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39.オノマ14



 私は夢を見ていた。と言ってもほぼほぼ現実に近い夢だけど……。


 火傷の痕を気持ち悪がる孤児院の子達それに絶望する私。実際にあったことだけど悲壮感はそこまでない。全くないとは言えないけど一番関わり合いがあったルミアにまで拒絶されたことは特に悲しかった。でも、そうそうそんな怪我をすることが無い彼等には気持ち悪がられても仕方ないとも思う……。


 そんな失意のなか、パーティメンバーによって囮に使われる。


 何だか寒いなぁ。そんなことを思いながら身じろぎをする。


 それからレーナちゃんに助けられ治療してもらい生きながらえた。起きてからも食事と折れた腕を治してくれた。その際、私の火傷の痕を見られたときの絶望感は凄かった。でも、今まで通りに接してもらえたことが嬉しかった。それはもう泣きそうなほどに……。そんな私を優しく抱擁してくれるレーナちゃん。その胸元で泣いている私……。


 そんな夢から目覚めた私は重い瞼を擦りながら起きようとしたときお尻辺りが濡れていることに気が付いた。恐る恐る振り返りながらレーナちゃんに謝って片付けるために立ち上がろうとしたらレーナちゃんに「動かないで!」と止められた。レーナちゃんは毛布類を取られるとそこに現れたのはお尻辺りに出来た水溜りだった。11歳にもなってお漏らしなんて……。と恥ずかしく思っているとレーナちゃんから指示が出されたので言われた通り脱ぐと退いて、濡れているものを脱ぐように言われたので立ち上がり、びしょびしょになったローブやズボンなどを脱いで待とうとしたタイミングでレーナちゃんが鍋とコップを取り出して水を入れた。そしてタオルと着替えを渡された。水で洗い流してタオルで拭いた。それから服を着ようとしたとき、自分が着ていた服が直されていることに気がついた。いつの間に……。と思ったけどそれらを着た。下着が無いのは仕方ないかもしれない。とりあえず靴下もブーツも履き終えていたので何か手伝わないと! と思っていたけど……やることが無い。レーナちゃんも私の様子に気が付いたみたいだけどもう終わるからと言われて待っていた。


 レーナちゃん怒っている、よね? そんなことを思いながらレーナちゃんが終わるのを待っていた。


 それからやって来たレーナちゃんは私をみた。


「……そう言えば、下着を渡していなかったけど私の使っているものでもいい?」


 と聞かれた。本当に借りてもいいのかな? と思ったけど私が気にしないなら構わないと言ったのでありがたく借りて木陰に隠れながら穿いた。私がお漏らししたことでこんなことになっちゃたけどどうしてここまで親切にしてくれるのか少しだけ不思議に思ったけどやっぱり怒られるよね……。と思いながらレーナちゃんの元へと戻った。


 レーナちゃんの元に戻るといろいろしてくれたことに対してお礼を言った。その返答は普段と変わりないような感じだが何かしないと! と考えていてレーナちゃんのブーツが汚れたままだから洗おうか聞いたけど目の前でささったと洗われた。するとレーナちゃんは辺りを見渡してから移動を始めたのでついて行くとウルフと思われる毛皮を地面に敷いて座った。するとレーナちゃんがその隣に座るようにポンポンと叩いたのでおそるおそる隣に座った。するとレーナちゃんが「さっきから落ち着きがないけどどうしたの?」と聞かれたので怒られると思って身構えていたことを伝えると怒ると思ったの? と聞かれて頷くと少し怒ったように「私そんなふうに見られているの?」と言われて、慌てて孤児院での話をした。


 するとレーナちゃんがユアだけが悪いわけじゃないと言って謝られた。どうしてレーナちゃんが謝るの!? と困惑していると私を薄着のままにしたからと言われた。それに何の関係が……。と思ったら寒かったでしょ? と言われて頷いた。


「だから朝の件は気にしてないから。今回の件は、お互い様ってことにしない?」


 とレーナちゃんから提案をされた。本当にいいのかな……? と確認するとレーナちゃんが頷いた。そのことで安心して涙が溢れて来た。私は、レーナちゃんにお礼を言おうとしたけど不安から解放されたせいで何を言ったのか覚えていないけどレーナちゃんに抱きついて泣いていたことだけは分かった。



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