くとさらに悪化するかもしれないと聞いて血の気が引いていく。すると余程顔色が悪かったのか院長先生に心配されたが大丈夫と言ってレインが良くなる方法は、無いのか?と聞くと一つだけある。と言ってどういう方法なのか教えてくれた。


 その方法は、院長先生の知り合いに預けるという事だった。どうしてそれが治る事に繋がるかわからくて詳しく聞いてみると離れた街に住んでいる知り合いが今この街に来ているらしくてその人になら治せなくもないけど長い時間掛かるかもしれないという話だった。レインがそれで治るのならそれでいいから治って欲しいと伝えると彼女と会えなくなるかもしれないよ?と言われたがレインには、生きて欲しいと思ったからそれで治る可能性があるならそれでもいいと言った。


 それからレインは、院長先生の知り合いに預けられる話になってその2日後にこの街を去ることになった。その前日レインに会う事は、できたのだが彼女は、眠っていた。あの日からまだ目を覚ましていないそうだ。彼女に触れると温もりを感じることができた。この前触ったときは、冷たかったから一応、無事なのだと思い少しだけ安心した。いつ彼女が目を覚ますことになるのかわからないけど院長先生が言っていたことを信じて無事な姿が見られたらいいなぁ。とそんなことを思いながら日が暮れてきたのでその場を後にした。そうしてユアは、レインと別れることになった。


 それから1月ほど経った頃レインが元気になったという話を聞いた。それを聞いて安心したが彼女がいる所は、ここから遠いらしくて会うことができない。しかし、生きているのなら必ず会えると思っていた。


 そんな嬉しい事を聞いて少し浮かれていたら、また、年上の子達がまた私に絡むようになった。その時に知ったことだが年上の子達を率いている子の名前は、オノマという男の子らしい。それなりに孤児院で過ごしているのに今頃?と思われるかもしれないが自己紹介とかもなくレインからあの子達の名前を聞いただけだからどの子が誰なのかわからなかった。それがこの前絡まれた時に名前を呼び合っていて初めてどの子が誰なんかと言ことを知った。そもそも孤児院にいないことが多いから会話をしている所とか見たことも無いし普段何をしているのかも知らない…。


 そんな彼らに絡まれる度に、彼らに絡まれなければがレインは、あんなことにならずに、元気だったのにと思っても怒る勇気は、今の私には、無かった。3人でまたあのように暴力を振るわれるならあの子達がいなくなるまでできるだけ刺激しないでいようと思ったから怒りが込み上げて来ても我慢をしながら生活をしていた。



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